【合格体験記】中小企業診断士試験、財務・会計が苦手な人へ by リョウタロウ

タキプロ17期の リョウタロウ と申します。
いつもタキプロブログをお読みいただきありがとうございます。
皆さまの合格率を1%でも上げられるよう全力で情報をお届けしていきますので、
1年間、どうぞよろしくお願いいたします!
目次
■はじめに
まずは、私のプロフィールです。
年齢:40代後半
職種:零細企業の役員
受験歴:1次 1回、2次 1回(ストレート合格)
勉強時間:1次 1,000時間、2次 480時間
勉強方法:1次 STUDYingとTBC、2次 TBC
得意科目:1次 経営情報システム、2次 事例Ⅱ
大学は人文系で、零細企業に勤めた経験しかありません。
就職してからすぐの20代に少しのプログラミング経験があり、1次試験の経営情報システムにアレルギーがなかったです。20代後半に簿記2級にチャレンジしましたが、途中で挫折した経験があります。
試験に活かせるスキルはほぼゼロからのスタートでした。
中小企業診断士の勉強をはじめたのは2024年の6月12日で、その後1年半で1,480時間を費やしました。
今回のブログでは、期間を試験のハイライトである2025年5月の模試から2026年1月の合格発表に絞ります。1次試験対策については、次回以降私が担当するブログでご紹介します。
また、次の見出しから文体が変わりますが、できるだけ当時の雰囲気を再現しましたのでご容赦ください。
■2025年5月3日の公開模試とその後
経済48 , 財務40 , 理論51 , 運営58 , 法務20 , 情報60 , 中小60 337/700 693位/955人
D判定
1回目の模試でD判定となりショックを受けた。特に財務と法務で足切りになるのが恐かった。過去問の振り返り方が悪かったと反省し、過去問の使い方を改めた。8月の1次試験まで3ヶ月と時間がなかったので、受験指導をしているYoutube動画を参考にし、大事な問題を落とさない戦略を考えた。
そして、「TAC中小企業診断士 第1次試験 過去問題集セット」を購入した。この問題集には過去5年分、問題ごとの正答率が記載されていた。Aが80%以上、Bが80-60%、Cが60-40%、Dが40-20%、Eが20%未満という具合だ。正答率が高いAとB問題を固め、C問題はほどほどに取り組み、DとE問題は捨てて解くのをやめた。この問題集は理解重視で解説が詳しかったので、AとBの問題を固めるのに役に立った。
また、法務が20点とひどかったが、時間がかかる民法に取り組む余裕はなかったので、まとめシートで会社法(組織再編)や知的財産権を暗記し、なんとか足切りだけは避けようと考えた。
最後に、模試は「大手予備校が本気で当てに来る予想問題」と捉え、法務以外は模試の復習を綿密に行った。模試の復習でも正答率の高い問題を中心に復習した。
これらの勉強法は残された時間をいかに効率良く使うか考え、取捨選択をした結果だった。
■2025年6月28日の公開模試とその後
経済36 , 財務48 , 理論62 , 運営70 , 法務52 , 情報68 , 中小52 388/700 904位/2483人
C判定
戦略の転換が功を奏し、50点ほど点数が上がった。特に法務で足切りになるリスクが減った。それでも420点の合格点に32点足りず、頭が痛かった。特に経済学で不得意な問題が出ると点数が下振れするリスクがあった。経済学は後半のミクロ経済学分野は毎年似た問題の焼き直しと言われていたので、後半を落とさないようミクロ経済学に注力した。前半のマクロ経済学は本番に得意な問題が出ることを祈った。
相変わらず財務は低得点で、もはや得意にすることはできないと悟り、得意な情報で点数を相殺し、「財務と情報を合わせて120点でいいや」と思い、開き直った。
■2025年8月3-4日の1次試験
経済68 , 財務44 , 理論69 , 運営48 , 法務56 , 情報76(没問で+4) , 中小70 431/700
合格
経済はできすぎで、得意になっていた運営でまさかの48点。財務と情報を相殺する戦略はあたり、理論の難化と中小の易化は想定内で、何とか合格点ギリギリで生き残ることができた。
