2次試験におけるメンタル戦略の重要性 by べっち

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目次
■はじめに
1次試験を突破した瞬間、ようやく半分…と思いきや、2次試験は想像以上に精神的持久戦です。
限られた期間で実力を上げ、本番でそれを発揮するためには、解法テクニック以上に「モチベーションのコントロール」が重要になります。
今回は私が意識していた、勉強全体の進め方とメンタル面の工夫を紹介します。
■自己紹介
3回目の投稿になりますが、改めて自己紹介をさせていただきます。
名前:べっち
年齢:30代
職種:通信キャリア(法人営業)
居住エリア:福岡県
受験歴:令和3~5年 1次試験、令和5~6年 2次試験
勉強時間:1次700時間、2次500時間
勉強方法:1次はSTUDYing、2次は独学(ひたすら過去問とふぞろい採点)
得意科目:(1次)企業経営理論、経営情報システム (2次)事例Ⅰ・Ⅱ
苦手科目:(1次)経営法務、中小企業経営・政策 (2次)事例Ⅲ
勉強を始めたきっかけ:
建前)中小企業経営に関する幅広い知識を身に着け、地元経済に少しでも貢献したいと思ったから
本音)妻の里帰り出産中にゲームをしまくるか勉強をしまくるか悩み、軽い気持ちで勉強を選んだ結果、4年の沼にはまった
■習慣化と反復が支える:勉強リズムと過去問活用法
2次試験対策は、知識だけでなく「どんな状態でも机に向かえる精神力」を作るのがカギです。私はこのために、「勉強の習慣化」と「過去問の反復」に力を入れました。
● 習慣がメンタルを守る
まず意識したのが、勉強時間と場所の固定化。
たとえば、平日は仕事から帰宅後に過去問を解いてふぞろいで採点だけ行い、翌朝出勤前にカフェで30分、回答の見直しや重要ポイントのチェックを行う。土日は午前中と午後に1問ずつ過去問を解いて採点だけ行い、夜に子供が寝静まった後に、その日の振り返り、といったように勉強のリズムを完全にルーティン化しました。
この「考えずに机に向かう」仕組みを作ることで、モチベーションが下がっていても、勉強のスイッチが自然と入るようになります。やる気に頼らず淡々と進めることが、最終的に最も大きな力になります。
● 過去問中心の勉強で実力と自信を積み上げる
中でも最も重視したのが、過去問演習の使い方です。私は10年分×1周+直近5年分×1周しました。
- 10年分にした理由は、「試験の感覚」を養うためです。出題の傾向、よく使われるキーワード、出題者の狙いなど、過去問に触れ続けることで自然と肌感覚として身につきます。
- 2周する理由は、知識の定着と達成感を得るためです。1周目は正直、点数も低く、落ち込むことが多かったです。でも、2周目になると答えを覚えている問題もあり、「解ける自分」を感じられて、自信が回復しました。これがメンタル維持に大きく貢献しました。
過去問演習は、これくらいのボリュームをやれば十分です。1問あたり試験80分+採点・復習20分=100分/問と換算すると、100分×4問/年×15年分=100時間、つまり試験までの残り日数を考えても、約11時間/週を過去問演習に充てれば、達成できるボリューム感です。
個人的な感想としては、知識の体系化や2次試験解法テクニックのインプットなどにはあまり時間は使わなくていいと思います。とにかくまずは過去問を解きましょう。私も最初はふぞろい採点で30点台を続出していました(笑)。
また、1問ずつの復習にあまり時間をかける必要もないと思います。できる限り数を解いて、肌感覚で80分の使い方や、キーワードの拾い方などを身に着けていくことが重要だと思います。
単に実力を上げるだけでなく、「私はこれだけやってきた」という自信」を作るためにも、過去問演習は最強のツールです。
■不安に勝つ心の技術:「感情・比較・回復」をコントロールする
試験勉強で最も怖いのは、「やっているのに不安が消えないこと」です。
私はこの不安を乗り越えるために、3つの視点からメンタルをコントロールしていました。
● 感情の可視化で、心の波を把握する
勉強のログには「時間」だけでなく、「その日の気分」もメモしていました。
たとえば「集中できた」「不安だった」「イライラした」など、簡単な言葉でいいので、感情を記録しておくと、落ち込みの原因が明確になります。
特に、「前日寝不足だと集中できない」「事例Ⅳは気が重くなる」など、自分の傾向を把握すると、事前に対策できるようになるのです。
● 比較するなら「昨日の自分」だけ
SNSや勉強仲間と比べてしまうと、どうしても焦りや劣等感が出てきます。
そこで私は、意識的に比較の対象を「昨日の自分」だけに絞りました。
「昨日より10分長く机に向かえた」「先週よりも事例IIIが苦じゃなくなった」といった小さな成長に目を向けることで、メンタルが安定し、自信が積み上がっていきます。
また、過去問の点数を時系列でメモを取っておくこともオススメです。間違いなく自分が成長していることを数値として実感できるため、モチベーション維持に大いに役立ちました。
● 回復ルーティンを持つ
どうしても気持ちが落ち込む日はあります。
そんな時のために、私は「気持ちを切り替えるマイルール」を決めていました。
- 10分の散歩
- 好きなカフェで1杯飲んでリセット
- 深呼吸やストレッチ
こうした小さな“心のメンテナンス”があると、不安を長引かせずに、「また明日がんばろう」と思える状態に戻れます。
■おわりに
中小企業診断士の2次試験は、テクニックももちろん重要ですが、それ以上に試されるのは「モチベーションのコントロール」だと私は思います。
こうしたメンタル戦略を持つことができれば、きっと試験本番でも力を出し切れます。
このブログが、あなたの挑戦の助けになれば幸いです。
次回は、はやひとさんの登場です。
お楽しみに!
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