「暗記だけじゃダメ」だった経営法務を、AIと図解で攻略した話 byはやと

経営法務

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タキプロ16期の   はやと と申します。  

初めてのブログとなります。診断士を目指す皆様のお力になれるよう頑張ります!
今年1年どうぞよろしくお願いいたします。

■はじめに

簡単に自己紹介をさせてください。

プロフィール

名前:はやと

年代・性別:40代・男性

職種:コングロマリット的な企業で事業責任者をしています
受験歴:一次1回,、二次1回
勉強時間:一次700時間  二次 200時間
勉強方法:独学(一次試験はスタディングの動画のみ視聴)
得意科目:一次/企業経営理論、情報システム 二次/事例Ⅱ

得点:一次420点、二次245点
使用した教材:一次/ スタディング、同友館過去問完全マスター、早稲田出版(中小企業施策・中小企業白書) 二次/ふぞろい

私が働いている会社は、ジャンルを問わず様々なサービスを展開している企業です。その中で事業責任者として働く私は、常に多様な分野に対応する必要がありました。

実は私は、20代の頃はずっとプロの格闘家、とはいえ世間的にはフリーター。学生時代も勉強に打ち込んだ記憶はほとんどありません。30代になって会社員として働きはじめてからは、周囲についていくのに必死で、必要に迫られて知識を身につける日々でした。

そして40歳になった頃、ふと「これまで交通事故のように、その場しのぎで得てきた知識を、このままで終わらせていいのか」と考えるようになりました。単発で覚えた知識をつなぎ、体系的に整理したい。せっかく勉強するなら、何か形に残るものを得たい。そんな想いから、IT関連や簿記などの資格取得を検討していたときに、「中小企業診断士」という資格の存在を初めて知りました。

調べてみると、かなりの難関資格。ですが、これまで自分がバラバラに学んできたことを一つの体系として捉え直すには、これ以上ない選択肢だと感じました。モチベーションが下がらないうちに、後戻りできないよう(笑)、勢いでスタディングに申し込んだのが私の診断士受験の始まりです。

■勉強開始時の状態と過去問・模試の推移

私自身、事業のインセンティブ設計や、従業員同士のトラブル対応、労働組合との折衝などの経験があるため、労働基準法にはある程度の知識がありました
しかし、それ以外の法律知識はほぼゼロからのスタート。過去問に初めて触れたときは、正答率が3割を切るほどでした


暗記要素が強い科目ということもあり、当初は優先順位を下げていましたが、ゴールデンウィーク頃から本格的に着手し、徐々に点数も安定。とはいえ、本試験の結果は56点と、合格ラインには届かず……。
苦手意識のあった科目ではありますが、なんとか乗り越えた方法を、同じように悩んでいる方に向けてご紹介したいと思います。

【経営法務の過去問と模試結果】

■基本的な勉強方法:スタディング+過去問完全マスター

経営法務に限らず、まずはスタディングを活用して、全体像を把握することから始めました。
「企業法ってどういう仕組み?」「そもそも知財って何?」という状態だったので、まずは動画でざっくりと理解し、その後は同友館の『過去問完全マスター』を3周して知識を定着させました。
各周のポイントは以下の通りです:
1周目: 解けなくてもOK。とにかく読む。用語や出題形式に慣れる。
2周目: 解説をじっくり読み込み、「なぜこの選択肢が誤りか?」を意識。
3周目: 答えを覚えていても「根拠を説明できるか?」を確認。論点を“自分の言葉”で説明できるレベルへ。
3周目以降も、「理解が曖昧」と感じた問題は直前期まで繰り返し解き直していました。

■優先して学んだのは「産業財産権」

過去問で「難しい」と感じた部分は後回しにし、まずは産業財産権(特許・意匠・商標・実用新案)から着手しました。
理由はよく言われる通り、出題範囲が明確で点が取りやすく、得点源にしやすいからです。
また、知識としても暗記しやすいため、最初にこの分野をマスターすることで、「法務=難しい」という心理的ハードルを下げ、学習全体のリズムが作れました
例えば特許の有効期間などは典型的な暗記項目なので、ファイナルペーパーでも産業財産権を一番最初に記載していました。

■生成AIの活用:難解ワードはAIに聞いてみる

「事業譲渡と会社分割の違い」「譲渡制限株式ってどんな場面で使うの?」など、抽象的でイメージが湧きにくい用語に苦しむ場面が多々ありました。
そんなとき、強力な助けになったのが生成AI(ChatGPT)です。
使い方のポイントは以下の通り:
• 専門用語をわかりやすく言い換えてもらう
• 具体例を交えて説明してもらう
• 過去問の選択肢がなぜ誤りかを解説してもらう
中でも特に役立ったプロンプトは、
「中学生でもわかるように〜を教えて」
これを使うと、専門的な内容でも驚くほど噛み砕いて説明してくれます。

そして理解した内容をChatGPTに「という事は、会社分割とは事業だけでなく“会社の一部”をまるごと引っ越す感じ、であってる?」

みたいに最終確認して、自分の理解を言語化します。
このように、難解な用語の「意味」「背景」「使われ方」を理解できるため、ただの暗記ではなく“納得して覚える”ことができました。

■会社法は図で理解する

特に苦戦したのが、会社法の機関設計
取締役会、監査役、株主総会などの関係性が複雑で、文章だけではなかなか頭に入りませんでした。
そこで私は、「会社法 機関設置」などでGoogle画像検索を活用し、わかりやすい図を参考にしながら、最終的には自分で何も見ずに図を描けるようにすることで理解を深めました。
図にすることで関係性が明確になり、思考の整理にもつながりました。

■おわりに:AIとアウトプットで「理解」を積み上げる

法律系の科目は、単なる暗記では突破できないと痛感しました。
私が一貫して意識していたのは、「自分の言葉で説明できるかどうか」。
スタディングや過去問、そして生成AIというツールをフル活用しながら、“理解”と“アウトプット”の往復運動を繰り返すことが合格への近道だったと感じています。
経営法務が苦手な方も、ぜひ「図解」や「AIの活用」を取り入れてみてください。
突破のヒントが、きっと見つかるはずです。

次回は、アラタ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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