【2次試験】正解のない試験の正体とは?「自分だけの勝ちパターン」を見つけるPDCA術 by 湯豆腐

タキプロ17期の 湯豆腐 と申します。
いざ2次試験の学習を始めると、1次試験とのあまりの違いに戸惑う方も多いのではないでしょうか。私自身、3人の幼い子供たちの育児に追われながらの受験だったため、とにかく机に向かえる時間が限られていました。そんな状況下でもストレート合格を掴むために、私が2次試験の「4事例共通」で強く意識していた学習のコアについてお話しします。
合格の秘訣セミナー開催!
★参加応募受付中★
詳しくは下記バナーをクリック!!
目次
■1次試験の勉強で手一杯の今、2次試験はどうすべき?
今の時期、まだ1次試験の勉強が終わっていない方が大多数だと思います。「『1次試験の勉強もする』『2次試験の対策もする』。両方やらなくっちゃあならないってのが受験生のつらいところだな……」というのが本音ではないでしょうか。
結論から言うと、もし余裕があれば、1次試験の学習と並行して2次試験(特に計算問題がメインとなる事例Ⅳ)の対策も進めておくことをおすすめします。1次試験の合格後、他の受験生にグッと差をつけることができるという大きなメリットがあるからです。
……と、いかにも合格者らしく語ってみましたが、白状すると、私自身は1次試験の勉強でいっぱいいっぱいで、並行学習なんて全くできていませんでした(笑)。
ではなぜこんなことを書いたかというと、いざ1次試験が終わって2次試験の勉強を始めたとき、「やることが多すぎる!思ったより全然時間がない!」と痛感し、「少しでも1次試験と並行してやっておけばよかった…」と激しく後悔した実体験があるからです。
当然のことですが、1次試験に合格しなければ2次試験の舞台には立てません。まずは1次試験の突破が最優先です。ただ、私のこのリアルな「後悔」を知っておいていただくだけでも、今後のスケジューリングの参考になるかと思いお伝えしました。2次試験の対策については、「もし余力があれば」という前提で、ご自身の現在の学習状況と相談しながら決めてみてくださいね。
では、いざ2次試験の学習を本格的に始めるとなった際、どんな意識を持てばいいのか。ここからは、本題である「2次試験の学習の進め方」についてお話しします。
■そもそも、2次試験って何のための試験?
1次試験を突破した時点で、中小企業診断士として必要な「知識」はすでに十分に習得しています。 では、その知識を持っていれば、明日からすぐに企業の現場に出向いて診断士として活動できるでしょうか?
多くの方が「いやいや、まずは少し練習させてほしい!」と思うはずです。 私は、2次試験とはまさにその「練習の場」だと思っています。さまざまな企業の事例をケーススタディとして診断することで、診断士としての実践力を養う。言うなれば、これは中小企業診断協会が用意してくれた「優しさ」なのかもしれません。
■模範解答がバラバラな中で信じるべきもの
2次試験の最大の壁は「公式の正解が発表されないこと」です。 各予備校や出版社から解答例が出されていますが、アプローチも内容も驚くほどバラバラですよね。でも、先ほど書いたように「実務の練習」が目的であるならば、診断士によって診断内容が十人十色になるのは当然で、そもそも「唯一の正解」など存在しないのだと思います。
そんな状況でどう勉強を進めるべきか。私が限られた時間の中で行き着いた結論は、「自分でPDCAを回しまくる」ことでした。
正解が分からない以上、最後に信じられるのは「自分自身の思考プロセス」です。しかし、「自分のやり方が絶対に正しい」と盲信してしまうのは非常に危険です。もしそのアプローチが根本的にズレていた場合、何年も合格にたどり着けない「多年度化の沼」に陥る可能性があるからです。
■2次試験学習における「自分流・PDCA」の回し方
では、実際に私がどのように事例問題を通してPDCAを回していたのか、具体的に整理してお伝えします。
【Plan(計画)】自分の解法プロセス(仮説)を立てる
まずは「こう解いてみよう」という作戦を立てます。私の場合、最初は予備校などでよく言われる「最初に設問文を読み、その後に与件文を一気に読み込む」というセオリーをPlanとしました。
【Do(実行)】最初から「時間を測って」作戦通りに解く
立てたPlan(解法プロセス)に従って、実際に過去問(事例)を解き、答案を作成します。ここで私が強く意識していたのは、学習の初期段階から必ず時間を測って解くことです。時間無制限であれば、解答のクオリティを上げるのは比較的簡単です。しかし本番は80分。重要なのは「決められた時間内で、いかにクオリティを積み上げられるか」です。常に本番と同じ制約の中で自分のプロセスを試しました。
【Check(評価)】解答例との「差分」を徹底分析する
自分の解答と予備校の解答例を比べます。ここで重要なのは、結果の丸暗記ではなく「なぜその解答(結論)に至らなかったのか」「なぜあのキーワードを与件文から拾えなかったのか」と、プロセスのズレを評価することです。 (私の場合は、ここで「与件文を読んでいる間に設問をすっかり忘れてしまい、要素抜けが多発する」という自分の弱点・課題を発見しました)
【Action(改善)】次に向けて解法プロセスを修正する
Checkで見つけた課題を克服するため、自分の解法をアップデートします。私は「与件文を一気に読む」のをやめ、「与件文を1段落読むごとに設問文に戻り、関連しそうな設問の横に段落番号をメモする」という泥臭い手順に変更しました。これが次の事例を解く際の新しい【Plan】に繋がります。
■自分に最適な方法は、自分で見つけるしかない
上のPDCAの流れは数行で簡単にまとめていますが、実際に私がこの「自分流の解法」に辿り着くまでには、決してスムーズにいったわけではありません。何度も失敗と修正を繰り返し、何事例も何事例も費やしました。2次試験の学習において本当に必要なのは、正解の見えない暗闇の荒野に、自ら進むべき道を切り開いていくことなのだと思います。そうして泥臭く試行錯誤した末に、やっとの思いで辿り着いたのがこのやり方でした。
その結果行き着いた「段落ごとに設問に戻る」という方法は、かなり行ったり来たりするので一見無駄の多いやり方だと思います。しかし、振り返ってみれば「遠回りこそが最短の道だった」ようで、私にはこの方法がバッチリ合っており、解答への要素の盛り込み忘れが格段に減りました。
もちろん、この方法は私だけのやり方であり、万人受けはしないでしょう。 大切なのは、「自分にとって最適な方法は、自分でPDCAを回して獲得するほかない」ということです。
幸いなことに、2次試験の過去問は山ほどあります。 受験生の皆様には、過去問を単なる「点数を測るテスト」ではなく、「自分に最適なメソッドを見つけるための練習台」という意識で臨んでいただきたいです。
■おわりに:2次試験は「プロへの準備期間」
晴れて診断士になった後も、実務で壁にぶつかったり失敗したりすることは必ずあります。その時に「自分のやり方は悪くない」という言い訳は通用しません。常に試行錯誤し、アプローチを変え、実務の中でもPDCAを回していくことになります。
2次試験の学習は、そんな「プロとしての姿勢」を身につけるための最初のステップです。自分なりの勝ちパターンを見つけるまで、諦めずにPDCAを回し続けてくださいね!応援しています。
次回は、リョウタロウ さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])



