【合格体験記】「何者でもない自分」が「ここではないどこかへ」向かおうとして、ずいぶん遠回りをした記録 by おま

タキプロ17期の おま と申します。
今後一年、ブログ記事を担当させていただくことになるかと思いますので、何卒ご贔屓くださいませ。
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目次
■ 自己紹介
年代:40代(に突入したばかり)
職種:ITベンチャーで人事
受験歴:1次1回、2次1回
※ただし、1次合格年度は2次試験未受験
勉強時間:1次300時間/2次 150時間
勉強方法:1次スタディング/2次独学
得意科目:1次 経営情報システム、2次 事例Ⅳ
■ はじめに
私自身の合格については、結果として1次/2次ともに一発で合格となりました。
(経緯はちょっとトリッキーですが)
が、正直受験テクニック的に参考にできることはあまり多くない気がしており、「ロマンとソロバン」で言えば「ロマン」を中心に、何かしら皆様のモチベーションに火を灯せる記事をお届けできるように頑張りたいと思います。
なお、私の合格ストーリーを一行で言うなら、「養成課程にフラれ、絶望の淵でコーヒーを焼き、パニックの極致で電卓を叩き直した話」です。
スマートな合格記を期待されている方には、反面教師としてお読みいただければ幸いです。
■ 「器用貧乏」を「幕の内弁当」に昇華させるまで
もともと私は、広告会社でのイベントプロデューサー、SaaS企業のカスタマーサクセス、事業推進、人事と渡り歩いてきており、かなりピボットしながらジョブチェンジをしつつ、馴染みのない仕事もそれなりにそこそこできてしまう「典型的なジェネラリスト」でした。
聞こえはいいですが、本音を言えば「これといった必殺技がない器用貧乏」というコンプレックスの裏返しです。
そう、本当に「何者でもない自分」に絶望しつつありました。
でも、40歳を前に開き直りました。
「一点突破の専門家が刺身定食なら、自分は品数豊富な幕の内弁当で勝負してやろう」と。
(この表現は、AIに「ウィットさ」をオーダーしたら、こうなりました。表現はさておき、いいたいことはそういうことです)
そう考えて、興味をもったのが「中小企業診断士」でした。
■ あゝ憧れの養成課程
そのタイミングで、Facebookを眺めていたら、ちょうど前職時代の先輩(一回り近く上の方ですが)診断士登録の投稿をしているのを見かけます。
(その時は、そもそも診断士が登録制度であることすらもよくわかってませんでした)
速攻で、連絡を取りランチのお誘い。
その先輩は、診断士を目指すと決めた瞬間に会社を辞め、6ヶ月で1次試験を突破し、養成課程を経て診断士になったとのこと。。。
そもそも、養成課程という存在もその時初めて知るのですが、時間とお金がかけれるのであれば、実践的な学びと熱量の高い仲間、ネットワーク作りの観点で養成課程に行くメリットは大きいと、その先輩は私に滔々と語りかけてくれました。
私自身、「診断士に合格すること」は目的ではなく、その先にある「自分の能力を活かして、世の中に貢献していきたいこと」が大きな目的であったことから、タフな環境の中で、自らを徹底的に鍛え上げる環境の中で学ぶメリットやネットワークはあまりにも大きいと感じ、1次試験を効率的に合格して、養成課程を通って診断士になることを決めました。
それが、2023年夏の出来事でした。
■ 戦略的に効率性を重視した1次試験
私自身、試験というものを受ける場合は、まずは全体を俯瞰的に見た上で、効率的に学習するための戦略を立てます。
と書くと、たいそうな言い方ですが、単純に「1から100まで勉強するのがめんどくさい」から、というのが本音です。
1次試験は私にとって、養成課程への切符を手に入れるための完璧な「手段」でしかありませんでした。
そして、1次試験の全体像を眺めた時に、「これ、実はいろんな資格試験のいいとこどりみたいなものではないのか?」と考えました。
また、その時点で、診断士の受験範囲に近いと言われるITパスポートはほぼ無勉強でも合格できるレベル(実際に受けてたのだが、過去問2回ほどやって合格)でもあったので、自分にとって馴染みがない領域については、「診断士の勉強がてら、資格も取れるならめっちゃお得」と貧乏性な性格によって、まずは簿記2級、ビジネス会計検定2級、ビジネス実務法務検定2級と、関連しそうな資格をスタンプラリーのように攻略することに。
そして、4ヶ月でこれらの資格を受験し、ビジネス実務法務検定2級以外は合格。
(その時点で、法律分野がとにかく苦手なことが発覚)
この「外堀埋め作戦」のおかげで基礎的なところはある程度固め、2023年の11月以降はスタディングでひたすら「馴染みのない分野(運営管理や経済学、法務etc)」を重点的に使い倒したことで、令和6年の1次試験を最小限の労力で(=ギリギリの点数で)一発合格することに成功。
スタディングの記録を見ると250時間くらいでしたが、ほぼほぼ過去問やってる時間になってました。
■ まさかの養成課程にフラれて、ミドルエイジクライシス
当初の計画では、2次試験はスルーして養成課程へ進むはずでした。
費用も時間もかかる養成課程を経て診断士になることは、その時点での自分自身の最優先事項。
