【合格後1年】社長就任と診断士活動を両立！タキプロと一発合格道場を兼務した1年間のリアル by ダイキ

タキプロ16期の ダイキ　と申します。

二次試験合格から約1年。皆さんが最も知りたいテーマの一つ「合格後の診断士活動」について、私のリアルな体験をお話しします。

私は、中小企業診断士の受験生支援活動として、タキプロだけでなく「中小企業診断士試験一発合格道場」と兼務しています。

本記事では、タキプロだけでなく一発合格道場と兼務した私だからこそ伝えられる、”二刀流”の活動のメリット・デメリットを余すことなくお伝えします。
そのため、タキプロブログ記事内で、一発合格道場について語るというヘンテコな状況になっていますが、今回はご容赦ください。

「自分語り」になるかもしれませんが、一人の診断士（N=1）のリアルな経験こそが、皆さんの合格後の活動を具体的にイメージする参考になると信じています。ぜひ最後までお付き合いください。

■簡単なプロフィール
■受験後〜今まで取り組んできたこと
■おわりに

■簡単なプロフィール

居住地・年齢： 大阪在住の30代男性
家族構成： 妻と息子が2人
本業： 2025年4月より、とあるPR会社の出向社長を務めております。
診断士登録： 2025年4月、合格同期の中でも最短で登録しました。
所属： 大阪府中小企業診断士協会
活動：
- タキプロでは関西班のリーダーを務め、リアル勉強会に全力を注ぎました。自分自身がタキプロのおかげで合格できたため、受験生に還元したいという想いが強いです。
- 一発合格道場でも16代目「ダイキ」として活動しております。

■受験後〜今まで取り組んできたこと

■１）社長業と受験生支援活動の両立

診断士2次試験の翌日（2024年10月下旬）に、当時所属していた会社（今の出向元）の会長、社長、人事部長からMTGに召集され、社長就任の内示をいただきました。

就任は2025年4月からでしたが、それまでただ座って待っているわけにはいきません。
スタートダッシュが切れるよう、11月からは本業と兼務で必死に財務諸表を読み込み、様々な施策に想いを馳せる日々でした。自分の力量のなさに直面しながらも、ひたすらインプットに時間を費やしました。

当時の顛末や想いなどは、一発合格道場のブログにもまとめていますので、ご興味あれば記事を探してみてください。

本ブログ執筆時（2025年11月末）はおかげさまで、会社もなんとか良い流れに乗っております。
社員のみなさんに頑張ってもらっているおかげで、私もタキプロや一発合格道場などの受験生支援、会社の将来を見越した診断士活動の種まき（協会活動など）に取り組めています。

この場をお借りして、ありがとうございます。

■２）タキプロ活動

先述の通り、私はタキプロでは関西班のリーダーを務めております。
リーダーとして、主に「リアル勉強会の日時・場所の調整」「協力タキメンの召集」「受験生への告知」といった運営の調整役を担っていました。

勉強会当日は、タキメンのみなさんが受験生ファーストで真摯に答案に向き合ってくださるので、とても前向きな学びの会になっていました。
（関西のみあえて午前中開催だったため、ランチ会で受験生と交流の機会を持てたことも良かったです。）

タキプロ活動は土日のリアル勉強会開催日以外にも、準備のために平日夜間に打ち合わせをするなど、意外と時間が取られます。
しかし、それを以って有り余るほど、同期の診断士と横のつながりができたことがとても大きいです。特にリアル勉強会は、物理的に同エリアの合格者が集まる場であり、学びや、お仕事面での様々な交流が生まれることがあります。

タキプロは「来るもの拒まず、去るもの追わず」な面がありますが、とりあえず参加するだけでは得るものが少ないかもしれません。

積極的に勉強会やセミナー運営等に参加されると、得るものが必ずあると思います。もしタキプロに参加されるのであれば、リアル勉強会のエリアでは積極的に参加されることを強くお勧めします。

■３）一発合格道場での活動

こちらも先述の通り、私はタキプロと並行して、中小企業診断士試験一発合格道場の16代目「ダイキ」としても活動しております。

道場もタキプロと同じく受験生支援団体ですが、こちらは選抜制で、「合格体験記」の応募からスタートになります。
私も選考を経て16代目に選んでいただきました。

道場の活動は、全国の同期10名前後（16代目は13人）との活動になります。ブログも週6日で更新しているため、2週間に1回はブログの順番が回ってきます。
また、受験生向けのイベント（オンラインセミナーやリアルイベント相談会など）も13人で企画・開催しなければならないため、毎週何かしらオンラインMTGをしています。

