7ヶ月で1次試験合格した経営情報システム学習の取り組み方 by アラタ

一次:経営情報システム

はじめまして、タキプロ16期の アラタ と申します。
初めてブログを書くので、読みづらいかもしれませんが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
  

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■はじめに

最初に、自己紹介から始めます。

<自己紹介>
年齢:40歳
性別:男性
職種:製造業で生産部門に従事
IT関連の保有資格:ITパスポート(R2.2合格)、情報セキュリティマネジメント(R3.1合格)
受験歴:1次1回(R5.8)、2次2回(R5.10、R6.10)
勉強時間:1回目(1次 735時間、2次 250時間)、2回目(2次 550時間)
勉強方法:独学
得意科目:1次 企業経営理論、運営管理 2次 事例Ⅲ
苦手科目:1次 経済学・経済政策 2次 事例Ⅱ

■中小企業診断士を目指したきっかけ

私が、中小企業診断士を目指した理由をまとめました。

  • 業務で中小企業の経営者と関わることがあり、その経営者の経営の考え方や従業員への思いに触れたこと
  • 勤務時間に縛られた働き方に疑問を抱き、将来の独立を考え始めたこと
  • 自治体の市役所の経営相談窓口にいる人が中小企業診断士と知ったこと

上記のような理由から、中小企業を支援しながら、勤務時間に縛られない働き方ができる中小企業診断士を目指すことになりました。

■1次試験7科目の勉強時間の配分と学習方法

1次試験の学習計画についてお話します。私はR5年に1次試験を受験しましたが、その時の学習期間と使用した教材は下記のようになります。

1~2月:経済学・経済政策(スピテキ+過去マス)
3月:財務・会計(スピテキ+過去マス)
4月:企業経営理論(スピテキ+過去マス)
5月:運営管理(スピテキ+過去マス)
6月:経営法務(スピテキ+過去マス)
7月前半:経営情報システム(スピテキ+過去問.com)
7月後半:中小企業経営・中小企業政策(スピテキ+スピモン)
※ スピテキ:TAC 「スピードテキスト」
※ スピモン:TAC「スピード問題集」
※ 過去マス:同友館「過去問完全マスター」

1日の学習時間は3~4時間程度で、早起きして家族が起きる前に勉強したり、通勤時間や昼休みを学習時間として活用していました。その代わり、必ず22時には就寝するようにしていました。(毎朝4時頃には起床していました。私は完全な朝型です。)土日は、家族サービスがあるため、平日と同程度の勉強時間を確保する程度でした。

後から気付いたのですが、学習順を試験科目順ではなく、興味ある順にした方が良かったと反省しています。経済学・経済政策が難しくて、安定的に問題が解けるようになるまで2ヶ月も要してしまい、後半の勉強時間にシワ寄せがいくのでないかと焦っていた覚えがあります。

結果、1次試験の点数は、下のようになりました。
経済学・経済政策      72点
財務・会計         68点
企業経営理論        72点
運営管理          72点
経営法務          76点
経営情報システム      68点
中小企業経営・中小企業政策 66点

どれも高得点ではありませんが、平均70点、各科目も70点前後とバランスの取れた点数になりました。

■経営情報システムへの取り組み方

「経営情報システム」の学習は、出題の9割を占める繰り返し出題される問題と、出題の1割を占める新技術などの知識を問う問題で、取り組み方が異なります。

繰り返し出題される問題への取り組み方;
TACスピードテキスト(2,860円)でインプットし、過去問.com(無料)でアウトプットをひたすら繰り返す方法を採用し、学習期間は2週間程度でした。特に過去問.comでのアウトプットは、間違えなくなるまで何度も何度もやり直すことで、専門用語の意味を暗記するだけでなく、周辺のワードと関連付けて記憶できたのだと思います。実は、7科目のなかで、最も時間とお金を掛けなかったのが、「経営情報システム」です。その理由は、(1)2次試験の出題範囲ではないことから忘却曲線に沿って忘れてもよいと判断したから、(2)IT関連保有資格の知識を有していると考え、短い学習期間で十分と判断したからです。
(補足)私は、ITパスポートや情報セキュリティマネジメントの資格を保有していましたが、2年以上経過しており、実務でもまったくITと関わりがなかったため、「経営情報システム」の学習において、普通の人よりもピンと来るという程度の知識しか持ち合わせていませんでした。ただ、それだけでも、学習に対する抵抗感はなく、テキストを読み進めるスピードが早いと考えていました。(私が苦しんだ経済学・経済政策よりも圧倒的に早く終えることができました。)

