短期戦・長期戦 それぞれの戦い方 Byマサシ

こんにちは。タキプロ16期の マサシ です。
「中小企業経営・政策」の私自身の受験歴については、受験初年度と3年目の2回あります。
2回目は、2次試験を2度落ちた後の1次試験7科目再チャレンジです。
中小企業経営・政策の試験は、他の科目と異なり、知識習得の要素が大きいと思っています。私の本番での点数は、初年度62点、3年目67点と安定はしていましたが、その取り組みは、全く異なるアプローチでしたので、順に紹介したいと思います。
■1年目の取り組み方
会社からの金銭補助が受けられる、という理由でTBC通信教育を前年の後半から受講。のんびりとしたペースで、インプット中心に進捗し、追加で過去問を少々。
受験年6月にはTACとLECの模試を受験。結果は52~53点で力不足を露呈。ひたすら覚える科目に対して、一体どこまで覚えたらよいのだろうか、、、と途方に暮れる状態でした。
そこから、試行錯誤しながらも、最終的に、資格学校が本試験に向けて過去の分析も踏まえて出題したであろう模試の問題に、もう一度向き合い、特に重要度の高い問題に絞って、徹底的に理解を深化させていきました。
この時点では、本試験まで残り時間も少ないことから、高難易度の設問や過去数年間、出題されていない領域は完全に切り捨てることにしました。
そして、一度解いた問題は覚える。
重要だけど、理解が進まない問題は、設問と正解の回答選択肢を丸暗記。
数日後に同じ問題を解けば、よく理解できていなくても概ね解けますから、それで良しとします。
忘却曲線を念頭に、超割り切りです。
結局、模試以降の直前2か月間で使用した教材は、模試の問題と過去問5年分のみです。繰り返し説くことで、70点以上で安定化。特に、政策の部分は、頻出論点が複数ありますので、点数の安定化には、重要なポイントだと思います。
時事問題や白書の片隅に載っているようなデータの設問は、全く予想できませんので、取れたらラッキー、でいいのではないかと、私は思っています。日常生活で触れる情報はインプットしつつも、試験のためにわざわざ時間を割く必要はないかな、といった感じです。
過去問においても、理解に時間を要するようであれば、捨ててしまいました。現代なら、まずは生成AIに尋ねてみる、といった手法が使えますが、当時は、まだ普及していない時代でしたので、時事問題に時間を使うくらいなら、頻出問題の政策領域に時間を割いた方が効率的との判断です。
直前で、かなり割り切った取り組みにしましたが、本試験は62点獲得。この年は、科目合格率が7%程の最高難度科目だった事を加味すれば、かなり好結果だったと思います。
中小企業診断士の1次試験日まで、残り1か月を切りましたが、直前の取り組み方として参考になれば幸いです。
■3年目(2回目)の取り組み方
2次試験に2度落ち、保険受験もしていなかったため、3年目は再び7科目受験からの再スタート。
もはや時間との戦いです。
そこで、私の戦略としては、年間学習計画作成のために、まずは現状のレベルの把握。
不合格となった直後から、まずはその年度の本試験問題にチャレンジするも、結果は33点。
7科目の中でも最低レベルでした。
そこで、本格的な対策が必要、かつ、ある程度最新の情報も収集したいとの認識から、勉強方法・内容を考える時間をお金で買う選択として、TACで単科受講することにしました(1次試験科目は、他に苦手の経営法務も単科受講しています)。
理由は、資格学校を通じて、論点を絞って短時間で効率的に学ぶことを意図した為です。
インプットは、受講とその復習をさらっと。アウトプットは、講義の教材と過去問と模試。
それらの設問で出てきた領域だけを、繰り返し繰り返し徹底的に理解を深める戦略です。
1年目の実績がありますので、その点は自信を持って進めることができました。
この年の模試は、TACとスタディーで受験し、いづれも70前後で安定。結果、本番でも67点と安定した得点を獲得することができました。
■まとめ
「中小企業経営・政策」は、割り切りが非常に重要な科目だと思っています。
頻出のテーマと大きな変更があった政策、注目度の高いテーマなど、重要性が高いテーマに絞り、それ以外のテーマは、模試と過去問に出てきた領域に絞って復習することが効率的だと思います。
その中で、どこが重要なテーマなのかを識別する手法として、資格学校を活用することは、自身で調べて識別することに比べて、その時間を買う価値は、あるかもしれません。
特に初日の4科目と比べると、変化が大きい分野ですので、その点の探索を学校に頼ることはできます。
苦手意識がある方にとっては、有効な選択肢になるかと思います。
また、2次試験に幅広く連動する領域もありますので、意識して理解を深めていくことも有効だと思います。
例えば、2次試験の事例1なら、後継者問題(前回のブログでも触れています。詳しくはコチラ)、人事、組織上の課題、事例2なら地域資源の活用や地域活性化に関わること、事例3なら下請脱却や生産性向上、新規開拓などなど。
経営課題として注目度の高いテーマは、データとして、政策として表面化されますが、それは、同時に、2次試験においても出題される可能性があるテーマと言えると思います。
そのため、それらに関連した統計データや政策については、2次試験の設問や与件に対する理解力UPにもつながりますので、その点も抑えておくことが有効だと思います。
■おわりに
次回は、マッツさんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓みなさんの合格をお祈りしています! バナーをクリックしていただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪



