もしも情報処理試験爆盛りの現役DX担当が経営情報システムを受けたら by カニ

タキプロ16期の カニ と申します。 🦀….
今回は 中小企業診断士試験 1次試験の「経営情報システム」について書いてみようと思います。
先に正直に言ってしまうと、今回の記事は、若干「私スゴイ!成分」が含まれていますが、
決してマウントではなく、あくまで特殊ケースとして読んでいただけると助かります。🦀
実は、この科目について私は一切勉強していません。
なので「この参考書が良いですよ!」「こうやって対策してください!」といった学習ノウハウはお伝えできません。
申し訳ありません。
ただし、その代わりと言ってはなんですが、今回はニッチで特殊な条件下での受験結果を共有してみようと思います。
こんなバックグラウンドの人が受けたらこんな感じなんだな、という読み物として見ていただければと思います。
私は、IPAの情報処理技術者試験をかなりの数、所持しています。
さらに、現在も企業内のDX推進やシステム企画・運用にどっぷり浸かっている現役のIT実務者でもあります。
そんな私が、完全に無勉強のまま経営情報システムを解くとどうなるのか? というお話になります。
経営情報システムの科目に苦しめられている方も、たくさんいることも承知していますし、
実際に非常に難しい科目だとも思います。
それを、多くの方がコツコツ積み上げて得点されていることを尊敬しています。
今回の内容は「たまたまこういう属性の人間もいる」というだけの話であり、
一つの比較材料として受け取っていただければ幸いです。
(私は逆に、経営情報システム以外はまったくバックグラウンドがなく、他科目で苦労しました…)
目次
■ 私のバックグラウンド(情報処理試験ガチ勢)
さて、いきなりですが自分語りです 🦀….
私は企業内でDX推進やシステム企画・運用を担当している現役のIT実務者であり、
さらに IPAの情報処理技術者試験を多数保有 しています。
情報処理技術者試験には、以下の試験区分があります。

その中で、私が取得しているのは以下の区分です。
・ITストラテジスト試験
・プロジェクトマネージャ試験
・ネットワークスペシャリスト試験
・データベーススペシャリスト試験
・ITサービスマネージャ試験
・システム監査技術者試験
・セキュリティスペシャリスト試験(現:情報処理安全確保支援士)
・応用情報技術者試験
・基本情報技術者試験
要するに IT系の筆記試験的な論点を多方向から叩き込まれている状態です。
(試験に受かる=IT技術者として優秀、とは限りませんが…🦀)
■ 経営情報システムは未知の問題が多い…?
SNSなどを見ていると、
「経営情報システムは未知の問題が出るから対策できない!」
「折角勉強したのに、見たことない言葉が出てくる!」
といった声が多く聞こえてきます。
その気持ちは本当によく分かりますし、私でも本気で分からない問題は普通に出てきます。
ただ、私の場合は情報処理技術者試験を受け続けていたこともあり、
「あ、これどこかで見た論点だ」
「ネットワークスペシャリストの問題の変化形やな」
「これはDBスペシャリストの知識やね~」
と “既視感” が湧く場面が多く、全く知らない問題はそれほど多くありませんでした。
それでも、90点台は本当に厳しい と感じました。
「ここまで必要なのか?」と思うほど、この科目は難しいです。
■ 過去問を解いてみた結果
実際に過去問を解いた結果は以下の通りです。
20分程度とあまり時間をかけず、かなりラフに解いています。
(マークシートを塗るならもう少しかかります)
わかる問題は一瞬で解けて楽勝、わからない問題はさっぱりわからないのでどうしようもない、という感じです。
R4 … 92点
R3 … 84点
R2 … 88点
R1 … 84点
H30 … 84点
■ 他科目の失敗を20点くらい吸収できる安心感
診断士試験はトータル60%で合格というルールがあります。
私はこのルールに非常に救われました。
このルールの中で、1科目を無勉強で得点源にできるというのは相当大きいです。
・そもそも1科目分の勉強時間を削減できる
・試験当日、他科目で大失敗しても、経営情報システムで20点くらいカバーできる
・メンタルの余裕ができる
実際、暗闇の中走るこの試験で、安心できる柱が1つあるだけでかなり助けられました。
■ 結論:情報処理試験ガチ勢なら、経営情報システムは80点台はとれる
ただし補足すると、
・基本情報や応用情報レベルでは、まだ得点源にはしにくい
・ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストなど、各領域を広く深く経験して初めて問題に既視感がでる
・それでも90点台はかなり厳しい…
・経営情報システムは、情報処理技術者から見ても、ここまで不要なのでは…と思う程かなり難しい科目だと思います。
むしろ、この科目を取れる人は、情報処理技術者試験でもかなり戦えるという感覚です。
是非、余裕ができたら情報処理技術者試験も受けてみてくださいね。
■ IT×診断士
中小企業診断士に加え、情報処理技術者試験にも挑戦することで、あらゆる人と話がしやすくなります。
どちらかだけでは、届かない領域に届くようになります。
だから私は、「ITの人にこそ診断士を」、「診断士の人にこそIT」をと伝えたいです。
今回の記事が、少しでもそのきっかけになれば嬉しいです。
■おわりに
次回は、リブラ さんの登場です。
お楽しみに!
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