運営について振り返ると、初日最後の科目でもあり集中力がもたず、さらに初見問題に手間取って時間配分も間違えた。プラノグラム(棚割図)の問題文が長かったり、運営管理なのにCVP分析が出たりして面食らってしまいメンタルが削られた。
自己採点するまでは落ちたと思ってうなだれていたが、戦略があたって受かったことは本当に嬉しかった。
■2025年8月5日から 2次試験対策
どうしてもストレート合格をしたかったが、8月から勉強会を探すのは現実的ではなかった。なので、1次試験合格後は数日間、ひたすらYoutubeとブログで情報収集した。NotebookLMのプロンプトが「模範解答マスターガイド」として発売されたのを見て即買いした。過去問を解き、解答を入力すると採点して評価をしてくれるAIツールで、個別指導の添削講師のように使えた。
「これで勉強会なしでも合格できる!」と思った。事例Ⅳについては平日夜に「事例Ⅳマスターガイド」に取り組んだ。そのころからCVP分析は得意にできたが、NPVは全く歯が立たず、頭が痛かった。
1次試験に受かっていないにもかかわらず、2024年の12月にはすでに2次試験の受験を想定し、2次試験専門予備校の通信添削を申し込んでいた。2025年10月26日の2次試験までに6回分x4事例の24事例のオリジナル問題を解き、提出後に添削してくれるコースだった。1次試験の学習が忙しく、1次試験合格時点でオリジナル問題が3回分x4事例の12事例分が解かずに溜まっていた。
2025年8月後半~9月前半は、毎週土曜にオリジナル問題を利用して試験時刻を本番に合わせたセルフ模試をし、翌日の日曜日に振り返りをした。振り返りには、AI(NotebookLM)を使った。
勉強会に参加しなくても受かったのは、AIを活用できたからだと思う。
そして、令和7年度は中小企業診断士試験の2次試験にAIが本格活用できるようになった年だと思う。
■2025年9月13日の公開模試から10月26日の2次記述試験
事例Ⅰ 45 , 事例Ⅱ 39 , 事例Ⅲ 63 , 事例Ⅳ 27 252位/305人中
C判定
1次試験よりも模試の成績と本試験の相関が薄いと聞いていたため、ショックはなかった。むしろ事例Ⅲで合格点が取れたことで自分を褒めることにした。ただ、勉強してもしても事例ⅣのNPVの問題文が読み解けず、「一生NPVは解けない」と落胆する日々が続いた。
その後9月中旬から10月中旬は過去問とAI採点を使ったセルフ模試と振り返り、事例Ⅳについては平日に問題集を続けた。
試験の前の週は、令和6年度の合格者の方の意見を聞き、山口晋先生の「中小企業診断士しんちゃんねる」で、試験予想をみながらファイナルペーパーを作った。
試験当日の10月26日は雨で、試験会場は上智大学だった。10代の学生のころから試験当日は開き直って緊張しない性格だったので「とにかく今の自分をぶつけよう!」と思い、ユンケルとラムネの力を借りて集中力を途切らせないことに専念した。
■2026年1月14日、2次記述試験の結果
事例Ⅰ 64 , 事例Ⅱ 67 , 事例Ⅲ 63 , 事例Ⅳ 48 242/400
合格
1月14日、診断協会のWEBサイトにアクセスして記述試験に受かったことを知り、青天の霹靂だった。というのも、落ちたことを想定し、2次試験終了後の11月と12月は簿記2級の勉強に専念していたし、2年目は2次試験専門予備校の通学コースに通うため、愛車のバイクを売却し予備校代を捻出していたからだ。
ばたばたと予備校の口述試験対策を申込み、2月4日の2次試験合格発表までは実感がなく過ごした。私が2次試験に合格できたのは、予備校の添削指導を真に受けず参考程度に捉え、2次試験は「適性検査」と割り切り、作問者と採点者の立場で考え続け、各事例80分時間いっぱいまで諦めなかったからだと、今になって思う。
ちなみに、事例ⅣのNPVは白紙で出した。真似してはだめ(笑)
■おわりに
主要科目の財務・会計が苦手な私でも合格することができました。初見で解けなかった計算問題でも、復習で何度も食らいつき、一生懸命解説と向き合いました。弱みを乗り越えて強みを活かし、合格をたぐり寄せてください!
次回は、ぴょん さんの登場です。
お楽しみに!
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