中小企業診断士登録のために-実務補習- by のぞひな

実務補習 実務従事

タキプロ16期の   のぞひな と申します。
今回が6回目の投稿となります。  

■はじめに

令和7年度中小企業診断士2次筆記試験合格の皆さま大変おめでとうございます。
本投稿が公開されている時には既に2次口述試験も終え、2月4日の合格発表を楽しみにされていることと思います。また既に合格後の診断士活動に思いを馳せていらっしゃるのではないでしょうか。
しかしながら中小企業診断士を名乗る為にはまだまだ越えなければならない壁、中小企業庁への登録があります。既に同期タキメンの皆さんがブログにて多くの情報発信されていますが改めてその概要と自身の経験をご案内させていただきます。

■登録要件

登録の要件は以下となります。何にせよ試験合格後3年間の内に15日以上の実務要件を満たす必要があります。
中小企業庁HPより一部抜粋、一部加工)

1.新規登録の申請期限
 (1)中小企業診断士試験第一次試験および、第二次試験合格者
   第二次試験合格日以降3年以内に実務要件を満たして、申請することが必要です。
 (2)中小企業診断士養成課程または、登録養成課程修了者
   養成課程または登録養成課程修了の日から、3年以内に申請することが必要です。

2.新規登録申請の要件
 (1)中小企業診断士試験第一次試験および、第二次試験合格者
   第二次試験合格日以降で以下1)または、2)の実務要件(15日以上)を満たすこと。
   1)登録実務補習機関が行う実務補習を受講したこと (注:実務補習)
   2)中小企業者に対する経営の診断助言業務または、経営の窓口相談業務に従事したこと。
     (注:実務従事)
 (2)中小企業診断士養成課程または、登録養成課程修了者
   中小企業診断士試験第一次試験に合格し、中小企業大学校の養成課程または、登録養成機関が
   行う登録養成課程を修了したこと

 (1)、(2)いずれの合も省令で定める欠格要件に該当しないこと

■実務要件充足の為の選択肢

上記の様に実務従事、実務補習共に特に実務補習においては、連続した2週間、平日を含めて受講をしなければならず会社勤めの身としては、平日の休みを取得することに難しさを感じてしまいます。
タキメン同期に聞くと合格直後2月の15日間コースで登録完了した方もいる一方で、1年間を空けて翌年度以降に実務従事・補習を受け登録を目指す方もおり様々でした。今年度登録の方でも15日間以上の実務要件(15ポイント)獲得の為、以下の様な選択肢があったようです。

自身が所属する会社あるいは知り合いの会社の企業診断を実施(実務従事)
民間機関が実施する実務従事講習を1回あるいは2回受講
日本中小企業診断士協会連合会が主催する実務補習15日間コースあるいは8日間コースX2を受講
実務従事1回+実務補習(8日間コース)のハイブリッド受講

私の場合、受験時から今まで海外勤務をしていましたのでどの様にコストを抑えながら時間を捻出するかが課題でした。ネットで検索する中、完全オンラインで受講の出来る実務従事講習を提供している民間機関を2社見つけ、5月に受講し8ポイントを獲得。課題(補助金申請)を提出すれば計15ポイントが獲得出来たのですが、色々な方に話を聞く中で、やはり厳しい指導を受け実際の診断士活動を知ることが出来る実務補習を受講すべきと思い、一時帰国の機会を用い8月に実務補習8日間コースを受講し8ポイントを獲得。
晴れて11月の中小企業庁の中小企業診断士登録に至りました。

■実務補習体験談

私が受講した8日間コースの主なスケジュールは以下です。

【前半】
事前準備 企業概要および外部環境に関する二次データ収集
1日目(木) オリエンテーション:役割分担決定、ヒアリングリスト作成
2日目(金) 企業訪問:ヒアリングの実施、現地調査
3日目(土) 現状分析:内部・外部環境分析、SWOT分析
4日目(日) 診断方針の確定:あるべき姿の確定、問題点の明確化、課題の設定、解決策の立案
その後後半までの平日に各自自宅にて報告書作成、都度情報交換、アップデート
【後半】
5日目(金) 報告書作成:各自が作成したパートの整合性チェック
6日目(土) 報告書作成
7日目(日) 報告書作成:報告書最終チェック、報告書印刷、報告会準備
8日目(月) 報告会:診断企業宛診断結果報告 

受講地は指導員の先生の勤務、居住地および受講生の居住地を勘案しながら決められていた様です。いくつかの公共施設を使いましたが何れも自宅から電車で30分以内、かつ社会人になって数年を過ごした地でしたので私にとっては大変懐かしく楽しい時間でした。

初日、指導員の先生および班員メンバーとの顔合わせ、自己紹介から始まり、企業診断の担当割を決めます。リーダー、サブリーダーを決めた上で経営戦略、財務、営業マーケティング、運営管理、人事組織の分担を決めていきます。リーダーは経営戦略を担当し、講習期間班をリードします。私は金融機関出身ということもあり財務に手を挙げましたが、指導員の先生によっては、本業は駄目と言われるケースもある様です。

診断先企業様への提案及びその過程がいいものになるか悪いものになるかは一緒に取り組むメンバー次第と良く聞きます。その点、今回は私は大変恵まれていました。
指導員の先生は、言葉数は多くありませんでしたが、班員の自主性を重んじ、要所要所で的確な方向性を示していただき、我々の浅薄な知識に起因する思い込みに対して適時適切な修正助言をいただくこと出来ました。おかげさまで班員間で活発な意見交換、集約をすることが出来ました。
班員の皆さんは、診断先企業様へのアドバイスという共通目的のため、様々なバックグラウンドを活かし、班員相互を尊重し、自己犠牲を厭うことのないプロフェッショナルなメンバーでした。夜遅くの作業で疲れ果てている中、他のメンバーからの資料更新の通知を受け取り、負けてはいられないといい意味でプレッシャーを受け続けました。IT系のメンバーが多かったことからギリギリまでの作業を効率的に提案書作成にまとめることが出来たことにも恵まれました。(実務補習はPowerPoint形式でなくWord形式での資料作成が求められます。これが結構厄介なところです。
また講習初日に指導員の先生が懇親会を会場近辺の居酒屋で開いてくれたことも限られた時間での補習の中、早期に人間関係を構築するいい機会でした。旧来型のおじさんにはこれが馴染みました。

診断先企業様については詳細には書けませんが、旧来型産業の小規模な先で先代から事業を引き継ぐも外部環境の変化により売上減少が続き、営業面、人材面、財務面で多くの課題を抱えている企業様でした。ヒアリング時はどこか淡白な印象のある社長様でしたが、提案時に我々からの提案を強く頷きながら真摯に聞いていただき、目の輝きが変わられていったのが本当に印象的で本当に努力が報われたと思った瞬間でした。

正直なところ予想以上に厳しい2週間強でしたが本当に参加出来て良かったと思っています。

指導員の先生、班員の皆さんとは実務補習後の今でも連絡を取り合い、診断士活動の情報交換を行なっています。海外での孤独の身には皆さんの活動状況を知る事が診断士業務へのモチベーション維持のいい励みになっています。
こうした繋がりが持てるのもオンラインではないリアルの強みかと思っています。この繋がりを引き続き大事にしていきたいと考えています。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。
私の診断士としての活動はまだまだこれからですが少しでも皆さんの合格後の登録に向けた活動のご参考になれば幸いです。

次回は、ののの さんの登場です。 

お楽しみに! 

https://www.takipro.com/about-takipro/17recruitment/

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