「あなたは右?それとも左? 準備こそ最大の戦略」──4事例共通の“戦い方” by まっく

タキプロ16期の まっく と申します。
この記事が少しでも皆様のお役に立てると嬉しいです!
目次
■はじめに
今回は、”本番で力を出し切るため”に模試や日常の練習で「自分の戦い方」を確立しておこうという主旨で記事を書きたいと思います。
2次試験は、知識や語学力や分析力だけでなく、「本番の環境で力を発揮できるか」が大きな鍵になります。
つまり、どんなに実力があっても、“初体験”では本来の力が出せません。
私自身、模試や過去問演習を「本番を想定した訓練」と位置づけて準備してきました。
今日は、そんな経験から学んだ「共通の準備ポイント」と「訓練しておけばよかった反省ポイント」を紹介します。
■問題用紙を破る練習は、模試で絶対にやっておこう
これは準備しておいて良かったと思っています!
多くのYouTubeや受験ブログで紹介されているように、問題用紙を破ってメモ用紙を作る方法は定番の戦術です。
ただし、「本番で初めて破る」のはリスキー。
私は模試で試し、破り方を体験しておいたおかげで、試験当日はスムーズに取り組めました。
事前練習があると、当日の焦りが激減します。
よって、会場受験タイプの模試を最低1回は経験することをお勧めいたします。
■メモや電卓を右に置く?それとも左に置く?
これは反省です。
試験本番で想定外(未経験)のことが発生し、大変焦りました。
それは、「長机の右端に座ることになり、右側スペースがほぼゼロ」だったのです。
椅子も固定式で動かせず、完全に右手側が塞がれたのです。
この時は本当に焦りました。
私は勉強のとき、右側に大きなスペース(余裕)がある状態で勉強をしていました。
左側に大きなスペースが存在する状況で問題を解いたことがなかったのです。
結局、左側を使ってなんとか対応しましたが、回答効率が大きく下がった感覚がありました。
その経験から、左右どちらでも対応できるように練習しておくことを強くおすすめします。
「当日、どちら側に座るか」は自分では選べません。
■計算機は”慣れたもの”を使う
これも反省です。
私はどこかのブログで見たCASIO製の電卓を約1か月前に購入。
最初は深く考えず小型のものを買いました。しかし、勉強中にタイプミスが発生したことから、大きなサイズのものを買い直しました。
それでも、タイプミスが発生したため、計算機の故障を疑い(←故障の訳ないのですが)、もう一台を買い増ししました。
でも、タイプミスは計算機が悪いのではなく、自分が悪かったのだと思います。
やっぱり普段使い慣れた電卓のほうが良かったと思います。
「道具を変える」こと自体がリスクです。
今から勉強するひとは、普段の練習から使う道具=本番用と考えておきましょう。
■休憩時間の過ごし方も“ルーティーン化”する
これも反省です。
事例と事例の間の休憩時間は、すごく大切な時間です。これも「訓練」で準備できると感じました。
私は休憩時間の過ごし方を深く考える事なく本番を迎えました。
その経験から、リラックスし、次の試験に備える自分なりの方法を確立した方がよいと思っています。
たとえば、休憩中にやることをルーティーン化するのです。
・お気に入りの補給食を食べる(銘柄も決めておく)
・軽くストレッチをして体を解す
・心を整える
2次試験の場合は知識問題ではないため、当日にFPを使って直前暗記に時間を費やすよりも、頭や心のコンディションを整える方が重要だと思います。
■眼鏡も“試験専用”を用意した
私は受験当時59歳。普段は遠近両用眼鏡を使用しています。
ただ、試験中は近くの文字だけを集中して見ることになります。
だから、昔使っていた今では度が合わない「近くしか見えない眼鏡」を引っ張り出して使いました。
結果、大正解。
文字がクリアに見え、疲れないという安心感は想像以上でした。
「視界のストレスを減らす」ことは、集中力に影響します。
■当日の持ち物リストを早めに作る
これもちょっぴり反省です。
私は試験前日に持ち物リストを作りました。
当日に、忘れ物したのでは?という不安感を取り除くためです。
しかし、前日に作ったので、「持ち物リスト自体に不備があるのでは?」と少し心配になりました。
やはり、勉強中のときから、「持ち物リスト」をつくり、完璧な状態に仕上げておいた方がいいと思います。
■おわりに
「避難訓練をしておかないと、地震や火事のときに動けない」と言いますが、2次試験も同じです。
模試を使って、時間配分を本番通りに管理する
トイレ休憩や昼食タイミングを想定する
時計の置き位置や筆記スペースを再現する(右タイプと左タイプで)
こうした“環境リハーサル”を何度も繰り返すことで、本番は「練習の延長」にできます。
すべては、当日に力を発揮するための準備。
これに尽きます。
さいごに
試験というと「知識」や「分析力」などに目が行きがちですが、勉強を十分した受験生の皆さんにとって、実際に合否を分けるのは、準備力と当日の安定感だと思います。
みなさんも、ぜひ“避難訓練のように”本番を想定した準備を重ねてください。
準備の積み重ねが、きっと本番の自信につながります。
次回は、KenM さんの登場です。
お楽しみに!
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