こういう答案を書ける人は2次試験に受かる!

 

皆さん、こんにちは!

月曜日担当の、はっしーです。

受験生の中には、2次事例問題を勉強会などで議論するのは得意だが、いざ答案となるとなかなか思い通りに書けない、答練の点数が今一つ伸びない、という方がいらっしゃると思います。誰もがぶつかるカベですが、すんなりクリアする人と、時間のかかる人に分かれるのも事実。どこに原因があるのか?答案作成力を高めるカギは何なのか

最近、元陸上選手のタレント、武井壮さんの「スポーツが短期間で上達するコツ」という記事(http://logmi.jp/5734)がネットで話題になりましたが、その中の「自分で自分の身体の動きをコントロールできる人が、運動の上達も早い」という彼の言葉が、ヒントになりそうだなと感じました。

記事によれば、目をつぶって立ち、両手を左右に水平に広げたつもりでも、実際には腕は水平より上を向いたり下へさがったりするのが多いとのこと。このように、自分の身体をコントロールするのは意外と難しいんですね。だからスポーツの上達には、やみくもに練習する前に、まず自分の思うように体を動かせるようにするのが重要だと、武井さんは言っています。

2次試験で例えれば、「自分の考える内容が、スッと読み手に伝わる答案を書けるようにする」ということでしょう。大事なのは、書き足りなかったり、書きすぎたりしない、というところ。つまり

① 「だから何なの」の因果関係を文章に盛りこむ
② 与件の言葉をすなおに使って書く。安易に言い換えない

この感覚が分かってくると、答案のレベルが安定すると思います

 

自分が不合格だった年(H23年)の答案を読み返すと、やはりこれが出来ていませんでした

 

①が出来ていないケース

H23年事例Ⅱ(眼鏡屋)第2問 設問2
『ファッション性を重視した新戦略の、Bメガネ全体にとってのメリットとデメリット』

答案:
『メリットは、新たな顧客層の開拓に寄与することである。
デメリットは、既存のブランド価値毀損のリスクである。』

⇒「だから何なの」が欠けています 例えば、新たな顧客層の開拓により収益増に寄与する、ブランド価値毀損により既存顧客を失う、というように因果関係を盛りこまないと、言いたいことが伝わりません。

 

②が出来ていないケース

H23年事例Ⅰ(医療品メーカー)第1問 設問2
『近年、A社が医家向け市場に注力しているのはなぜか』

答案:
『理由は、医家向け医療品はA社の絆創膏製造技術の強みを生かし、高い利益率を実現できるからである。一般家庭向けは定番品中心で競合との価格競争が厳しいのに対し、医家向けはユーザの個別ニーズを踏まえた製品差別化が可能であり、他社は容易に追随できない。』

⇒前半の結論部分はまあまあですが、問題は後半部分。一般家庭向けは定番品中心とか、医家向けは個別ニーズを踏まえた製品差別化、とまでは与件に書いていません。要は書きすぎ 与件の言葉をすなおに使わず自分の解釈で書き換えています。

 

いかがでしょうか。目をつぶって左右に広げた手が水平になるように、皆さんも、自分の言いたいことが読み手に伝わる答案になっていますか?

本試験では、採点者に読むだけで分かってもらえない答案はアウト  どういう意味なのかを説明する機会はありません。自分ではなかなか自分のクセに気づかないので、やはり人に読んでもらって率直に評価してもらうのが早いと思います。読んでよくわからない、と人に言われたらチャンス! どこが分かりにくいかを積極的に聞いて、文章力を高めていきましょう。きっと役立つはずです!

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

・2/23(日) 9時半~12時 京橋区民館 座談形式タキプロ勉強(相談)会
*持参物:再現答案や本試験の問題用紙があればご持参ください。
詳細はこちら

・3/2(日) 9時半~12時 新場橋区民館 題材:H25事例1

・3/13(木) 19時~21時半 堀留町区民館 題材:H25事例2

・3/30(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H25事例3

*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

お申込みはこちらから

 

【タキプロ×経士会 絶対合格勉強会in大阪】

去年の2次試験の問題を基にした設問をこちらで用意しますので、グループメンバーで議論や意見交換を行った上で解答を作成していただき、各グループから発表をしていただきます。初学者の方も受験経験者の方もぜひご参加ください♪

2月16日(日)10:00~16:00
◆内 容:
10:00~12:30 グループディスカッション(H25年度2次試験事例Ⅰ) 13:30~16:00 グループディスカッション(H25年度2次試験事例Ⅱ)
◆場 所:
梅田阪急オフィスタワービル29F セミナールーム (大阪府大阪市北区角田町8番1号)
◆参加費:1,000円
◆定 員:40名
◆持ち物: ・H25年度2次試験問題用紙(事例Ⅰ、事例Ⅱ) ・上記再現答案(作成されている方は併せてご持参ください)

2月21日(金)19:00~21:30
◆内 容: グループディスカッション(H25年度2次試験事例Ⅰ)
◆場 所: グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)
◆参加費:1,000円
◆定 員:20名
◆持ち物: ・H25年度2次試験問題用紙(事例Ⅰ) ・上記再現答案(作成されている方は併せてご持参ください)

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