【2次試験】この時期の過ごし方

 

おはようございます。ナリ@タキプロ5期生です。

今日は祝日です。ゆったりした気持ちでご覧になっている人も多いとおもいます。夜には家族でクリスマスのお祝いを予定している人もいらっしゃるのではないでしょうか。

試験の発表を受け、来年に向けてさっそくリスタートしようという気持ちはあっても、なかなか手につかないという人が多いとおもいます。私もそうでした。そこで、今回は私がこの時期に考えたこと、やったことをご報告いたします。

簡単に言えば、事例問題を解く気になれなかったので、つなぎの作業を入れることで、助走につなげ、本格的な勉強を始める際にスピードをアップさせようとしました。

具体的には、予備校の先生に薦められた本を読みました。残念ながら筆記試験までには取り組む時間がなかったので、まとまった時間を取れるこの時期に読むことにしました。

今おもうと本を読んだのは「つなぎ」以上の効果がありました。

本の一つは『ザ・ゴール(企業の究極の目的とは何か)』(エリヤフ・ゴールドラット著、ダイヤモンド社)です。

先生は、ザ・ゴールを読むことで、生産現場が置かれている状況が理解できたそうです。それ以降、苦手だった事例Ⅲに自信がついたとしてこの本を紹介してくださいました。

私自身にとって、事例Ⅲは得点のムラが大きな科目でしたので、その安定化は大きな課題でした。私の経歴や身近な環境には工場がなかったため、生産・技術の基本知識の理解が不十分だったのだとおもいます。

ザ・ゴールの本は約550ページもある大作で、お正月のように時間のあるときでないと、気持ちがめげそうなボリュームです。ただ、ビジネス書でありながらも小説仕立てになっているので、苦痛なく読めます。

全体最適の中でスループットを増やすことの大切さをいろいろな視点、要素を使って教えてくれます。目標の設定、KPIの設定、仮説検証などの説明は、試験対策として有意義なだけでなく、ビジネス書としてもいい本ですので、是非読んでみてください。私にとって生産現場が目指す方向について自分の中に絵を描くことができた点は有益でした。

他に読んだのは、事例Ⅱの出題者とされる岩崎邦彦さんの書籍です。実は、2次試験対策として『スモールビジネス・マーケティング ー 小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム』を既に読んでいました。ただ、流しただけの読み方でしたので、あまり記憶に残らないまま終わっていました。改めて自分の持っているマーケティングの知識に照らしながらもう一度精読しました。差別化を図ること、顧客関係性を強化することなど非常に重要な視点が適切に指摘されています。

このブログを書くために、もう一度本を取り出して読み直してみたところ、現在私が診断士として中小企業を訪問して営業戦略をお話しする際の内容とほとんど同じ論点でした。私は試験対策としてこの本を読んだわけですが、いろいろな事例問題を解き続ける中で、この本の内容が知識、ノウハウとして定着したものだとおもいます。この本は試験対策として有益でしたが、実務の現場でも使える大切な知識になりました。

こちらはボリュームの大きな本ではないので、是非読んでおいてください。岩崎先生の本は他にもあります。私は読んでいないので、ここで紹介することはできませんが、新しい本にも目を通すことは有益なはずです。

機が熟するまでは、個別の事例を解く勉強よりは、コンサルタントとしての考え方や視点を身につけることに注力する方がいいとおもいます。気分が高揚する上に、コンサルタントとして成長するステップになります。

今日は以上です。

 

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