“分からなくても書き切る”が勝因!二次試験突破体験記 by じま

参加者にはタキプロ再現答案集をプレゼント!絶賛申し込み受付中!

タキプロ16期の   じま と申します。  

公務員として長く勤務した後、民間企業で新規事業に携わることになり、取締役として経営に関わる立場になりました。ところが、民間企業経営の実態を十分理解できていないと痛感し、自分の幅を広げるために中小企業診断士を目指すことを決意しました。
2024年1月に学習を始め、8月の一次試験、10月の二次試験、2025年1月の口述試験を経て、2月に合格通知を受け取り、5月に診断士登録。いわゆる ストレート合格 を達成しました。

振り返れば、あっという間の1年間でしたが、決して順風満帆ではなく、迷いや不安と常に向き合う時間でもありました。これから受験する皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。

■一次試験をどう突破したか

一次試験は、ほぼスタディング一本
通勤電車の時間をすべて勉強に充て、隙間時間を積み重ねる学習スタイルを貫きました。

スタディングには正答率からAI予想得点が出る機能があります。一次試験前日の私の予想得点は426点。結果は424点でしたので、その精度には驚かされました。学習時間は潤沢に取れなかった分、教材を絞り、ツールを信じてやり切ったのが正解だったと思います。

■二次試験対策の開始時期と勉強法

一次試験翌日には各予備校の回答速報が出て、自己採点で合格が見えたため、すぐに二次対策に切り替えました。

使った教材はシンプルです。

  • 過去問(直近5年分を1回ずつ)
     新しい年度から古い年度に遡って解き、解説はスタディングの動画で理解しました。
  • 30日完成 事例Ⅳ
     これは3周ほど取り組みましたが、結局分からない部分を残したまま本番を迎えました。
  • 全知識・全ノウハウ
     一読のみ。辞書的に使うには役立ちました。
  • 「ふぞろい」は購入せず。
     理由は、「唯一の正解を示すものではない」と考えたからです。

模試は2回受けましたが、結果は散々。正直、合格できる手応えは全くありませんでした。

■二次試験の取り組み方

模試会場で印象的だったのは、解き方の多様さです。
問題用紙を破って配布資料のように並べる人、カラーマーカーを駆使して色分けする人…。私は「へぇ、これが標準的なんだ」と感心し、SWOTの色分けやパワーワードの丸囲みなど、少しだけ取り入れました。

合格して振り返ると、最も大切なのは 答案の論理性 です。
同じ問題でも異なる解答が許容されますが、与件文に根拠を置き、筋道が一貫していれば合格点が与えられる。つまり「唯一の正解」を探すのではなく、与件に基づいた一貫性ある答案を、限られた時間で書き切る力 が試されているのだと感じました。

■二次ストレート合格の「壁」と「突破口」

最大の壁はやはり事例Ⅳでした。
本番でも解けない問題が山積みでしたが、諦めずに「分かることだけは必ず答案に残す」ようにしました。減価償却費やキャッシュフローの計算など、とにかく何かしら数字を埋め続けるイメージです。

手応えは「35点くらいしか取れていない」と感じていましたが、結果は71点。部分点を積み重ねる仕組みを実感しましたし、「とにかく何でも書く」という姿勢が合格を引き寄せてくれたと確信しています。

■合格の決め手

科目のテーマを外さないこと
 事例Ⅰは組織・人事、事例Ⅱはマーケティングといった「科目らしさ」を外さずに答案を作る。

逆説の接続詞を意識すること
「しかし」「とはいえ」といった表現には、与件文作者が強調したいポイントや転換点が隠れていることが多いと感じました。答案では、この流れを無視せず、必ず盛り込むことを意識しました。

事例Ⅳはとにかく答案を埋めること
 空欄を作らず、部分点を積み上げる姿勢が重要。

■これから受験する人へのメッセージ

二次試験は、本当に手応えと結果が一致しにくい試験です。模試や採点サービスの結果と本試験の点数が大きくズレることもあります。
だからこそ大切なのは、「本番で最後まで答案を書き切ったかどうか」。
合格通知が届くまでの時間は不安でいっぱいになると思いますが、1文字でも多く答案を埋めれば、その努力が未来を変える と信じて挑んでください。

■おわりに

次回は、MaCs さんの登場です。 

お楽しみに! 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA