とにかく会場にたどり着き、声を出すのが口述試験! by 吟

■はじめに
タキプロ16期の 吟 と申します。
二次筆記試験を終えた皆様、お疲れ様でした。
私は二次筆記試験終了からその結果発表まで何もしませんでした。
思えばこの期間が、受験勉強を開始してから最も心穏やかな時間だった気がしています。
さて、99%以上が合格するという口述試験ですが、この数字をどのように受け止めていますか?
「99%以上受かるから安心」でしょうか?それとも「1%以下の不合格になってしまったら不安」でしょうか?
私は二次筆記試験合格発表までは前者、発表後から口述試験までは後者でした。
発表後に喜んだ直後、口述試験の事が頭をよぎり、「ここまで頑張って勉強してきたのに、最後の最後で落ちたら!」と、ものすごい恐怖が襲ってきたのです。
そんな私の口述試験対策について共有したいと思います。
■合格するのに必要なことは何か考える
前述の通り、筆記試験後、その結果がわかるまで私は何もしませんでした。
合格を知り、慌てて試験対策を考えたのですが、諸先輩のお話やインターネット上の情報を総合すると、次の2点が特に重要であることがわかりました。
- 電車遅延等が発生して会場に遅刻しても救済措置がない恐れがある
- 本番になって何も喋れなかった人が不合格になった、という話がある
そこで、この2点を確実にクリアすべく行動しましたが、その内容に沿った対策について述べてみます。
■想定問答集を声を出して周回する
まず、想定問答集を手に入れます。各種予備校やまとめシート流など様々な形式のものが公開されるかと思いますのでそれを入手し、フラッシュカードアプリなどを活用して声を出して練習します。
どれがいいとかおすすめは特にありませんので、好みのものを利用いただければよいと思います。
ポイントは、とにかく声を出して返答する練習をすることです。
口述試験はスポーツだと思って、声を出しましょう。
■対策セミナーを受ける
試験に類似した環境に身を置いた経験は、本番での緊張を緩和してくれます。これは1次や2次の模擬試験を受けた方は、既にご経験かと思われます。
幸いにしてタキプロも、2024年度試験向けに、口述試験の模擬試験とも言える対策セミナーを開いておりましたので、私はそれを受講しました。
都内で行われるリアル版のセミナーに参加しましたが、試験官役のタキメンの方は、厳しい表情で本番らしい雰囲気を作り、その後のフィードバックでは朗らかにアドバイスをくれました。
事前の練習として、とても良い経験になりました。
周囲の話を聞くと、オンライン形式のものでも「受けてよかった」という声を聞きます。今年度もタキプロで行われるかもしれませんので、タキプロのXアカウントを時々チェックしてみるとよいかと思います。
■試験当日
とにかくたどり着くために
まず電車の遅延などが発生した場合にも、確実に会場にたどり着くため、午後の試験であったにも関わらず、朝のうちに会場に到着するよう出発。幸いにして特に交通トラブルもなく、指定時間の3時間前に試験会場の最寄り駅へ到着しました。これで2つの条件の1つめ「たどり着けない」についてはクリアしたことになります。
しかしまだ試験まで3時間もあります。カフェに3時間も居座るわけにはいきませんし、他の受験生で埋まっている可能性もあります。
検索したところ、明治大学近くには幸いにしてカラオケボックス「BanBan」が複数ありましたので、そちらを利用することにしました。
ウォーミングアップが大事
はじめにお断りしておきますが、私は本気で真面目にこれから書くことを実行し、効果を実感しております。
私はテニスが趣味ですが、試合に出場する際、試合当日に事前に十分に練習ができた時の方が、やはりパフォーマンスがずっと高くなります。
逆にいきなり試合に挑むと足が思うように動かず、自分の実力の3割程度しか出せずに負けることもあります。
口述試験も同様です。身体と気持ちがカチコチになり、何も言葉に出来なかったら、2つ目の条件をクリアできずに敗退する可能性があります。
幸いにしてカラオケボックスは、声を出すのに最適な施設であり、事前の十分な練習にうってつけです。そしてドリンクバーを注文すれば、喉を温め放題、潤し放題です。
試験開始まで約3時間ありましたので、想定問答集を事例4つ分、それぞれ30分ずつ、声を出してしっかり練習しました。そして最後の30分は締めとして、できるだけ大声を出せる歌を選び、熱唱し、十分に身体を温めました。
ちなみに、窓側を向いて座って想定問題集で発声練習していたところ、やはり口述試験を受ける前の時間潰しに来たであろうスーツ姿の方にガン見されました。
なので、窓に背を向けて座って練習するのをおすすめします。

■結果
口述試験本番では練習の成果が出て、少なくとも声が出ないということはなく、大きな声で十分な量の受け答えができました。
どこまで正確に答えることができていたかはわかりませんが、無事合格することができました。
■まとめ
口述試験対策において、私が最も重視したのは次の2点でした。
- 確実に会場に到着すること – 時間に余裕を持って行動する
- 本番で声を出せる状態にすること – 十分なウォーミングアップを行う
口述試験は「スポーツ」だと捉え、以下の対策を実践しました。
- 想定問答集を使った声出し練習の繰り返し
- 対策セミナーで本番の雰囲気を体験
- 試験当日、カラオケボックスで3時間のウォーミングアップ
99%以上が合格する試験とはいえ、本番で実力を発揮できなければ意味がありません。
特に「声が出ない」という最悪の事態を避けるため、身体を十分に温めてから試験に臨むことをおすすめします。
皆様の口述試験合格を心よりお祈りしています。頑張ってください!
■おわりに
次回は、Hori さんの登場です。
お楽しみに!
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