実務経験を試験制度に活用した事例 by まっく

試験

タキプロ16期の   まっく と申します。  

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■はじめに

名前:まっく
年代:60代
職種:現役経営者(中小製造業)
受験歴:1次1回、2次1回

勉強時間:1次600時間、2次150時間
勉強方法:1次スタディング、2次 独学(ふぞろい、YouTube, ブログなどを参考に)
得意科目:1次/企業経営論、運営管理、経営情報システム、2次/事例Ⅰ、III

今回は試験制度についてです。

前回は4事例共通 ”2次試験を理解する” という内容のブログを書きました。

興味のある方は、是非、読んでください!

今回は、経営経験がある人(もしくは、それに準ずる方)向けの内容になります。

■省エネ勉強

省エネ勉強でストレート合格することができました。

1次試験は、ゴリゴリ勉強していません。
2次試験は、ゴリゴリ勉強しましたが、(今思えば)試験制度を知るため・慣れるための勉強であり、2次試験用の知識勉強はあまりしませんでした。

省エネ勉強で合格できた理由は、

私は中小企業製造業の社長を20年以上経験し”実務経験がある”から。
(2次試験の事例Ⅲに登場するような企業の社長。つまり、C社の社長です!)

また、工学部出身で、前職は事務機器メーカーの技術系情報システム部門で大規模システム開発の経験があり、現在経営している会社でも社内情報システムは自分自身で管理しています。

■実務経験は役に立つ

「実務経験が邪魔をする」ということをどこかで耳にしたことがあるかもしれません。
それは、2次試験において「与件文に寄り添わない」ということが ”邪魔” と表現されているにすぎず、2次試験のコツが分かっていれば、実務経験は十分に役立ちます。

また、1次試験では実務経験が邪魔をするということは一切ないと思います。

試験制度は、1次も2次も、平均点で60点以上取れば合格です。ただし、1科目でも40点を下回ってはいけません。

ということは、「実務経験のある科目は得点源とし、実務経験のない科目を重点的に勉強して40点以上を確保する」ということができれば合格です。

■具体的には

1次試験は通信教育を聞き流して、通信教育講座で用意された学習マップを見て、問題集をスマホで繰り返す勉強でした。

繰り返しになりますが、試験制度をうまく利用する作戦「実務経験のないものを重点的に勉強し、それ以外はサラリと勉強する」を実行したのです。

具体的には、

実務経験がない以下の科目を重点的に勉強しました。

・経済学、経済政策

・経営法務

「経済学、経済政策」は工学部系の出身なので、勉強したことも知識もなかったため、正直一番苦労しました。

「経営法務」「中小企業経営、中小企業政策」については、日常的に一部の知識は使いますが、幅広い知識は実務には不要なので、勉強せざるを得ませんでした。

つぎに重点的に勉強したのは

・企業経営理論

・財務会計

です。

社長業で毎日のように、組織や戦略について悩んで経営しております。企業経営論の勉強は楽しくできました。

そして、毎月1回はBS,PLをチェックします。

勉強しながら「なるほど、なるほど、これは役に立つわーー」と考えながら、頭を整理するつもりで勉強しました。

ほとんど勉強しなかったのは

・運営管理

・経営情報システム

・中小企業経営、中小企業政策

です。

「運営管理」は店舗関連の知識が不足していましたが、スーパーや小売店の実体験を思い出し(あるいみ実務経験?)ながら勉強すれば何とかなりました。

「中小企業経営、中小企業政策」は、実務経験はあまりないのですが、科目に興味が湧かず、暗記も苦手で、、、と、最初からギリギリ60点でいいや、と割り切って、時間をかけませんでした。

上記は、私の例ですが、40点を下回らなければ大丈夫なので、自分の実務経験に基づきメリハリのついた勉強計画を立案されてはいかがでしょうか?

ちなみに、一番やる気が起きなかった「中小企業経営、中小企業政策」が最低点で49点、実務経験バリバリの「企業経営論」は77点、「運営管理」は75点。

作戦通りの点数です。

多忙な社長業をこなしながらの、”省エネ”勉強の成果です。

会社経営においても言えることですが、ビジョン、戦略、計画、方針などは大切ですね!

2次試験については、前回のブログを読んでいただきたいです。
機会があれば、さらに詳しく書きたいと思います。

■余談

中小企業診断士の勉強をして「やはり」と思ったことがあります。

正直、試験勉強だけでは、経営コンサルは難しいです。

実際の会社経営は、教科書通りではなく、単純でもありません。

例えば、「企業経営論」において、中小企業診断士試験では、「実力に基づいた評価制度を導入すればよい」という程度の回答で合格できます。

しかし、世の中の社長さんたちは、実力主義の評価制度の導入は有効であるということは既に知っています。知っていますが、具体的にどのようにすればいいのかを悩んでいるのです。
もう一歩、二歩先のことが悩みなのです。

だから、声を大にして言いたい。

試験勉強も大切だが、今皆さんが勤めている会社で起きている様々な経営課題、そして、その対策と結果(失敗事例であっても成功事例であっても)をどん欲に吸収し、自分のものとする、ということが必要です。(この行為は、2次試験対策にもなります!)

■おわりに

中小企業診断士受験生で社長経験のある方は少ないと思います。

でも、なんらかの実務経験をお持ちの方が大半だと思います。

自分の実務経験を生かす作戦を立て、試験制度を上手に活用して合格を勝ち取ってください。

次回は、こんちゃん さんの登場です。 

お楽しみに! 

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