合格してから本当の勉強が始まる by まっく

タキプロ16期の まっく と申します。
読者の皆様、今回のブログが私が担当する最後のブログとなりました。
受験勉強中の方に、合格後のイメトレとして読んでいただければ幸いです。
今日は、少し厳しく聞こえる部分があるかもしれませんが、「合格後に、診断士として活躍し続けるため」のお話です。
■合格してからが、本当に大切です
試験に合格するためには、知識を覚え、事例問題を理解し、与件文から要素を拾い、「答え」を制限時間内に書く力が必要です。これは間違いなく、大切な能力です。診断士として活躍するときの基礎となる能力です。
しかし、冷静に考えてみると、試験では 40%は間違えても合格できる 仕組みになっています。
一方、実際の経営の現場ではどうでしょうか。100%の正解は存在しないにしても、できるだけ正確で、間違いの少ない助言が求められます。実際の中小企業の状況は多岐にわたり、100社あれば100通りの状況がそこにあります。
診断士としての、その一言が、人の人生や会社の存続に影響することもあります。
試験で「言葉の定義を知っている」状態と、現場で「使える知識」には、大きな隔たりがあります。
だからこそ、合格してからが、本当の診断士としての勉強のスタートだと私は思っています。
■教科書(試験)と現場は違います
私は実際に中小企業を経営しており、社員を幸せにするために日々努力を続けています。
私の会社にも中小企業診断士の先生が来社されることがありますが、現場の実情と少しズレた助言をいただくこともあります。
これは、試験に合格したからこそ分かることですが、
「教科書と現場は違う」「試験と現場も違う」
という現実があります。
だからこそ、合格後も現場に触れ続け、学び続ける姿勢が大切だと感じています。
たとえば、二次試験では「実力主義評価制度を導入する」と助言すれば、一定の評価が得られます。
でも、現実の経営では、そこからが本番です。
・“実力”とは何をもって測るのか
・数値化できない仕事をどう評価するのか
・本人はその評価に納得するのか
・給与や賞与にどう反映させるのか
・不満が出たとき、誰がどう説明するのか
こうした問いが次々と出てきます。
しかも、制度を作ったからといって、人がすぐに動くわけではありません。
むしろ、思ったように動かないことの方が普通かもしれません(笑)
試験勉強によって「方向性」を鍛えることはできますが、
現場を動かすための具体策は、やはり現場でしか身につきません。
■だからこそ、今の経験を活かしてください
診断士に必要なのは、「知識」だけではありません。
知識と現場をつなぎ合わせる力です。
ぜひ、今いる会社を題材にしてみてください。
・なぜ、この制度はこうなっているのか
・なぜ、過去にこの判断がされたのか
・うまくいっている点、いっていない点はどこか
こうしたことを、「診断士の視点」で考える癖や習慣をつけていくことが大切です。
試験に合格することと、診断士として経営者に感謝されることは、必ずしもイコールではありません。
この違いを理解したうえで、受験勉強と並行して「診断士としての社会勉強」を積み上げていく。
それが、一人前の診断士に近づくための大切なステップだと感じています。
(とはいえ、私自身まだまだ修行中の身なので、あくまで私見です!汗)
■とはいえ、合格したことで景色は確実に変わります
ここまで少し厳しい話をしてきましたが、合格したことで、間違いなく見える景色は変わりました。
まず、実務補習を通じて、本当に能力が高く、刺激を受ける仲間と多く出会うことができました。そして、タキプロという仲間ができました。同じ試験を乗り越え、同じ目線で語り合える存在がいることは、想像以上に心強いものです。
さらに、中小企業診断士という共通言語を持つ仲間ができ、業界や立場を越えたつながりが広がっていきました。
気がつくと、見るもの、聞くもの、考えることのすべてを、「中小企業診断士の視点」で捉えている自分がいます。
私は中小企業診断士なんだ!と誇らしく感じる自分がいます。
合格した後には、確かに、素晴らしい世界が待っています。
だから、頑張っていただきたいです。
■おわりに
診断士試験は、楽な道のりではありません。合格したあとも、学び続ける道が、ずっと続きます。
それでも、この資格に本気で向き合った人にしか見えない景色があることは、間違いありません。
辛い道のりが、まだまだ続くかもしれませんが、ぜひ、合格を勝ち取ってください。心から、応援しています。
次回は、KenM さんの登場です。
お楽しみに!
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