経済学・経済政策直前期の得点の伸ばし方 by hey

タキプロ16期の hey と申します。
試験まであと9日になりました。
この時期、焦りで気持ちが落ち着かない方は、一度深呼吸をして心を落ち着けてみましょう。
ここまで勉強を頑張ってこられたみなさんでしたら、諦めなければ、試験開始直前の瞬間まで得点は伸ばせます。
体調管理に気を付けながら、落ち着いて対策をおこなっていきましょう。
今回は試験1日目の最初の科目である経済学・経済政策について、私が試験当日も含む直前期の追い込みで大幅に得点を伸ばした秘訣をお伝えします。
目次
■はじめに
私は、1次試験はR4年とR5年の2回受験しています。経済学の得点は、R4年が44点くらい、R5年は76点でした。
R5年の試験本番10日前くらいの過去問の採点では、実力値は60点前後でした。
以下では、直前の追い込みで得点を伸ばす勉強方法について説明いたします。
■勉強方法1 正答率ABCランクの間違えた問題を徹底して出来るようにする
※このブログ内で言及する正答率は、資格の学校TACのデータリサーチ(受験生調査)に基づいた正答率を反映したものとなり、「中小企業診断士 2025年度版 最速合格のための 第1次試験過去問題集 4 経済学・経済政策」(TAC出版)に記載があります。
みなさんは、これまでたくさんの問題を解いてきたと思います。
そして問題演習を開始した最初の頃は間違えたけど、今は、出来るようになった問題も多いと思います。
試験までの残された時間の中で、出来るようになった問題を改めて解きなおす必要はありません。また、できない問題の中でも正答率が40%未満の難しい問題は、捨てましょう。出来た方が良いですが、限られた時間で得点を最大限伸ばすためには非効率です。
合格するためには、試験本番ですべての問題を解ける必要はありません。大切なことは、みんなが解ける問題を落とさないことです。
そのためには、Aランク(正答率80%以上)、Bランク(正答率60%~80%未満)、Cランク(正答率40%~60%未満)の問題を100%できるようにすれば十分合格点は獲得できます。(私はできました。)少なくとも3年分、できれば5年分のA,B,C問題を正答出来るようにしましょう。取り組む優先順位はA>B>Cの順です。例えば、R6年度のA問題を解いたら、次はR5年度のA問題といった感じです。A問題を終えたら、B問題という順に進めましょう。
■勉強方法2 理解や記憶があいまいな箇所をあぶりだす
上記A、B、C問題に取り組んでいると理解があいまいだったり、記憶が定着していないところが明確になってきます。
みんなが出来るけど、自分が出来ない問題をできるようにしていく過程で、本番前日や当日に見返し復習すべき個所を絞り込み、付箋を貼るなどして、見返す場所を明確にしていきます。
しつこいようですが、出来るようになった問題は、見返す必要はありません。
できないところだけを、しっかり復習して理解を深めたり、記憶に定着させ、出来るようになるまで復習します。このやり方で進めていくと、どんどん復習すべき個所が少なくなっていくため、効率的な復習が可能になります。
そして最後に残った復習すべき項目は、得点の伸びしろの塊となります。試験当日は、それだけを見直すことで、得点が伸びます。私は、試験当日に見直した箇所から4問正解することができました。
今回のブログで主にお伝えしたいのは、ここまでですが、理解すべきところを理解し、暗記すべきところを的確に暗記することも重要です。以下では、経済学における理解の助けになることをお伝えします。
■気持ちに余裕があるなら、グラフを伴う理論の理解を諦めない
直前期なので、理論の理解よりも暗記を優先したくなるかもしれませんが、少し気持ちにゆとりを作って以下をお読みください。
経済学は、ミクロもマクロも、基本の経済モデル(IS-LM、AD-ASなど)のグラフがどう導出されるのか、変数が変わったときにどう動くかを理解していることが非常に重要になります。この分野が苦手な場合は、やみくもに過去問を解くよりも、一度しっかり復習して理解しなおすことが有効です。すべての範囲を復習するのは無理がありますが、苦手な分野だけなら、まだ間に合うと思います。慣れ親しんできた教材でしっかり復習して理解を深めましょう。理解できていないときは、言葉を読み違えていたりすることもあります。落ち着いて丁寧に復習してみると理解が進みます。もしくは、なりふり構わず教えてくれそうな人に教えを乞うなども有効かと思います。私は、理解が甘かった箇所は、はじめよう経済学を何度も視聴しの理解を深めました。
※直前期のため、より得点伸びることに時間と労力を投入しましょう。気持ちにゆとりを持てないようでしたら、この段落の話は忘れてください。それでも合格点は狙えると思います。
■グラフの理解無しで得点できる!経済学の4つのテーマ(14期しばちんさん)
上記グラフを伴う理論の理解は少し時間がかかる印象があるため、気持ちの余裕がないと難しいかもしれません。
一方でグラフの理解なしで得点できる4つのテーマ(ゲームの理論、比較優位、公共財、情報の非対称性)について、14期しばちんさんが、理解の手助けとなる内容をとてもわかりやすくブログにまとめてくださっています。この分野が苦手な方は、ご覧になられてみてはいかがでしょうか。残り数日だったとしても十分得点源にできると思います。
■まとめ
今回のブログでは、試験直前期に得点を伸ばすための効率的な復習方法をお伝えいたしました。
最後の残り期間は、得点アップにつながらないことはやらない!くらいの意気込みで、みんなが解けるけど自分はできない問題の復習を徹底しましょう。
そして、試験当日の直前まで得点を伸ばすことを諦めないでください!試験9日前のこのタイミングで、このブログを読まれているあなたでしたら、直前まで得点を伸ばすための努力をやりきれるはずです!やれることは全てやり切った!という晴れやかな気持ちで試験本番を迎えられることをお祈りしています。応援しています!
■おわりに
次回は、zaki さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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