組織論はストーリーで覚える

こんにちは!!

事例Ⅰの与件文を読んでいると、「プロジェクトX」のオープニングテーマが流れる、埼玉県民のJ(じぇい)です。

好きな科目は、企業経営理論です。中でも、組織論が好きです。事例Iを解いていると、まるで企業をテーマにした、熱いヒューマンドラマを見ているような感覚になるときがあります。

※空想を広げすぎるのは診断士試験ではご法度です。与件文から客観的に推察できる内容を心がけましょう。

 

■ストーリーを組み立てて覚える

個人的な意見ですが、二次試験合格の秘訣は、一次試験で勉強してきた概念をどれだけ腹落ちさせているかだと思います。二次試験では、細かい知識を問われることはあまりありませんが、問題の本質を素早く推察するためには、それぞれの概念とそのつながりについてイメージできなければいけません。

企業経営理論は抽象的な概念を扱うことが多く、はじめはあまりピンとこないかもしれませんが、とくに組織論では、順を追ってストーリーとして覚えていくと、楽しく覚えられると思います

ということで本日は、

クリス・アージリスによって提唱された「シングルループ学習」、「ダブルループ学習」からお話をスタートしたいと思います。組織学習は、一次試験でも頻出ですし、二次試験においては、直接問われることはないとしても、問題の本質につながるような重要な概念のひとつといえますので、要チェックです!!

 

■「シングルループ学習」、「ダブルループ学習」

シングルループ学習とは、

すでにある前提(制約条件、考え方、価値観、理念など)に従って、問題解決を図ることをさします。改善活動はまさに、このシングルループ学習のひとつと言えるでしょう。

対して、

ダブルループ学習とは、

すでにある前提(制約条件、考え方、価値観、理念など)を新しく設定し直すことをさします。

この“前提”が、むやみやたらに変わってしまうと、組織は安定した成長を見込めないでしょう。個人ではなく、たくさんの人が参加する組織では、前提とするものがなければ、力を合わせていくことができないからです。

その一方で、企業が外部環境の変化に対応していくためには、ときには、前提を見直し、変革をはじめる必要があります。

 

■組織変革を阻むもの

しかしながら、すべての組織が「ダブルループ学習」を行い、新しい方向に向かっていけるわけではありません。

そこには、人の、組織の、ドロドロした集団力学(グループダイナミクス)が働いていて、対立のため、変えたくても変えられない(コンフリクト)、あるいは、変える必要ないと短絡的な判断をしてしまう(集団浅慮・リスキーシフト)が起きているかもしれません。

このようになってしまうと、どんなに優れた解決策を見出せたとしても、組織変革につながらず、気づいたときには、これまで積み上げてきたものが、ある日突然くずれ去ってしまうという事態に…(ゆでガエル理論)

 

うーむ、これではぜんぜんドラマチックではないですね…

 

ドラマであればそうなる前に、優れたリーダー(リーダーシップ論)が立ち上がり、みんなのやる気を引き出し(モチベーション理論)、最後は華々しくV字回復を果たすのでしょうか。

 

■ストーリーの素敵なヒントはテキストのなかに!

組織変革が求められるとき、

人々はどんな状態で、そこにどんな対立があり、そして、それを打破するためにはどんなリーダーが必要で、人々にどんな影響を起こしていくのか…ストーリーの素敵なヒントがテキストにありそうです。

 

きっとベタベタの内容になることうけあいですが。

 

以上、ドラマの台本を考えるように勉強すると、少しは勉強も楽しくなるかな?というお話でした。

 

さてさて、

明日は、常に睡眠不足のKOBさんの投稿です。

いったい、なぜ、常に睡眠不足なのか、

KOBの投稿、こうご期待!!

 

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