企業経営理論をどう攻略したか ~多年度の学習を振り返って~ by Horiさん

タキプロ16期の Horiさん と申します。
■はじめに
HN:Horiさん
年代・性別:50代・男性
職業:製造業に勤務し、金融機関向けシステムのプロジェクトマネージャを担当
一次受験歴:保険受験含め5回、内企業経営理論は4回受験しました。
今回は中小企業診断士試験の一次科目「企業経営理論」について、私の学習体験を振り返りながら、これから挑戦する方に役立つヒントをお伝えしたいと思います。
過去のブログ記事は以下リンク先です。
特別企画~多年度受験生特集~ by Horiさん – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー
運営管理をどう攻略したか ~多年度の学習を振り返って~ by Horiさん – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー
■受験時代の振り返り(企業経営理論編)
企業経営理論は、最初に取り組んだとき「何を問われているのか分からない」「範囲が広すぎる」と感じ、私にとって最も苦手な科目でしたが、学習3年目に過去問の取捨選択と設問の深堀りを徹底することで、ようやく全体像が見えてきました。以下は、私の受験生時代の振り返りです。
<学習1年目(本試験50点台)>
・TAC1次本科生として勉強開始。インプットと過去問演習を繰り返すのに精一杯。
・設問が何を聞いているのか理解できず、ただ過去問を回すだけの表面的な学習。
結果、1年目は「知識はあるのに点数につながらない」という典型的な失敗パターンでした。
<学習2年目(本試験50点台)>
・本業が多忙で、過去問演習が中心。
・1年目よりは「こういう聞かれ方をするのか」と少しずつ攻略法が見えてきたものの、まだ点数は伸びず。
結果、2年目は「努力はしているのに結果が出ない」という焦りを感じた時期でした。
<学習3年目(本試験60点台)>
・TAC八重洲校の1次上級本科に通学し、学び直し。先生から「過去問はやみくもに解く必要はない」と教わる。
・頻出・重要問題(年度ごとに10問前後×直近5年間)を深堀りする学習法を実践。
・設問テーマごとに「一言で言うと何が重要か」を整理することで、全体像がクリアに。
・例えば、組織変革の問題 → 「現場軽視はダメ」がキーワードで、 設問中に「外部機関から情報収集」とあれば、現場軽視につながるため選択肢から外す。
結果、この「設問の意図を一言でまとめる」習慣が得点力アップにつながり、科目合格を掴むことができました。
■企業経営理論の攻略方法
受験生時代を振り返り、苦手だった企業経営理論を得意科目に変えたことが一次試験合格の勝因だったと思います。
企業経営理論は、日本語がまわりくどく出題範囲も広いため、合格点を取るのに非常に苦労しましたが、設問を俯瞰して「何を問われているのか」を意識することで、3回目は60点超えを達成し、得点源にすることができました。
特に効果的だったのは、過去問を「最良の教科書」と捉え、設問ごとに「問われていること」を過去問に書き込みながら振り返ること。これにより、知識が単なる暗記ではなく、理解に変わり、試験本番でも迷わず選択肢を絞れるようになりました。
■おわりに
初年度の方はインプット中、一次試験再挑戦の方は振り返りの開始時期と思います。インプットを終えたら、過去問を深掘りしながら「設問の意図」を自分の言葉で整理することを意識してみてください。受験勉強は長丁場ですが、モチベーションを維持しつつ取り組めば必ず成果につながります。皆さんの努力が実を結ぶことを心から応援しています。
次回は、ペッペ さんの登場です。
お楽しみに!
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