1次試験 経営情報システムと対峙する by イッズ

一次:経営情報システム

皆さんこんにちは!タキプロ16期の   イッズ と申します。  

■はじめに

まずは私の自己紹介をさせていただきます!

名前:イッズ
年齢:30代前半
職種:スタートアップの営業職→資格取得を契機に経営企画職に
受験歴:1次試験 1回、2次試験 2回
勉強時間:1次試験 400時間、2次試験 300時間
勉強方法:1次試験 スタディング /2次試験 独学
得意科目:企業経営理論
苦手科目:財務・会計、経営法務

受験のきっかけ:今後ビジネスマンとして必要な知識を体系的に学べることに魅力を感じた、変化が激しい時代にスキルを証明する資格が欲しかった

中小企業診断士試験に挑む受験生は多くの方が仕事をされながら自分の自由時間を削って勉強時間を捻出していると思います。
なかなか出口が見えない中で、どうしても時間を捻出することが難しいタイミングや挫けそうになることがあるかもしれませんが、勉強を続けていけば必ず成果が現れます。
どうか目標に向かって勉強している自分を誇らしく思ってください。

過去の自分と比べて成長している自分を見つけて、過程も楽しむことを意識しながら勉強を続けていきましょう。

今回は中小企業診断士1次試験 経営情報システムの中でも、私が最後までなかなか覚えられなかったインターフェースとプログラム言語にフォーカスしたいと思います。

■インターフェースの全体像:データの通り道を理解する

インターフェースとは、コンピュータと周辺機器の間でデータをやり取りするための接続規格です。
例えば、HDD(ハードディスク)、キーボード、プリンタ、マウスなど、あらゆる機器は何らかの「インターフェース」を通じてPCと通信しています。
データの転送方法により、パラレル方式シリアル方式の2種類に大別されます。

①パラレル方式
複数ビットを同時に送る方式。
かつては高速でしたが、ケーブルが太く、距離が長いと信号がずれてしまう(同期が取りづらい)という欠点がありました。

規格主な用途特徴
ATA(IDE)/EIDEHDD内部接続40ピンの太いケーブル。PC黎明期の主流。
SCSI(スカジー)HDD、スキャナ高速だが高価。サーバー用途で利用。

太いケーブル=パラレル として覚えましょう。

②シリアル方式
データを1ビットずつ順番に送る方式。
信号が安定し、ケーブルを細く・長くできるため、現在はこちらが主流です。

規格主な用途備考
SATA(Serial ATA)内蔵HDDパラレルATAの後継。現在の主流。
eSATA外付けHDDSATAの外付け版。
USB(Universal Serial Bus)汎用(外付けHDD・マウスなど)現在の定番規格。3.0以降で高速化。
IEEE1394(FireWire)外付けHDD、映像機器Apple製品で普及。
Thunderbolt高速汎用接続DisplayPort互換。最新Macで主流。

USBやIEEE1394も「シリアル通信」です。

■過去問引用1:令和元年度 第13問

ハードディスク装置とコンピュータを接続するインターフェースとして,現在最も一般的に利用されているものはどれか。

ア.IDE イ.SCSI ウ.SATA エ.IEEE1394

正解:ウ(SATA)

→ ポイント:IEEE1394もシリアルですが、外付け接続用で、内部接続用はSATAとなります。結構細かいところまで整理して覚えられていないと、ウとエの二択で迷います。

■過去問引用2:令和元年度 第10問

コンピュータの内部または周辺装置とのデータ転送方式に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア. パラレル転送方式は、複数ビットを同時に送信するため、ケーブルが長くなっても信号のずれが生じにくい。
イ. シリアル転送方式は、1ビットずつ順番に送信するため、ケーブルが長くなっても影響を受けにくい。
ウ. パラレル転送方式は、通信速度を上げるために信号線を1本にまとめて使用する。
エ. シリアル転送方式は、主にプリンタなどの旧式機器との接続に使われていた。

正解:イ

この問題では、「パラレル」と「シリアル」の構造的な違いを理解していれば迷いません。
ポイントは「同時に送る」か「順番に送る」か、そして「信号のズレに強いか」です。

■プログラム言語の変遷と体系をつかむ

プログラム言語は、人間の考えをコンピュータが理解できる形に翻訳する“道具”です。
試験では、「どんな世代の言語で」「どんな特徴をもつか」を問われますので、整理して覚えておく必要があります。

①言語の世代区分

世代主な言語特徴
第1世代機械語0と1の羅列。人間には読めない。
第2世代アセンブラ命令語(MOV, ADDなど)を使用。機械語に近い。
第3世代C, Java, COBOL, Fortran, C++, Pythonなど高水準言語。現在の主流。
第4世代SQLなど目的を指定すると処理を自動化。生産性重視。
第5世代AI言語(Prologなど)論理推論型。人工知能分野で利用。

試験では各世代の特徴を問う問題が頻出しています。

②プログラム言語の分類(手続き型/オブジェクト指向)

分類主な言語概要
手続き型C, COBOL, Fortran手順(どう処理するか)を重視。
オブジェクト指向型Java, C++, Python「モノ(オブジェクト)」に注目。再利用性が高い。

オブジェクト指向は、設計・保守のしやすさから主流に。JavaやPythonなど、なんとなく聞き馴染みがあるのではないでしょうか。

■過去問引用3:令和3年度 第14問

オブジェクト指向言語の説明として,最も適切なものはどれか。

ア.処理の流れを記述する手続きの集合体である。
イ.オブジェクトと呼ばれるデータと手続を一体化して扱う。
ウ.変数に格納された数値を命令語で直接操作する。
エ.プログラムの目的だけを記述し,処理手順は指定しない。

正解:イ

→ 「データ+手続=オブジェクト」と覚えましょう。

■おわりに

経営情報システムは、文系受験生が「苦手意識を持ちやすい」科目です。一方で、背景を整理して理解すれば、得点源に変わる分野でもあります。

今回紹介した「パラレル→シリアル」「手続き型→オブジェクト指向」という“時代の流れ”で覚える方法は、
他の情報技術論点(通信・ネットワークなど)にも応用できます。

勉強しながら成長を実感し、その過程を楽しみながら知識を定着させていきましょう!その先にはきっと結果がついてくるはずです!

次回は、MaCs さんの登場です。 お楽しみに! 

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