多年度生へ!今年で決めるぞ2020!〜事例Ⅳ合格した年に変えたこと by ガク

みなさん、こんにちは。多年度合格者のガクです!
一次試験を受験された方、どうもお疲れ様でした!
予定されていた東京オリンピックの影響で開催時期が早まったことに加え、新型コロナウイルスの影響で試験会場の様子が例年とは大きく変わったこともあり、過去の情報が十分に生かせずご苦労されたことと思います。
自己採点の結果、合格を確実にされ、二次試験に向けてギアを入れ替えた方、または、がっかりされた方、点数補正に望みを託した方、様々かと思います。
今年、二次試験の受験機会を得られなかった方は、残念でした。これまで支えて下さった周囲の方に感謝の意を示すと共にこれまで頑張ってきた自分を労ってくださいね。それから勉強時間を確保するために我慢してきたことを楽しんでください。次の試験に向けた勉強の英気を養う時間も必要です。

はじめに

さて、見事、二次試験の受験機会を勝ち取られた方は、103日後に迫った10月25日の二次試験に目を向けてください。ただ、がむしゃらに過去問を解くのではなく効果的にPDCAを回してください。
今回のテーマは事例Ⅳになります。
自分では比較的得意な分野と自負していますが、得点のバラツキがあります。
(平成26年度:62点、27年度:53点、28年度:41点、29年度:47点、30年度:63点、令和元年度:74点)

事例Ⅳのマネジメント

平成30年度の試験を終えて、改めて必要だと考えたことは、試験中のマネジメントです。具体的には、設問を解く優先順位(◎:点数を確実に稼ぐ問題、〇:◎に次いで点数を稼ぐ問題、△:時間に余裕があれば取り組む問題、「あと(まわし)」:ほぼ捨て問で◎〇△の見直しが終了し時間が余裕があれば取り組む問題)を決め、点数を取るべき設問を明確にし、60点をキープする確度を高めることでした。
実際の令和元年度の試験でいうと次のとおり判断できるような勉強をしました。

 

・第1問(設問1)(設問2)経営分析は当然◎

・第2問(設問1)CVPの変動費を求める問題は確実にゲットすべきなので◎

・第2問(設問2)(a)同じくCVPの損益分岐点売上高を求める問題も確実にゲットすべきなので◎

・第2問(設問2)(b)文章題は何かを書くと加点されることを信じて◎

・第2問(設問3)(a)設問文を読んだだけで複雑。たくさん時間を掛ければ解けそうだが後の簡単な問題に時間を割けなくなってしまう危険を察知し、「あと」と判断

・第2問(設問3)(b)(a)の計算過程のため、「あと」と判断

・第3問(設問1)CFは確実にゲットすべき問題なので◎

・第3問(設問2)(a)回収期間と(b)正味現在価値だが、正味現在価値はなかなか正解に辿り着かないので、○

・第3問(設問3)意思決定会計は難しいので、△

・第4問(設問1)連結子会社として分離しているメリット、デメリットは、文章題で文字数も少ない。何か書けば加点なので◎

・第4問(設問2)EDI導入による期待できる財務的効果は、題意が分からないが、こうしたケースは問題本文に書いてあるはずと考え、◎

その後、得点の皮算用をします。
第1問 25点の8割で20点
第2問 設問1と設問2で15点
第3問 設問1で10点
第4問 20点の8割で16点

◎の合計で61点は確実にゲットしようと頭に刻み込み、慎重に進めていきました。

取り組んだこと

優先順位を付ける訓練の取り組みとして、過去問を平成18年度から30年度分を週に2~3年分のペースで繰り返し解きました。その際、手順として、各設問がどのジャンルの設問か判断し、解く優先順位を決め、獲得できる得点の計算を行いました。◎(点数を確実に稼ぐ問題)は個人によって異なるとは思いますが、一般的には経営分析、CVPのシンプルな問題、CF計算書、文章問題あたりです。その作業の際、設問を一言漏らさず読む必要はありません。疲労してしまいます。目的はどのジャンルの問題か判断できれば良いのです。繰り返すことで、例年、時間を消費させる設問が埋め込まれていることを理解しました。ご存知の方も多いとは思いますが、同一問題で設問1から設問3まであるときは設問3が難問である可能性が高いです。また、いわゆる難問は、時間が掛かる割に加点が少ないことを参考書や各種ブログで知りました。
また、◎の設問は、時間に余裕があり、平常心であるならば、解ける設問なのですが、特に本番の緊張時、疲労困ぱい時にあっては、制約条件の見落としや読み飛ばしにより、不正解となるケースが多々あります。繰り返し、解いている過去問ですら、そういった事故が起きるのですから、初見の問題では言わずもがなです。それを防止するため、過去問を解くたびに、分野ごとに間違えた理由をノートにまとめて行きました。小数点の四捨五入の桁間違い、損益分岐点売上高と率の解答間違いなど、事例Ⅳのファイナルペーパーは、絶対起こしてはいけない事故事例集でした。

まとめ

さいごに、事例Ⅳは最も努力が報われる事例であると私は考えていますし、多くの合格者も口にしています。一部繰り返しになりますが、事例Ⅳについては、週に3回程度は過去問を80分以内(複数回解いてるなら更に短時間)で解き、各設問がどのジャンルなのか判断でき、解く優先順位を決定できるスキルを身に付けることが有効だと考えます。
関心のある方は是非、実践してみてください。

以上、ガクでした。
次回は、「ガンジ」さんです、お楽しみに!

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