本番で最高のパフォーマンスを発揮するための試験日までの過ごし方 by ケンジ

タキプロ16期のケンジです。今回のブログでは、試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するために試験開始までのお勧めの過ごし方をご紹介します。是非ご覧ください。
■はじめに
中小企業診断士1次試験まであと少し、ラストスパートで頑張って勉強されている方も多いと思います。2日間にわたる過酷な試験を乗り切って合格をつかみとるためには、試験日にあわせた体調管理、メンタルの管理が非常に重要になります。
そこで、今回のブログではアスリートが使う「ピーキング」の手法を参考にした体調管理、メンタル管理の方法をご紹介します。
■ピーキングとは
「ピーキング」という言葉をご存知でしょうか。これは、アスリートが試合という目標の日に合わせて、心身の状態を最高のコンディションに調整し、最大限のパフォーマンスを発揮するための計画的な準備プロセスを指します。
ピーキングでは、大会にむけて計画的にトレーニング量を調整します。まず「負荷期」で高強度のトレーニングを行い、その後「調整期」で徐々に量を減らしながら質を維持。最後の「テーパリング期」では、トレーニング量を通常の40~60%まで減らし、疲労を完全に回復させます。また、この期間中は、栄養管理、睡眠の質向上、メンタルトレーニングも並行して行います。適切なピーキングにより、筋力を維持しながら疲労を除去し、大会当日に体と心のコンディションを最高潮に持っていくことができます。
■試験日までの過ごし方をピーキングの観点から考える
この考え方は、目標とする試験日に持てる力をすべて出し切るための試験対策にも非常に有効です。「ピーキング」の手法を参考にした試合日に心身のコンディションを最高の状態に持っていくための、今日から試験開始までのお勧めの過ごし方を順番にご紹介します。
1.今日~試験前日まで
試験直前のこの時期は、ピーキングでは「テーパリング期」に該当します。合格確率を高めるため、最後の追い込みで頑張っている方も多いと思いますが、試験本番に向けて体調を整えるため、疲労回復を意識していただきたい時期でもあります。
直前のこの時期は、新しいことを詰め込むよりも、これまでの知識を整理・定着させることに重点を置き、特に重要な頻出の問題であったり、よく間違える苦手な問題の復習を中心にするのがお勧めです。1次試験は、非常に範囲が広いため、この時期でも理解できていない部分が残っていて不安になることがあると思いますが、60%以上正解できれば合格できる試験なので、ここまで来たら、新しいことには手を出さず、取るべき問題を落とさずしっかり取りきることに集中しましょう。
疲労回復・体調維持のため、勉強時間は適度に抑え、睡眠時間を十分確保することも意識していただきたいです。普段就寝時間が遅い人は、試験日に向けて早めに朝型の生活スタイルへ切り替え、冷たい飲み物の取りすぎや生ものを控えるなど食生活にも気を配りましょう。
2.試験前日の過ごし方
試験前日で最も重要なのは、試験当日に必要な持ち物の準備と十分な睡眠時間を確保することです。特に持ち物については、試験当日に不足に気づいた場合、最悪受験できなくなる可能性があるため、遅くとも前日までに入念に確認することをお勧めします。
持ち物リストについては、はらぼーさんのブログに詳細に記載されていますので、是非参考にしてください。
また、時間に余裕がある方は、好きな音楽を聴いたり、軽い散歩をしてリラックスするのもよいと思います。
3.試験当日の過ごし方
試験当日で最も重要なのは、試験時間に遅れず会場に到着することと忘れ物をしないことです。当日は余裕を持って行動できるよう、できるだけ早めに起きて、軽い朝食(消化の良いもの)を取り、持ち物の最終チェックを行って、試験会場に向かいましょう。試験会場に着いたら、ポジティブな自己暗示をかけて集中力を高めて試験開始を待ちましょう。
試験が始まったら、最後の科目が終わるまで試験に集中してください。試験本番では、問題集では見たことが無いような問題が出ると思いますが、一見難しそうな問題でも落ち着いてよく読めば、意外と答えがわかる問題も多いです。最後まで絶対にあきらめずに1問でも多く正解できるように粘りましょう。
■おわりに
1次試験合格の鍵は「試験当日に最高の状態で臨む」こと。そのためには、直前の詰め込みよりも、計画的な調整が重要です。2日間の長丁場、体力的にも精神的にもきついと思います。でも、ここまで頑張ってきた自分を信じて、最後は自分の力を最大限に発揮すれば、きっと良い結果が待っています。皆さんの合格を心から応援しています!
次回は、サクサク さんの登場です。
お楽しみに!
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