一次試験7科目に共通する“メリハリ学習”のススメ ――自己分析が出発点だ by まっく

タキプロ16期の まっく と申します。
目次
■はじめに
私の自己紹介は、こちらの記事をご覧ください。
この記事で6回目の記事になります。もしよかったら過去の記事も読んでください。
今回は、一次試験の7科目に共通する「学習の進め方」について、私の体験をお伝えしたいと思います。
私が一次試験対策でメインに使ったのは通信教育の スタディング です。
机で参考書にかじりつくよりも、
- 動画講義の“ながら聴き” (特に通勤時間とお風呂時間を有効活用)
- 学習マップ中心のインプット
- スマホやPCで練習問題の”反復”と、分からない部分の調査
というスタイルで学習を進めました。
しかし、すべての科目を同じ方法・同じ熱量で勉強したわけではありません。
科目ごとや科目内の分野ごとにメリハリをつける ことを強く意識していました。
■POINT 1:すべてを同じやり方でやらない —— とにかく“メリハリ”
ご存じのとおり中小企業診断士の一次試験はとても範囲が広いです。
7科目を一律にこなすと、時間はいくらあっても足りません。
ですから私は、取り組むべきところと、力を抜くところの線引き をはっきりさせました。
かなり大胆にメリハリをつけたと思います。
■POINT 2:得意・不得意を“細かく”把握する(自分を知る)
ここで言う得意・不得意は「科目単位」だけではなく「分野単位」も、です。
たとえば、”科目”なら、、、、
私はITの実務経験があったため、
・経営情報システムはほぼ勉強せず最低限で対応
一方で、理系の私は経済学などは全く触れたことがないため
・経済学・経済政策は徹底的に勉強する
そして、”分野”なら、、、、
町工場の経営者であったため、
・財務・会計の財務諸表や経営分析は得意(だから最低限)
・運営管理の生産管理は得意(だから最低限)、だけど店舗・販売管理は良く分からない(だから勉強する)
このように、科目自体と科目の中でも分野に関して、自分の強み・弱みの棚卸しを行いました。
■POINT 3:科目単位の得意・不得意を戦略的に扱う
診断士試験は 全科目で60点を取る必要はありません。
不得意科目でも、40点の足切りだけはなんとしても回避する。
大切なのは 「どこで稼ぎ、どこのラインを死守するか」 という戦略です。
つまり、得意科目で得点源を作るほうが合理的だと考えたのです。
だから、科目合格は全く考えていませんでした。(もちろん、不得意科目が合格すればラッキーですけど)
そして、得意分野・不得意分野については。。。。
財務・会計のうち、為替関連は完全に捨てました(他で得点したほうが効率的と判断)。
運営管理は、生産管理はほとんど勉強せず、店舗・販売管理を重点的に勉強しました。
というように、稼ぎどころと捨てどころを区別して勉強を行いました。
■POINT 4:毎日“情報に触れる習慣”をつくり初見問題へ備える
テレビ、新聞、雑誌、ネットなど、どんな媒体でもいいので 日々ニュースや時事ネタに触れる習慣 を持つことをおすすめします。
気になったことを読んだり、調べる癖がつくと、
- 一次の初見問題への対応力
- 二次試験の思考力
- 合格後の診断士としての“知見の幅”
すべてに効いてきます。
毎日のように新しい技術やトレンドが生まれています。
「これは違う気がする」「この方向性が怪しい」など、選択肢を嗅ぎ分ける力——いわば “ビジネスセンスの勘” が磨かれると思います。
これが、初見問題への向き合い方につながります。
一次試験には必ず“初見”の問題が含まれています。
ただし、マーク式なので 「絶対に違う」「これは怪しい」 という感覚で絞り込みができます。
その絞り込みに必要なのは、単なる勘ではなく、
日頃から情報に触れて得られる“思考の引き出し” だと私は考えています。
■おわりに
診断士試験の一次は範囲が広く、完璧主義ではとても太刀打ちできません。
だからこそ、
“メリハリをつけること”
“戦略的に取り組むこと”
が合格のコツだと思います。
皆さんの学習が効率良く、そして成果につながることを願っています。
応援しています!
次回は、KenM さんの登場です。
お楽しみに!
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