苦手だった科目が、いつの間にか得点源に by ジューン

タキプロ16期の ジューン と申します。
苦手だった「財務・会計」、いつの間にか得意科目になっておりました。結果的には「財務・会計」が得点源となった私の勉強方法をお伝えいたします。
目次
■はじめに
中小企業診断士の勉強を始めた頃、私にはどうにも相性が悪いと感じていた科目がありました。
それが、「財務・会計」と「経済学・経済政策」です。
特に「財務・会計」には強い苦手意識があり、毎年苦戦を強いられました。
ですが、気がつけばこの科目は1次試験の得点源になり、さらには2次試験の事例Ⅳでも安定して高得点を取れるほどになっていました。
今回は、「財務・会計」をどのように克服していったのか、その勉強法と気づきをまとめてみます。
■苦戦の記録──何度挑んでも点が伸びなかった
私の1次試験における「財務・会計」の得点推移は以下の通りです:
- 1年目:48点
- 2年目:48点(変化なし)
- 3年目:40点(むしろ後退)
試験対策としては、1年目から過去問演習や答練には真面目に取り組んでいました。
しかし、点数は一向に伸びず、試験後には毎回「今年もダメか…」という思いを味わっていました。
参考書も解説も読んでいる。それなのに点が取れない。
その状況は、自分にとって大きなストレスであり、同時に課題でもありました。
■変化のきっかけ──「反復の質」を変える
3年目の不合格を経て、「勉強法そのものを見直す」ことにしました。
やったことはシンプルですが、実効性のある工夫ばかりでした。
◎ 特に意識した反復演習の工夫:
- 間違えた問題だけを数日後にもう一度解く
- 正解していた問題でも「根拠が曖昧」なものは再度解く
- 解説を読んで終わりにせず、解説や解答を書いて覚える
これらの取り組みにより、勉強の密度と精度は大きく変わった実感がありました。
■4年目、ようやく得点源に
そして迎えた4年目の1次試験。
- 財務・会計:76点(自己ベスト)
これまで「問題の意味がわからない」と感じていた論点が、
「どこに注目すべきか」「どう考えればいいか」が明確になってきました。
自分でも驚くほど冷静に問題を処理でき、本番でも手応えがありました。
これが“理解の積み重ね”の力かと、ようやく実感できた年でした。
■2次試験にもつながる──事例Ⅳを支えた基礎力
「財務・会計」の苦手意識を乗り越えたことで、私は2次試験の「事例Ⅳ」にも前向きに取り組めるようになっていました。
ここでも、1次で築いた考え方や勉強習慣が大きな力になりました。
- 1年目:64点
- 2年目:80点
ここでもやはり、鍵となったのは過去問の反復でした。
ただし、事例Ⅳでは計算力だけでなく、設問の意図を読み取る力や論理的に説明する力も求められます。
◎ 取り組んだ工夫:
- 過去問を年度ごとに時間を計って解く
- 間違えた問題を論点ごとに整理して再演習
- 「なぜその答えになるのか」を、簡潔に文章で表現する練習を繰り返す
この「論述の練習」が、考えを整理する力や、根拠を持った判断力を鍛えてくれました。
事例Ⅳへの抵抗感はいつの間にか消え、自信を持って解答できるようになっていました。
■おわりに
「財務・会計」を得点源にできた最大の要因は、「間違いを放置せず、反復を続けたこと」に尽きます。
特別な教材や裏技は必要ありません。
過去問・答練の中にある「自分だけの弱点」を見つけて、向き合い、潰していくこと。
それが、苦手を乗り越える最短の道だと私は感じています。
次回は、えいりん さんの登場です。
お楽しみに!
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