これなら読める中小企業白書 ゆっきー

みなさーん。ゆっきーでーす。勉強しっかりやってますかー。以前のブログでお知らせしてました、マイルストーンとすべき7月上旬の1次模試まであと数日ですね。

先週のろうてつさんのブログにもありました、暗記科目の中小企業経営・政策については、これからの挽回もまだまだ可能ですよ。
今日はゆっきーにとって、とっつきにくかった中小企業白書の理解について、なるほどと思ったものをお知らせしまーす。

中小企業経営・政策科目で出題範囲とされる「中小企業白書」、みたことあります?「テキストで存在は知ってるけど、現物は・・・???」って方、多いのではないでしょうか。
アマゾンでも買えるんですよ。(3240円)ゆっきーは、図書館で初めて見ました。今年度の試験範囲は、2016年版の内容ですからお間違えの無いように。
さてこの白書、500ページからなる電話帳みたいな厚さの代物で、読むとなると、考えただけでギブアップですね。ただ、中にあるコラムに出てくる中小企業は2次試験の事例企業を見ているようで、とても勉強にはなりました。
そんなみなさんに朗報があります。なんと、中小企業白書概要なるサマリーがしかも中小企業庁から出されていまーす。ゆっきーは受験校の答練で教わったのですが、これはいい!と思いました。
ページ数も23ページと多くない。何せ中小企業庁が出しているという、お墨付きです。
これをプリントして、重要なところにマーカーして、通勤電車で眺めてましたよ。

では、それぞれのページの重要なところをかいつまんで・・・。

1ページ目、中小企業の定義
これは絶対、ぜーったい覚えるべきことですね。
せいさん・おろいち・さーこい・こごご、小規模せい20、他5わかる人にはわかる語呂合わせ。
グラフを見て! 中小企業は380.9万者
「社」の間違いかと思ったが、個人も含まれるので「者」となります。大企業は、企業数だけでは1.1万者しかなくて全体の0.3%しかないんだねー。

2ページ目、白書のテーマが書いてありますよ。太字を意識してみてくださーい。
中小企業・小規模事業者の景況が緩やかな回復基調にある中、国内市場の縮小人材不足設備の老朽化など、様々な環境変化や課題も顕在化。中小企業白書では、こうした状況の中、稼ぐ力を強化し、「多様で活力ある成長発展」を目指す中小企業の取組について分析する。

特に「稼げる中小企業の取組」では 、
・生産性向上のためのIT活用
・売上拡大のための海外展開
・稼ぐ力を支えるリスクマネジメント
ふむふむ、この辺がポイントか・・・。

3ページ目、現状分析 企業収益、景況感
中小企業の経常利益は過去最高水準となり、景況感も改善傾向にあるが、売上高は伸び悩んでいる。
矢印の向きを感覚的にとらえましょう。経常利益〇、売上△、景況感〇(リーマンショックの2008年は半端ない落ち込みだったんだなぁ)
中小企業の数は381万者となり、うち中規模企業の数は56万者、小規模事業者は325万 者。中小企業全体の減少ペースは緩やかとなった。・・・なーるほど。

5ページ目、収益増加の背景
中小企業における2009年から2015年にかけての経常利益の変化を要因別にみると、①売上高の減少、 ②変動費の減少(原材料・エネルギー価格の低下等が背景の一つ)、③人件費の減少(企業数や従業員 数の減少が背景の一つ)が主なものであり、全体としては2.5兆円の増加となった。・・・大企業は売上上がっているのと対照的だな。

6ページ目、人手不足と設備老朽化
中小企業でも賃上げは行われているが、人手不足感が強まっている。また、設備投資も伸び悩み、中小企業の設備の老朽化が進む。こうした状況を踏まえれば、経常利益が過去最高水準 にある今こそ、省力化・合理化や売上拡大等を通じて稼ぐ力を高める必要がある。
・・・ここでは、人手不足と設備の老朽化が言われているな。

