今年、二次リベンジを狙う皆さんに~自分の独学経験から⑩~

おはようございます。アラフィフおじさん@タキプロ9期です。
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皆さんは二次試験を終えてよい感触を得ている方とそうでない方と両方いらっしゃると思います。昨年の私は事例Ⅰや事例Ⅲの題意を外した解答、事例Ⅳのキャッシュフロー計算のポカミスで第3問を台無しにしたこと等から試験直後はかなりへこんでいました。

ただ、結果が出るまでは分からないしいくら後悔しても結果は変わらないので途中で後ろ向きになるのはやめて合格した場合を想定して必要な準備をするように気持ちを切り替えました。気持ちの整理がつかない方もいらっしゃるかもしれませんが、二次試験の合格発表からでは口述試験の準備の時間があまりとれないので今から口述試験の準備をしていただければと思います。

今回は昨年の口述試験を振り返り、何をしていたかをお伝えします。

 

1.   口述試験の流れ

 

会場は二次試験と同じ立教大学でしたので安心感がありました。

受付時間の1時間前に会場入り。
受付に呼ばれるまで大教室で待機します。見回してみると皆さんの服装はスーツでした。試験前の最終確認がまだ可能です。

試験開始30分前になると順次呼び出され受付。受付後、別室で試験室に案内されるまで再び待機します。別室に移ると電子機器(スマホやタブレット等)の使用が禁じられるので最後の悪あがきをするなら紙の資料が良いです。

試験開始10分くらい前になると担当者が試験室の入り口の横の椅子まで案内してくれます。入室の指示があるまで座って待ちます。

入室すると入り口のすぐ横に荷物置きがあるので荷物を置き試験官の前に進みます。
試験官の指示に従い、名前と生年月日を伝えて口述試験が開始されます。
私の場合、試験官は2人でした。

私は試験開始が午前10時と一番早い時間帯でした。口述試験の順番は二次試験の受験番号が早い順で決められているようでした。

私は試験が最初のグループ(各部屋に分かれて同時に30人試験実施)だったせいか比較的オーソドックスな質問が事例Ⅰと事例Ⅱから各2問出されました。

事例Ⅰと事例Ⅱで出題する試験官が交代しました。

(実際の問題)
事例Ⅰ
①新商品開発は重要ですが、A社はどのような対応が求められますか。
②非正規社員の活用の留意点は何ですか。

事例Ⅱ
①データベースの今後の活用方法を教えてください。
②シルバー世代に向け、今後品ぞろえの拡大をどうすべきと考えますか。

全体的に要領を得ないやや的外れな返答をしましたが、沈黙せずに話すことができました。

口述試験は落とす試験ではないといわれますがその通りだと感じました。私は小心者でしたので不安でたまらなかったのですがこんな私でも乗り切れましたので皆さんどうか安心して受験してください。多少的外れでも試験官が正解に誘導する助け舟(「それは~ということですか?」)など出してくれます。この時に冷静になって試験官の意図を汲み取り、妥当と思われる返答をすれば問題ありません。

とにかく基本的に礼儀をわきまえなかったり、無言にならなければ大丈夫だと思います。また回答時間も1問2分程度が目安などともいわれますがあまり気にせず状況に合わせて話せることを話せば十分だと思います。無理に長く話す必要はないと思います。
私の場合、あまりにも要領を得ずだらだらと回答したためかA社の回答が終わった時にB社担当試験官から「2分程度に収まるように要領よく回答してください。」と注意を受けました。全体の試験の進行に支障が生じないように1人当りの試験時間を試験官は気にしているようです。話す時間が長すぎるのはダメなようです。

私の場合は試験官が最後お互いに向き合い「何かありますか?」と確認し合って試験終了となりました。

試験が終われば退室してそのまま帰ります。

 

2.  口述試験の準備

 

私が口述試験の前に準備したことは、

①予備校の模範解答の入手(TAC、LEC、大原、AAS)、

②事例Ⅰから事例Ⅳの与件文の内容をペーパー1枚にまとめること、

③事例Ⅰから事例Ⅳの与件文の読み込み(与件企業の内容を記憶)、

④実際の解答にこだわらず設問ごとに自分なりの模範解答を再整理、

⑤予備校の口述試験セミナーに参加(LEC)、

⑥予備校の想定問答集の入手(TAC、LEC、大原)、

⑦口述試験の模擬面接に参加(中小企業政策研究会)、

⑧全知全ノウで事例ごとの知識確認、

です。

 

この中で役にたったと思うのが、③事例Ⅰから事例Ⅳの与件文の読み込みです。結局、与件企業に関することが聞かれるので与件文が頭に入っていなければ話になりません。頭に入っていれば何か話すことはできます。想定問答集も参考になりますが答えを丸暗記してもあまり意味がありません。それよりも想定問題に対して自分ならどう答えるかを考える訓練をした方がよいと思います。また与件文から自分で想定問題を考えることもしました。

あとお勧めは⑦口述試験の模擬面接です。やはり実際の体験に勝るものはなく本番に向けて度胸がつきました。私は小心者でしたので模擬面接を受けるのさえ消極的でしたが知らない人の前で話す経験は役に立ったと感じています。タキプロでも口述セミナーがありますので申し込んで下さい。

 

以上は自分の経験からの話ですが、口述試験で試験官は回答内容より中小企業診断士として実務の現場で必要なコミュニケーション力やマナーを備えた人間かどうかを見ていると思います。

今年の二次試験でリベンジを狙う皆さんも自信を持って口述試験を受けていただければと思います。皆さんの健闘をお祈りしています。頑張ってください。

明日は、トシさんです。お楽しみに!

 

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