当然、本業との両立は困難であることから、会社とも交渉し、なんとか両立が可能な働き方も調整。
2次試験の日は、何をしていたか覚えていませんが、前日は養成課程にいった先輩と楽しくお酒を飲んでいたことだけは覚えています。
そして、満を持して迎えた養成課程の試験。
……まさかの不合格。
1次試験を超効率重視で行い、2次試験も受験せずに「パッション」で乗り切ろうとしたので、明らかに実力不足だったのは自明です。
その時点で、人生の計画がガラガラと音を立てて崩れました。
40歳の節目に訪れた、本気の「ミドルエイジクライシス」
悪いことは続くもので、同じタイミングで同僚の退職などで、本業も超多忙に。
正直、「養成課程に通わずに診断士になること」は自分の選択肢にまったくなかったため、その時点で診断士への挑戦は半分諦めてしまっていました
■ コーヒーに旅をさせてもらうことで、見つけた希望
そんな私を救ったのは、意外にも勉強机の外にありました。
「自分は何者でもない」という空白を埋めるために始めた、コーヒーの自家焙煎。
幸いなことに、養成課程に行けなくなったことで、「養成課程にいったつもりでかかっていた時間や費用を、別のものに使っても多少バチは当たらないだろう」と思い、だったらちょっとでも楽しいことやってみようと、1次試験終わりから始めたコーヒーの自家焙煎に少し力を入れてみることに。
屋号をつけ名刺を作り、イベントに出る。
「コーヒーに旅をさせてもらう」うちに、地域の面白い事業者さんたちと出会いました。彼らと話すうちに、「事業の未来を本気で考える事業者さんや、経営者さんとゴキゲンな経済圏を作るような関わり方をしていきたい」と改めて考え直すのと同時に、「ライフは1つ捨ててしまったけど、挑戦する権利を捨てるのはもったいない」と、またしてもここで貧乏性が発揮した結果、2次試験に改めて向き合おうと決めました。
そこからは、特に予備校に通うわけでもなく、ただひたすらに2次試験の過去問を繰り返し繰り返し解く日々。
朝に1事例、夜に2事例。
気分転換に財務の計算問題。
最後の3ヶ月はシンプルにそれを繰り返し続けてきました。
■ 最初で最後の2次試験 事例Ⅳ:残り10分のホラー体験
そして迎えた、最初で最後の2次試験本番。
事例ⅠからⅢまでは、地元の事業者さんたちとの対話を思い出しながら、「伴走者」の気分で自分でも驚くほど冷静に回答できました。
が、事例Ⅳ。
それは、終了10分前のこと。
最後まで驚くほどに冷静に回答を埋め終え、「これでダメだったら、もう後悔はない」と最後の見直しをしていた私は、NPVの計算に致命的なミスを見つけます。
血の気が引き、心臓の鼓動がApple Watchの通知を鳴らすんじゃないかと思うほどのパニック。
(もちろん、Apple Watchは試験中着用できませんが)
「ここでミスったら、また1次試験からやり直しだ!」 震える手で電卓を乱打し、最後の一問は間に合いませんでしたが、なんとか修正。
終了の瞬間の疲労感は、凄まじく、その日は呆然としながら、一人焼肉食べて帰ったことを覚えていますし、「もう二度と受けたくない」とも思いました。。。
そして、迎えた結果開示の日。
結果はなんと、243点。
あの10分のドタバタがなければ、今これを書いてはいません。
2次試験については大したことは何も言えませんが、事例Ⅳの計算見直しする時間だけは絶対に確保することだけは、声を大にしてお伝えさせてください。
■ 2次試験が終わったあとのこと
地域の事業者さんとの対話を通じて、実はもう一つ大きなことに気づきました。
「経営課題を解決する前に、経営者自身の『どうありたいか』を整理しなきゃ始まらない」と。
知識や経験を元にしたコンサルティングで、客観的に示すことはできるかもしれないが、そもそも「どうありたいのか」がうまく言語化できていないと、進むべき道に自律的に進んでいただくことは難しいのではないかと。
そこで、2次試験が終わった瞬間に(受かってもいないのに)キャリアコーチングスクールに入学。
「キャリアコーチング」と聞くと、転職など個人のキャリアのイメージがありますが、そもそも経営者にとってのキャリアは経営する企業の在り方そのもの。
個人のキャリアとシンクロするのが経営者であるからこそ、あえて「キャリア」という個人のあり方にフォーカスしたコーチングを学びたいと考えました。
(本業の人事にも活かせるし)
そうして、コーチとしての「対話と傾聴」の技術が、私の「幕の内弁当」に新しいおかずとして一品追加されました。
(これは、私の言葉ではなく、AIの言葉です)
■おわりに
いかがでしたでしょうか。
まったくもって汗臭くて泥臭い話かつ、「合格体験記」と呼ぶにはいかがなものかと思いますが。。。
結論、かなり遠回りしましたが、養成課程に落ちた結果、コーヒーを通じた事業者さん達との出会いや、それをきっかけにコーチングというおかずが増えた上で、診断士にも合格。
「豆腐に旅をさせてはいけません」が、「コーヒーには旅させてもらった」なと。
なお、次回も私、おま が担当させていただきます。
お楽しみに!
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