金融機関勤めの運営管理攻略方法 byしろ

タキプロ16期の   しろ と申します。  
1次試験まで残り2週間を切りましたね。

1次試験を受けられる方は追い込みの期間であり、残り期間が短くなっていく焦りと勉強疲れがピークになっていく時期だと思いますが、これまでやってきた努力は裏切らないので自分を信じて最後まで諦めずに頑張ってください!

■はじめに

▽自己紹介
年齢/性別/家族:30代/男性/妻と娘
職種:金融
受験歴:1次1回・2次1回
勉強時間:1次約500~700時間・2次約200時間
勉強方法:1次TAC講座+TACの参考書+TACの模試・2次TACの参考書+ふぞろい+TACの模試

今年受験される皆さまの中にも、金融機関に勤務されている方は多くいらっしゃるのではないかと思います。

金融機関に勤める私からすると、運営管理はあまり業務で馴染みがないものの、法人のお客さまと会話をし、お客さまについて深く知るためには知識として知っておいた方が良さそうなことが多くあったため、勉強自体には興味や好奇心を持って臨むことができました。

ただ、実際の業務に触れているわけではないので、あまり得意な科目ではなく、1次試験の本番では57点と、唯一合格点に達することができなかった科目となりました。

合格点には達していないものの、確実に足切りを回避し、できるだけ合格に近づけるための勉強方法や割り切りについて記載したいと思いますので、特に金融機関勤務の方の自信につなげていただけますと幸いです。

■完璧を目指さない

金融機関勤務の方で運営管理について「最初から知っていることが多い」とか「いつもの業務の中で馴染みがある」という方はほとんどいないのではないでしょうか。

私もお客さまの決算書を見て、商品の在庫や機械の償却などを確認することはありますが、実際にその機械がどのようなレイアウトで配置され、どのように使われるのが効率的なのか、ということまで考えたことがありません。

運営管理を勉強して、何となく全体感をイメージすることはすることはできても、自信を持って回答できる問題というのはそこまで多くないという科目でした。

私自身としても、馴染みのある財務・会計や計算の多い経済学等の科目で確実に点数を稼ぎ、合格点を出すことができなかったとしても、確実に足切りを回避し50点以上を狙おうという方針で取り組むことで、運営管理に時間を取りすぎず、効率的な勉強をできるようになったと思います。

中小企業診断士の試験は1次で7科目もあるため、全ての科目を完璧にすることはできないですし、100点に近づこうとすれば近づこうとするほど無理な話になっていきます。

ある程度自身の普段の仕事や馴染みのある科目を見つけて、それ以外の分野は足切りを回避する程度にしようと割り切ってしまうことで、効率的に勉強を進めることができるのではないかと思います。

■計算問題は確実に

運営管理でも頻度が高く出題されているのが計算問題です。金融機関勤務の方の中には、他の受験生と比較すると数字に強く、計算問題もスムーズに取り組めるという方は比較的多いのではないでしょうか。

計算問題についての傾向は毎年大きく変わらないため、平均故障間隔等の設備管理の計算や余裕率、度数率等の安全管理に関する計算等、毎年同じような内容が出題される傾向があります。

そのような計算問題は、とてつもない項目を暗記するというよりも、確実に計算を行い、正答させることが大切なものだと思います。

出るか出ないかわからない用語を暗記していくよりは、出る確率の高い計算問題を確実に回答できるようになる方が安定して点数を稼ぐことができる要因になります。

金融機関勤務として、計算問題は周りの受験生よりも得意(と思い込むことが一番大切です)だという自信を持って頻出項目の公式を理解し、確実に点数を稼いでいきましょう。

■お客さまのイメージに当てはめて理解していく

金融機関で法人の担当をしている方は、是非自身が担当しているお客さまに照らし合わせて理解していってください。

例えば地場の中小企業の製造業ですと少品種多量生産よりも多品種少量生産で対応している企業が多いのではないかと思います。そのような企業の製造現場を見せてもらうと、フライスや旋盤などの工作機器が機能別レイアウトで配置されており、作業を行う方が順次製品を運びながら作業を行うということもあると思います。機能別レイアウトをその企業のイメージで理解していくことで、特徴やメリットを暗記するのではなく理解していくことができます。

金融機関の業務で直接携わることがなくても、お客さまのイメージを持って理解していくことで、ただの暗記ではなくなりますので記憶にも残りやすく、特徴やメリットなどを完全に記憶していなくても対応することができる問題も出てくると思います。

純粋に暗記していくことはかなりつらいことなので、自身のお客さまなど身近なものに置き換えて勉強していくようにしましょう。

■おわりに

中小企業診断士の試験は、様々な業界の中小企業に関する知識を幅広く得ることができる試験です。ですので自分が会社で行っている業務と近いものは比較的高得点を確保することができ、知らない分野は全く知らないということもあります。

金融機関勤務の方は財務等の馴染みがある科目からまずは確実に点数を稼いでいき、馴染みの薄い運営管理などの科目は最低限の勉強で足切り以上の点数を確保して取り組むということも非常に重要だと思います。お客さまをイメージして知識を深めることで、そのお客さまへの今後のフォローにも役立つ可能性もあり、自身の仕事にもつながっていく可能性もあります。

せっかくの資格取得を無駄にしないためにも、自身の経験から遠い科目もできるだけ身近なイメージをもって理解を深めることで、将来的な自身の仕事にも結び付けられる可能性も出てくるので、是非自身の業務につながるかどうかのイメージを持って勉強に取り組んでいただければと思います。

残り短い期間ですが、最後まで諦めず頑張りましょう!

次回は、のぞひな さんの登場です。 

お楽しみに! 

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