戦略的な運営管理の勉強方法 by はらしょー  

タキプロ16期の   はらしょー と申します。
今回は1次試験の「運営管理」について私の経験も踏まえながら、学習プランについてお話しできればと思います!

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■はじめに

簡単に自己紹介をさせていただきます。

年齢/性別/家族:20代/男性/妻

職種:民間コンサル

受験歴:1次/1回・2次/2回

勉強時間:1次/約500~700時間・2次/約500時間

勉強方法:1次/独学・2次/独学→予備校通信

得意科目:1次/財務会計、経営情報システム・2次/事例Ⅳ

受験のきっかけ:入社当時の直属の上司におすすめされたため、業務をする中で中小企業経営に対する基礎を勉強したいと考えたため

今回は運営管理といったテーマについて、私が意識したポイントや学習プランについてご紹介できればと思います!

運営管理の科目概要、ポイント

「運営管理」は、生産管理と店舗・販売管理の2つに分かれており、それぞれがバリューチェーンの「生産」「販売」に当たるような知見を学ぶことができるような科目となっています。それぞれの分野の特徴、頻出論点と難易度を以下に示します。

1. 生産管理

●生産システム:生産ラインの設計、設備配置の最適化等

●生産計画と生産統制:需要予測から生産スケジュールの管理等

●品質管理:QCサークル、TQM、品質管理の7つ道具の理解等

●在庫管理:EOQモデル、ABC分析、在庫回転率の計算等

2. 店舗・販売管理

●商業施設の計画と管理:店舗レイアウト、立地選定、設計の基本等

●マーチャンダイジング:商品計画、価格設定、プロモーション戦略等

●流通チャネルと物流管理:サプライチェーンの理解、物流の効率化等

●販売促進及びサービスの管理:接客、顧客管理、CRMの導入等

運営管理の難易度

「運営管理」の難しさについてですが、私は難しい方の科目だと考えております…


実際の製造現場で適用される具体的な技術や管理手法、また店舗のレイアウトや販売などマーケティング手法も求められるため、そういった職に就いたり、経験のある方については非常に取り組みやすい科目あるものの、そういった職に就いたことのない人、経験のない人にはゼロベースで知識を身に着けていく必要があり、非常に習得するのが難しい科目だと思います。

経営法務と同じく暗記するものが非常に多いので、暗記苦手な私は苦戦しました…

また「運営管理」の年度別の合格率を見てみても難易度がブレていることがわかります。

運営管理の科目合格率

年度科目受験者数科目合格者数科目合格率
2014年度12838人2288人17.8%
2015年度11848人2424人20.5%
2016年度11865人1395人11.8%
2017年度13207人410人3.1%
2018年度13912人3596人25.8%
2019年度12795人2921人22.8%
2020年度9745人912人9.3%
2021年度15118人2796人18.5%
2022年度16029人2580人16.1%
2023年度16854人1470人8.7%

合格率3.1%の超高難度の年に当たったが最後、「運営管理」の得点が伸びず足切り…なんてこともあり得る恐ろしい科目です。

■学習プラン

そんな苦手科目である「運営管理」を克服するため、以下の学習プランに沿って私は戦略的に学習を行いました。

ステップ1:基礎固め(試験4ヶ月前)

■全体像の把握

まずは「運営管理」の全体構造を理解しました。過去の試験問題を数回素早く確認し、どの分野からの出題が多いのかを知ります。

■基礎知識の習得

各テーマ別に基礎概念を習得し、具体的な事例を交えて理解を進めました。知識をただ読むだけでなく、実際の業務シーンをイメージしながら読み進めることで、より深い理解が促されます。

■ノート作成

自分が特に重要だと感じたポイントや分かりにくかった部分は、ノートに書き出して整理しました。これにより、後で復習する際に効率的に情報を引き出すことができます。

ポイント:特に運営管理は他の科目と比較し覚えるものが多いので、優先順位をつけ特に自分が覚えにくいと感じた事を書き出すのが良いと思います。

ステップ2:応用と問題演習(試験2~3ヶ月前)

■過去問に触れる

過去5年分の問題を解き、問題構造をつかむことに集中しました!特に間違えた問題は、別冊ノートにまとめて正解するまで何回も何回も解きなおしました。

■問題集による反復練習

問題集を使いながら弱点を洗い出すとともに、頻出分野を重点的に繰り返し自分の苦手な領域が可能な限りなくなるようひたすらに問題集を解きました。また定期的に問題集を変えたりネットで収集した問題に触れ、さまざまな形式の問題に取り組むことで、柔軟な思考力、対応力を養いました。

ステップ3:試験直前の総仕上げ(試験2週間~1ヶ月前)

■総復習とポイントの確認

テスト前には徹底的に復習を行い、特に苦手な分野に焦点を当てました。私は生産システムの部分が非常に苦手だったのでそのテーマについてはノートに知識を整理し、何回も復習することを繰り返しました。過去問や試験対策問題をもう一度じっくりと解くことが重要です。

■模擬試験の実施とレビュー

現実に近い形で模擬試験を行い、時間配分を実践的に体得しました。ここでの結果を基に、どのテーマについて最後の詰めの時期に時間を割くかを考えます。最終調整を行いましょう。

■メンタルと体調の管理

学習において最も見逃されがちなのはメンタル面のケアです。休息を適宜取り入れ、リラックスしながら体調を維持しました。(ここは人によりますが私はリラックスと言いつつ、趣味のランニングを勉強後に必ず行い、メンタルを維持していました!)

■まとめ

「運営管理」は幅広いプロセスや技術を理解する必要があるため、学ぶべき範囲は広範ですが、計画的に学習を進め、多くの問題に触れ、アウトプットを心がけることで着実に理解を深めることができます!

実際私もあきらめずに勉強に励み1年目で72点という高得点でストレート合格をすることができました。

この記事を見ていただいたみなさんも計画的な学習を貫き、ぜひ高得点で「運営管理」を、また1次試験を突破して下さい!

■おわりに

次回は、はやひと さんの登場です。 

お楽しみに! 

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