新技術などの知識を問う問題;
ITパスポート試験や情報セキュリティマネジメント試験の最新の“試験要綱(変更箇所表示版)”の赤字表示(変更箇所)の単語をチェックしたり、中小企業診断士試験関連のYoutube動画をチェックするくらいの学習を行い、試験数日前に取り組む程度でした。
(補足)ITパスポート試験や情報セキュリティマネジメント試験では、“試験要綱(変更箇所表示版)”の赤字表示(変更箇所)の単語は、試験に出題される可能性が高かったため、必ずチェックしていました。

■実際の本試験(R5 1次試験「経営情報システム」)で感じたこと

このように時間とお金をかけず、他の科目を優先して1次試験に臨みましたが、本試験開始後、問題用紙を開いてしばらく読み進め、愕然としました。問題は、第1問から第25問までありましたが、問題文や選択肢に記載されているワードの約9割が知らないワードだったのです。
例えば、第1問は、フラッシュメモリについての問題でしたが、”NAND型”や”NOR型”については、まったくわかりませんでした。

最新のTACスピードテキストに記載されているワードは99%頭に叩き込んできたはずなのに、実際の本試験では知らないワード満載だったため、あの勉強は無意味だったのか、もっと時間をかけて勉強すべきだったのかと、絶望感に陥りました。が、すぐに気持ちを立て直し、出来るところまで精いっぱい頑張るように自分に言い聞かせ、問題に取り組みました。とにかく、問題文や選択肢からワードの意味を推定すること、持っている知識からロジカルに考え、文脈や常識に当てはめて考え、消去法で絞り込む方法を取りました。

また、計算で解ける問題は絶対に落とさないように丁寧に取り組みました。
具体的には、第11問のIPアドレスの個数についての問題、第14問の音をデジタルデータに変換した場合のデータ量についての問題、第18問のエラー埋め込み法を用いたソフトウェアのエラー数を推定する問題、第24問の二値分類タスクに対する性能評価に関する計算式の問題、これらの問題は初めて見る問題やワードでしたが、計算で解ける問題でしたので、絶対に落とさないように意識していました。(実際にこれらの問題はすべて正解することができました。)

1次試験後、「経営情報システム」は最も自信がない科目となりました。
次の日の解答速報を見て、68点も取れていたことに驚き、安心した思い出があります。

■おわりに

「経営情報システム」は、テキストに記載されていない専門用語が本試験に出題されるなど、対策が難しい科目だと考えます。それでも、本試験で9割知らないワードであった中、私が60点以上を獲得できた理由は、過去問を間違えなくなるまで繰り返したことで、周辺のワードと関連付けて記憶でき、消去法で選択肢を絞り込める程の応用力が身についていたからだと思います。人によっては2週間以上の学習期間が必要になるかもしれませんが、やるべきことは同じだと考えます。

私が使用したテキストは7科目すべてスピテキでしたが、他のテキストでも、自分に合ったテキストを完全に頭に叩き込み、アウトプットを繰り返せば、どの科目も70点前後は獲得できると思います。これから受験する皆さんも、各科目において、1つのテキストでアウトプットを繰り返すことで、本試験で初めて見る問題やワードが出てきたとしても、合格点を得られる程度の力は身につきます。まだ、R7 1次試験まで十分時間はありますので、自分の学習計画を見直し、試験合格に向け頑張ってください!

次回は、けん さんの登場です。 

お楽しみに! 

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