事例Ⅱ用、国が進める政策について①

こんにちは。水曜の朝担当、「よこっち＠岩手」です。

今回は、国が進める政策の1つ、「おもてなし経営」について。

◆今注目の「おもてなし」について

東京オリンピック招致で一躍注目となった「おもてなし」。
TVでも繰り返し放映され、何度も見た方も多いと思います。

そして、時期を同じく、経済産業省が推し進める「おもてなし経営」について、『H25年度おもてなし経営企業選』の募集が9/12から開始されました。

◆「おもてなし経営」とは？

そもそも「おもてなし経営」とはどのようなものなのでしょうか？

経済産業省おもてなし経営企業選HPから抜粋すると、
『地域のなかには、企業を取り巻く経営環境が一層の厳しさを増すなか、地域・顧客との関係を徹底的に強化することで、価格競争に陥ることなく、顧客のニーズに合致したサービスを継続的に提供し、「顧客」のみならず「従業員」、「地域・社会」から愛される経営を実現している企業が存在します。
このような企業で行われている、「（1）従業員の意欲と能力を最大限に引き出し、（2）地域・社会との関わりを大切にしながら、（3）顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供する経営」を「おもてなし経営」と称し、地域のサービス事業者が目指すビジネスモデルの１つとして、経済産業省が普及を図っています。』
とのこと。

この文章を読んで、何かピンときませんか？

◆インターナル・マーケティングを実施している企業

そう、これは、事例Ⅱで頻出している
ES向上→地域密着→CS向上
というインターナル・マーケティングに関する一連の考え方のことなのです。

先進的モデル企業としては、
・量販店に負けない便利な電気屋「株式会社ヤマグチ」
・お笑いで有名な「吉本興業株式会社」
・『プロが選ぶ日本のホテル旅館100選』で33年連続総合部門1位の有名旅館「株式会社加賀屋」
等の有名企業が紹介されており、初年度だった昨年の『H24年度おもてなし経営企業選』では、50社が選ばれました。

顧客の要求に応える「サービス」を提供する企業だけでなく、中には、
・新幹線の清掃『新幹線劇場』で海外からも注目されている「株式会社JR東日本テクノハートTESSEI」
・家事代行サービスの「株式会社ベアーズ」
・大卒就職先として人気がある社員大工を育てる「株式会社平成建設」
といった従業員満足が高い企業が選ばれています。

また、震災被災地雇用促進や障がい者雇用を行っている企業も選ばれています。

◆企業の成功事例・あるべき姿

経済産業省が推し進める企業のあるべき姿の1つとして、いかにも事例Ⅱで題材となりそうな成功事例が選ばれていますので、『中小企業白書』のコラム欄の企業紹介だけでなく、
「おもてなし経営企業選」
にも目を通してみてはいかがでしょうか？

なお、第2回目となる今年の『H25年度おもてなし経営企業選』は、約30社が選ばれる予定のようです。

2次試験まであと1ヶ月を切りましたが、楽しみながら勉強して、合格を掴み取ってくださいね。
今日はここまで。
来週もお楽しみに