さらに、熱心に活動していると「自分たちの代のアイデンティティを出したい」という前向きな欲望が芽生えてきます。

道場は、先輩方も積極的に協力・後押ししてくださる環境です。

16代目では有志のメンバーが「道場絵馬」や「道場模試」を企画し、実行してくれました。

道場は少人数な分、プライベートな時間もガッツリ削られてしまいます。

が、それを以って有り余るほど、同期13人との「横のつながり」は強いですし、過去15世代の先輩方や、将来の17代目以降のメンバーとの「縦のつながり」も強いです。

少人数ゆえに、一人ひとりが責任を持って活動にあたる必要があり、仲間との連帯感が非常に強いのが特徴です。

タキプロと比べると責任が大きく思われるかもしれませんが、その分深い関係が築けます。

私はタキプロも道場も兼務しているからこそ、私にしか得られないものがあると思っています。

また、タキプロも道場も「合格初年度」しか参加できない活動です。

社長業との兼務は非常に悩みましたが、
「社長内示前から、タキプロと道場の両立は決めてたからなぁ。後から内示が出てきたのが悪い。当初決めてた通り、全部やろう！」
と決め、全ての活動に取り組むことを決意しました。

受験生支援としても、あとは口述試験やロケットスタートセミナーを残すのみとなりますが、引き続き全力で取り組んでいく所存です。

■４）実務従事

ここまでは受験生支援に振り切った話でしたが、診断士としての活動にも触れておきます。

社長就任が2025年4月と確定していたため、「日程が決まりきっている実務補習は難しい」と判断しました。
そこで、診断士登録のための15ポイントは「自分自身で社長に声をかけ、診断士としての実務に従事させていただく」形をとりました。

実務補習は参加せず、民間企業が提供している実務従事のサービスも利用していません。
2月中に知り合いの社長の会社で15日間お仕事をさせていただき、書面に印鑑を押していただき申請した流れになります。

自分で実務従事先を探しての登録は、スピード感と費用面ではメリットなのですが、「実務従事の苦しさを分かち合えない」「診断士の先生の仕事ぶりがわからない」「実務補修や実務従事の先生と繋がれない」などのデメリットもありました。
もし「自分で実務従事先を探そうかな。どうしようかな」と思われている方がいらっしゃったら、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

■５）大阪府中小企業診断士協会への登録

私は大阪在住なので、大阪府の中小企業診断士協会に入会しました。

協会では、合格者向けの「新歓フェスタ」や、フレッシャーズが診断士活動の基本を学ぶ「ゆるつなカレッジ」などを開催しています。
私もこれらのイベントに参加し、様々な方とゆるく繋がらせていただいています。
タキプロのメンバーや、道場の同期、先輩方ともご挨拶ができるのも、こういったイベントのいいところですね。

■６）診断士としてのお仕事

診断士としてはまだまだ若輩者な私ですが、大阪府吹田商工会議所のIT専門家として登録しておりまして、今年度はありがたいことに「創業塾」のWeb集客パートの講師として登壇の機会をいただきました。
来年は他にも様々なセミナーに登壇できるように、日々自分の腕も磨かねばならないと思っています。

■おわりに

ここまで、私の一年間の活動についてざっくばらんにお話させていただきました。
今このブログを読んでくださっている皆さんは、合格発表までそわそわしたお気持ちでいらっしゃることでしょう。
私から一つお伝えしたいのは、「合格後、活動の選択肢はいくらでも広がる。だからこそ、今は”今しかできないこと”に全力を注ぐべき」ということです。
例えば、「合格発表までの緊張から解放され、心ゆくまで羽を伸ばす」こと、そして何よりも「これまで支えてくれたご家族に、言葉・行動・プレゼント、全てを駆使して感謝の気持ちを伝える」ことなどです。
私の一年間の経験が、少しでも皆さんの未来の参考になれば幸いです。

最後に、これだけは強くお伝えさせてください。
「中小企業診断士試験合格後には、皆さんに必ず明るい未来が待っています！！！」

次回は、つっつー さんの登場です。

お楽しみに！

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