7-9ページ目、中小企業の生産性
中小企業の中にも、生産性の高い、稼げる企業は存在する。
生産性の高い中小企業は、設備投資IT投資等に積極的 で、一人あたりの賃金が高い傾向にあることがうかがえる。
中小企業の課題の中には、自社の経営状況の的確な把握など、IT活用が解決策となり得ると 考えられるものもあるが、人材不足や効果がわからないこと等を背景にIT投資が進んでいない。 それに対し、高収益企業では、IT投資により、営業力強化や売上拡大等の効果を得ている。・・・中小企業間の温度差があるんだ。
高収益企業は、各事業部門、従業員から現場の声を聞き、研修も行い、業務プロセスの高度 化なども同時に進め、人手不足の中でも外部機関をうまく活用しながら、IT投資を計画的に実施している。
稼げる企業は、IT導入に伴い、従業員とコミュニケーションをとり、 業務プロセスの見直し等を行っている割合が高い。
・・・IT、コミュニケーション、業務プロセスがキーワードか。

10-11ページ目、海外展開
国内市場が縮小し、また、海外の中間層・富裕層が増加する中、海外需要の獲得は重要。現 状、中期的にみれば、海外展開を行う中小企業は増加傾向。こうした企業は、生産性向上国内従業者の増加を達成している。
高収益企業は、マーケティングや計画策定を進め、外国人も含めた人材の確保・育成を行いつつ、モニタリングを通じてリスクにも備えながら、海外展開により売上拡大等を達成している。
・・・海外展開する企業は、生産性が上がっていて、社員も増えているって。

12-13ページ目、リスクマネジメント
自然災害の頻発やIT導入に伴う情報セキュリティの必要性の高まりにより、大企業はリスクへの 対策を進めているが、中小企業におけるBCP策定率は15%と中小企業の取組は遅れている。
・・・BCPの策定はほとんどされてないな。取り組んだ場合には、平時の経営改善に大きな効果。確かに。

14-18ページ目、成長を支える金融
中小企業が成長投資を進めるためには資金供給が必要。現状、中小企業の資金繰りや、中小企業に対する金融機関の貸出態度は改善傾向にある一方で、金融機関から中小企業への 貸出は、大企業ほど伸びてない。
一方、中小企業では、金融機関借入れは増加せず、設備投資等も小幅な増加に留まった。
金融機関借入のない無借金企業が増加傾向だが、無借金企業はある程度借入れのある企業よりも利益率が低くなる傾向。それは、無借金企業が投資に積極的でないことや金融機関を含めた外部との関係が希薄であることによるものと考えられ、こうした企業も賢く資金を調達し、成長に向けた投資を検討すべき。
事業性評価に基づく融資を実現するためには、まずは企業が今後の事業計画等を積極的に伝えていくことが重要である。
・・・「事業性評価」なんだな

事業性評価に基づく融資を実現するためには、まずは企業が今後の事業計画等を積極的に伝えていくことが重要である。
・・・ここでも「事業性評価」。これがキーワードか。

19-20ページ目、収益性・投資
稼げる中小企業の特徴をみるため、中小企業を利益率と自己資本比率の観点から分類し、分析した。利益率では中小企業の二極化が進んでいる。
実際の投資行動に着目すると、高収益企業は、積極的に投資しており、情報セキュリティなどのリスクへの対応も進んでいるが、低収益企業には投資に保守的な傾向が見られる。

21-22ページ目、経営者の特徴
企業風土については、高収益企業の方が、計画的かつ積極的に新たな試みに挑戦する傾向が ある。また、投資行動を決定する経営者の年齢に着目すると、中小企業の経営者は高齢化してきており、新陳代謝が進んでいないことがわかる。
経営者年齢が上がるほど、投資意欲の低下やリスク回避性向が高まる。実際に、経営者が交代した企業の方がわずかながら利益率を向上させていることから、計画的な事業承継が重要
・・・テーマは「事業承継」か

23ページ目、中小企業の稼ぐ力まとめ
・・・最後のページに凝縮されているぞ!このあたりの論点・キーワードに注意して過去問をやってみよう!

いかがでしたか?キーワードを意識すると、私は理解が進みましたよー。
さあ、頑張ろう!

明日は、掛け合いトークが評判の「とまとりんご」さんです。お楽しみに!

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