[2次口述] 1週間でやるべきこと

中小企業診断士を目指す皆様、おはようございます。がんちゃん/岩間です。

先週(11/24)は【口述試験のポイント】をお伝えしました。本日は【1週間でやるべきこと】をお伝えします。 

 

◆口述試験のポイント(先週の振り返り)

  • 筆記と口述の違いは、解答の分量。筆記は30〜200字なのに対し、口述は2分=600字相当。
  • ⇒次のフレームワークで解答すると良い。ポイントは、bで内容を膨らませること
    • a. 端的な解答
    • b. 事例企業に関するプロフィール(SWOT、事業変遷など)
    • c. 解答の繰り返し

 (詳細は、先週の記事「一番のポイント:2分間で解答すること」をご確認いただければと思います)

 

ここから、まずは試験当日の姿を確認し、そのあと1週間でやるべきことを紹介します。

 

◆試験当日の姿

当日は、「試験官から聞かれる質問に2分程度で答えられること」が必要です。そのために、次の情報が頭の中にあり、引き出せる状態である必要があります。

目的 インプットしておく情報
a.端的な解答をする 1. 事例企業の問題点課題解決法
2. 事例企業に関係する、診断士としての知識
b.事例企業のプロフィールを話す 3. SWOT事業の変遷(事業ドメインの変化)

 

◆1週間の準備

インプットしておく情報 対策
1. 事例企業の問題点・課題解決法 筆記試験で問われた各設問を確認し、口頭で答えられるようにしておく。
2. 事例企業に関係する、診断士としての知識 事例企業に関する想定質問を確認しておく。
3. SWOT、事業の変遷(事業ドメインの変化) SWOT問題点課題解決策を整理する。
それをストーリーとして話せるようにする。

 

特に3について、次のようなテンプレートで話せるようにしておくことを強くお勧めします。

○社は、○○向けに、○○を提供する企業です。

○○という点で成長してきました。具体的には・・・

○○という危機がありましたが、○○により乗り越えました。具体的には・・・

最近は○○という問題が顕在化してきています。課題は○○です。そのための対策は○○です。

このストーリーを話せるようにしておけば、どのような種類の質問に対しても、話を膨らませることができます。問われることは、事例企業に関連する事項だからです。

 

また準備として、地理的・日程的に参加できるようであれば、予備校や各種勉強会のセミナーを受講するのも有効です。模擬練習を受けられたり、想定質問集を入手できたりします。
タキプロでもセミナーを開催します。対策の紹介、模擬練習、想定質問集配布などを行います。)

 

◆補足

  • 私が受験したときは、試験官は「答案」らしきものを参照していませんでした。そのため、本試験で実際に書いた解答と矛盾していても構わないと考えられます。
  • SWOTは精緻に覚える必要はありません。S、W、O、Tそれぞれについて、企業にとって重要な点を1〜3つずつ理解しておく程度で十分だと思います。
  • 想定質問集のすべてを覚える必要はありません。次のようにランク付けして対応すると良いと思います。
    • 重要そうなもの(各事例5個程度):正確に答えられるようにする
    • それ以外:
      • 知っているもの:キーワードやポイント程度を覚えておく
      • 知らないもの:対応しない
  • 与件を「丸覚えする」のはお勧めしません。理由は、与件では、さまざまな情報が、体系立たない形で出現するためです(抽象度が高い情報と低い情報が混在し、重要な情報とそうでない情報が混在し、また時系列もバラバラの場合があるからです)。そのため、人間にとっての情報量が大変多く、覚えるのに苦労するのとともに、当日情報を引き出しづらくなります

 

来週12/8は、「答えられない設問が出たときの対応法」をご紹介します。

 

以上、がんちゃん/岩間でした。

 

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