【Shellyの合格心得・第2回】タキプロ答練 夫婦関係の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ


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Shelly@タキプロ8期である。早速だが、中小企業診断士2次試験対策として、以下の事例問題に取り組んでほしい。表題をテーマに、Shellyの実話に基いて作問した事例である。

 Shelly一家(以下S一家)は、貯蓄○万円、年収○○○万円、家族員数5名(正規家族4名、犬1匹)の、健康のためなら死んでもいいサプリメント大好き家族である。主な事業は、Shellyが展開するサラリーマン事業と、Shellyの妻が展開する家事・育児事業であるが、近年、中小企業診断士資格取得事業にも進出している。現在の収入はリーマンショック以降横ばい傾向で、ここ数年貯金もほとんどできておらず、赤字経営に近い状態で推移している。Shellyの目下の経営課題は、財務上の問題解消と同時に、12年近い夫婦生活の歴史を絶やさないことにある。

 収入が思うように伸びず、いかにして貯蓄を拡大させるかを考えていたShelly夫妻(以下S夫妻)にとって、中小企業診断士となり独立を目指すというShellyからの提案は、妻にとっても受け入れやすいものであった。しかし、S夫妻の関係が急速に悪化し始めたのは、Shellyが中小企業診断士の受験を決断してからである。

 Shellyが資格取得事業を開始した頃は、第二子が誕生する時期と重なり、妻は切迫早産を患っていた。S一家の家事・育児事業は行き詰まっていたが、各事業の責任を明確に区分していたため、資格取得事業だけは計画通り進めることができていた。第二子の誕生以降も、家事・育児事業は不振を極めた。時を同じくして長男は癇癪が始まり、その激しさはS一家の隣人から苦情が入るほどだった。妻はみるみるうちに憔悴し、1次試験を迎える8月には体重が8キロも減少していた。その間、Shellyはほぼ不休で資格取得事業に取り組んでいた。 

 事業開始初年度に1次試験を突破したShellyは、すぐさま2次試験の学習に着手した。しかし、試験日が近づくにつれ、学習に手応えを感じ得ないShellyには焦りが生まれていた。手当たり次第に高額な参考書を購入し、複数の受験機関の受講をスタートさせたが、資格取得事業の採算は急速に悪化し始めた。そこでShellyは、妻が展開する家事・育児事業の効率化を図ることに注力した。赤字の解消が求められる月次の家計管理については、居間など家族が集合する場所に、目標と達成度合いを記した情報を掲示し、夫婦同士の情報共有を促すとともに、Shelly自らが率先して、日々、意識改革や出費抑制に取り組んだ。

 こうした事業環境の下で、Shellyは妻の満足度調査を実施することにした。その結果、いくつかの問題点が抽出された。分析すると、「金遣いや家計管理のやり方が横暴」「いつどこで勉強していて、何時に帰ってくるかわからない」など、夫に対して不満を示すポイントが高くなっていたのである。S夫妻の離婚可能性は、一般家庭と比べて高水準にあることが明らかになった。そして、Shellyにとって忘れもしない平成27年12月12日、2次試験不合格となった受験初年度の合格発表翌日に、妻からShellyへ離婚届が提示されたのである。

 2年目の学習開始を目前に、Shellyは直ちに夫婦関係の革新に着手した。その一つは、人事制度の改善である。資格取得事業は毎週土曜日を完全休業日として、妻の育児事業を代行した。離婚については、泥沼の様相を呈することは避けられた。とはいえ、S夫妻の会話のほとんどは、「メシ・風呂・勉強する」で占めており、長期的に心通じ合う関係を取り戻す施策が登場しているわけではない。Shellyは、ここで示された夫婦関係の問題を改善するために、家庭裁判所中小企業診断士に助言を求めることにした。

 

第1問 (配点100点)
 S夫妻の離婚可能性は、一般家庭と比べて高水準に達している。今後、離婚の危機を回避していくために、どのような組織管理上の施策を講じるべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。

 

【 解答の考え方 】
今回は、幼い子供がいる家庭を持ちながら中小企業診断士を目指す夫が、その最大の目的が「将来への準備」であったことを忘れ、いつしか試験に合格すること自体が手段から目的となり、家庭内で利己的な態度を繰り返したために夫婦関係が断絶した一家を革新に導く事例である。

Shellyの顛末を、みなさまはどのようにお感じになっただろうか。
ここには記せない、妻との押し問答も数えきれないほどある。離婚騒動になった時、私はなんのために学習を始めたものかわからなくなり、心から情けない思いが込み上げた。その後、2年目の学習を始めるにあたっては、事例文に示した通り、毎週土曜日を完全に家族との時間とした。さらに、以下の行動を約束して通年実行した。

・金銭的負担が発生する際は、費用対効果も併せて妻と相談
通学日など、学習計画はGoogleカレンダーで家族と共有
・模試や答練の結果など、成果や進捗状況も全て家族と共有

ただひとつイマイチだったのは、模試・答練の結果共有である。順位が下がり気味だと チクチクチク刺され…。

解答を検討する前提は【Shellyの合格心得・第1回】にある。ご一読いただきたい。

 

【 解答の展開方法 】
「Shellyの合格心得」では解法を多く扱わないが、ひとつ助言する。

間違っても、人的資源管理の施策は解答に書いてはいけない。
設問には組織管理上の施策との制約条件がある。
これを破れば、大幅な減点対象になる。

「妻に対する公平・公正な評価報酬制度の導入」などの人事制度上の対策は、作問者(=Shelly)はまったく考えていない。ごめん、ママ。

 

【 模範解答 】

模範解答では、与件に基づいて導いたS一家の問題・課題の解決や、革新(改善)の方向性を打ち出すため、基本的な組織の施策を取り上げて構成した。

なお、読者のみなさまがもし解答をお考えになった場合、下のコメント機能から投稿として寄せていただきたい。独断ながら、解答の題意の忠実さ、よみやすさを重視して採点をさせていただく。ただし、次回のShellyのブログ掲載(5月上旬予定)までに投稿が1件もなかった場合は、この記述はそっと消えているからそのつもりで。

 

…官報に自身の氏名が中小企業診断士の登録者として報じられた時、きっと、あなたはこんな決意を胸に抱いている。
「信じてくれた家族を後悔させない…診断士1年目に挑戦する‼」

 

明日は、みなさまからコメントをたくさん頂く人気者!
ろうてつさんの登場です。お楽しみに。

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4 Responses to 【Shellyの合格心得・第2回】タキプロ答練 夫婦関係の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ

  1. usachudo より:

    診断士になった場合、及び現状維持の場合それぞれのメリットデメリットを明確に提示し、診断士断念という選択しも踏まえた上で権限を委譲し、以降ただただ裁断を座して待つ。

    • タキプロ より:

      夫が真摯に裁断を待つ潔い姿勢、Good!
      あと、もう少し夫の存在価値を高める着眼点があれば
      VeryGoodでした。
      60点。合格!

  2. ろうてつ より:

    受験生あるあるですね(笑)

    自分のことのように読めました。

    • タキプロ(Shelly) より:

      ありがとうございます。
      私も自分のことのままとならないよう、
      家族との関係性強化に努め、愛顧を高めます。

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