20代ギリギリ合格者の実務補習体験記 by りっきー

■はじめに
タキプロ16期の りっきー と申します。
簡単に自己紹介させていただきます。
年代/性別:20代 男性 九州在住
職種 :地方銀行勤務
2回目の受験時の点数がちょうど240点なのでギリギリ合格者と名乗っています。
■実務補習について
中小企業診断士合格後、登録を申請するには合格後3年以内に「実務補習を受講した日数」または「実務に従事した日数」の合計が15日以上あることを要します。
このうち、実務補習については8日間コースと15日間コースの2つがあります。
したがって、登録する方法は4パターンあります。
①実務補習15日間コース×1回
②実務補習8日間コース×2回
③実務補習8日間コース×1回+実務従事7日分
④実務従事15日分
合格後最速で登録を考えているのであれば①または④の方法を採る必要があります。一方で休暇の調整を要するので、私は②実務補習8日間コース2回受講としました。
■実務補習体験内容
〇実務補習受講時の概要
| 1回目 | 2回目 | |
| 場所 | 広島(勤務先) | 福岡(出身地) |
| 時期 | 2月(3月) | 7月 |
| 受講生 | 4名 | 7名 |
| 診断先業種 | 工事業 | 食品製造小売業 |
| 担当分 | IT・DX | 生産管理 |
| 診断先ヒアリング | 1日目午後 | 2日目午後 |
| 診断先への報告 | 8日目午前 | 8日目午後 |
どちらも30-40代がメイン層でした。両方とも私が一番年下でしたが、生意気な若者にも優しく接していただいた方ばかりで大変ありがたかったです!
〇受講して感じた実務補習のメリット
・診断士の繋がりができること
月並みな表現ですが、同期だけでなくベテランの講師とも知り合いになれることを含んでいます。受験勉強は一人で行っていたので、同じ苦労話ができる人たちと知り合えるのはよかったです。
特に同期は同じ受講班だけでなく、同日程の隣の班や、同地区の別日程の方々とも知り合うことができました。
・自分の強みを把握できる
金融機関勤務4年目(うち融資担当の経験は2年)で財務については未熟の域を出ないという認識でしたが、生の決算書を見る機会が多いということもあり財務分析や金融機関事情はほかの受講生より理解できている印象でした。ほかの受講生も自身の仕事の分野では「当たり前」であることを実務に落とし込んだ時に自身の強みが出る、という理解をしていたように思います
・仕事では触れない分野をできる
上記の理由もあり、自分が仕事でしている分野は避けて、経験したことのない分野をしたほうが受講するメリットが出ると思います。講師だけでなく、受講生からもアドバイスをもらえるからです。
〇デメリット
・投資回収ができるのか疑問
受講費10万円+ホテル代+交通費という金銭コストと8日間の時間コスト×2回を回収できるか、またいつ回収できるかが見当もつかない人が大半だと思います。同額程度の合格奨励金を出す企業(私の勤務先)や、そもそも宿泊費と交通費を含めた登録にかかる費用全てを負担する企業もあることを聞きましたが、大半の企業は無いようだったので、上記③8日間コース×1回+実務従事7日分でもよいと思います。
■おわりに
高い勉強代ではありますが、受講自体は大変刺激になる内容であるのもまた事実です。受講の甲斐あって9月に登録を無事完了することができました。
これから登録する皆さんの判断の一助となれば幸いです。
次回は、なんざん さんの登場です。
お楽しみに!
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