合格まで1,500時間!私の勉強法 by ぴろ

タキプロ16期の ぴろ と申します。
私は金融業界(銀行)で働きながら、令和6年度に中小企業診断士試験に合格しました。
この記事は、2026年度に受験される方向けに「勉強方法」というテーマでお届けします。
■私の受験歴と勉強時間
1次試験:2回
2次試験:3回
勉強時間:1次800時間+2次700時間=合計1,500時間
正直、診断士試験の道のりは長く、モチベーションの維持が一番の課題でした。
そんな中でも効率よく勉強を進められたと感じるポイントをまとめてご紹介します!
■勉強スケジュールの立て方
1次試験を受ける方は、7月までは1次試験に集中するのが良いと思います。
2次試験の対策は、1次試験終了後の8月から始めても十分間に合います。
実際、私も1年目は1次試験の合格確認後に勉強を開始しました。
結果は235点と合格まであと一歩と及びませんでしたが、逆に2ケ月でここまで行けるのかと自信にもつながりました。
もし余裕がある方は、4月頃から事例Ⅳ(財務)だけでも着手しておくと後が楽になります。
理由は単純で、事例Ⅳは勉強量が得点に直結するからです。
■1次試験の勉強法:過去問中心!
教科書はいろいろありますが、最終的には過去問が最強の教材です。
ただし、過去問を解くには基礎知識が必要なので、まずはテキストで一通りインプットしましょう。
私は「教科書 → 過去問」という流れで進め、問題集はほとんど使いませんでした。
理由は、問題集と過去問の難易度が異なるからです。
過去問は最低でも3回転することをおすすめします。
重要論点は繰り返し出る傾向が強く、理解も深まります。
ただし例外として、「中小企業経営・政策」は過去問の効果が薄いため、問題集中心でOKです。
使用教材はTACを使いました(テキスト・問題集・過去問)。
理由は、過去に簿記の勉強で慣れていたからで、特別なこだわりはありません(笑)。
■2次試験の勉強法:教材選びが命!
2次試験は「自分に合った教材を早く見つける」ことが何より大切です。
最初は1次試験の延長でTACの教材を使いましたが、解答レベルが高くて挫折…。
そこで書店でいろいろ立ち読みして、自分に合うものを探しました。
最終的に選んだのは以下の2冊です。
ふぞろいな合格答案シリーズ → 実際の受験生の答案が読め、自分のレベルを把握できる
30日完成!事例IV 合格点突破計算問題集 → 頻出論点を短期間で攻略できる
この2冊は、どちらも自分との相性が高く、読みやすく使いやすいと感じました。
ちなみにふぞろいは3年間で過去15年分くらいを5周以上しました。
過去問を解いていると「開眼する」という事を聞いたことがある方もいるかもしれません。
解き方、フレームワークを理解することだと個人的には考えていますが、私が開眼したのは2年目、過去問を10年分くらいやった時でした。ある日、なんとなく解き方が身についたなと実感したのを覚えています。
■2次試験の模試は必要?
個人的には不要と考えています。
理由は、模試と本番の評価が一致しないからです。
私も2次試験の2か月前に1度だけ模試を受け、CCCC判定。しかし本番ではAAAA判定でした。
模試を受ける人は意識が高く、そもそも本番で上位に入る層が多いため(勝手な妄想)、相対評価で低く出やすいのではと感じています。
ただし、過去問を何度も解きすぎて新鮮味がなくなった方、長く独学で勉強している方には模試は良い刺激になると思います。恥ずかしい話、私もCCCC判定を受けた後、危機意識が爆増、集中力と勉強量が上がりました。
■おわりに
中小企業診断士の勉強は本当に大変です。
でも、合格後にはたくさんの新しい出会いが待っています。
私自身も、協会のフォーラムや実務従事、区会活動などを通じて、多くの仲間と出会うことができました。
また、職場でも診断士資格を通じて新しいつながりが生まれました。
いま頑張っている皆さんも、絶対に大丈夫。努力は報われます。
ぜひこの資格に合格してください。
そして、合格後は日本の中小企業を支援し、
一緒により良い未来を作っていきましょう。応援しています!
次回は、しろ さんの登場です。
お楽しみに!
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