一次試験の勉強方法と直前対策 by ヨシ

タキプロ16期のヨシ　と申します。
一次試験まで一か月を切り、皆さん、追い込みをかけている時期かと思います。
勉強時間の確保も大切ですが、それ以上に体調維持が大切ですので、睡眠時間をしっかり確保した上で、集中して勉強に取り組んで下さい。
中小企業診断士の一次試験の勉強方法として私が重要だと考えるポイントと直前期の対策をご紹介させていただきます。

■はじめに
■やることを絞り込む
■繰り返す
■直前対策
■おわりに

■はじめに

今回２回目の投稿で、繰り返しになりますが、自己紹介をさせていただきます。
　名前：ヨシ
　年代性別：最近、還暦を迎えました／男性
　職業：製造業・経理総務／副業で弁理士活動
　受験歴：一次１回、二次２回
　勉強方法：一次、二次ともに独学

■やることを絞り込む

一次試験の試験範囲は７科目で、各科目ともに勉強すべき内容はかなりのボリュームです。一次試験を受験するにあたって、まずは学習範囲の大枠を決める必要があります。試験当日までに、どの教材を用いて、どこまでやるかを決めることです。
予備校や通信講座を受講されている方は、決められた枠組に沿って、進めればよいと思いますが、独学の場合は、全て自分で判断し、決める必要があります。私自身、最初に診断士試験の受験を思いたった際に、試験の概要や過去問をざっと眺めて、ボリューム多すぎて無理かも！と思いました。その後、受験教材等を色々調べてみて、「まとめシート」なら上下巻２冊で、なんとか対応できると思い、受験を決めました。

とは言え、一次試験の学習範囲が広いことに変わりありませんので、受験にあたって、やることを絞り込むことと、絞り込んだことを繰り返しやる、ことを徹底しました。

やることは、「まとめシート」と「過去問」に絞り込みました。「まとめシート」は「まとめシート」部分と「テキスト」部分で構成されますが、この「まとめシート」部分を試験当日までにしっかりと頭に定着させることを目標に勉強を進めました。「まとめシート」部分だけでは対応できない問題も試験では出題されますが、そのような問題はできなくとも十分に合格点（６０点）はとれるはず、と割り切りました。

一方、「テキスト」部分は、別売の音声教材を購入して通勤途中や散歩中のスキマ時間にながし聞きしました。「テキスト」部分は無理して覚えようとはせず、理解できればよいとの気持ちで聞いておりました。

過去問に関しては、まとめシートで提供された論点別過去問集と、HP上で公開されている過去５年分の過去問を解きました。解けなかった問題は、その原因を考察し、知識が足りなかった場合は、まとめシートを確認して、対応する記載があれば、その内容を改めてインプットし直し、対応する記載がない場合は、解けなくてもしょうがない、と割り切りました。

■繰り返す

「まとめシート」部分を確実にインプットするために、スキマ時間等を活用して、繰り返し「まとめシート」部分に目を通しました。「まとめシート」部分は各科目15～25頁前後の分量ですので、科目ごとに目を通すのにそれほど時間はかかりません。購入特典のPDF版をスマホにDLして、無理して記憶しようとせずに、繰り返し目を通し、目を通す回数を増やすことを意識して取組みました。

勉強していく中で、本当に勉強が進んでいるか不安になります。私の場合、科目ごとに「まとめシート」部分について、一通り目を通す時間を図って記録し、その時間が短縮されていくことを確認することで、勉強の進捗を実感できました。また、「テキスト」部分の音声教材を聞く際にも、繰り返しに伴い再生速度を上げていくようにしました。内容が頭に入るにつれて、再生速度を上げても、内容が理解できるようなります。このように、目を通す時間や再生速度等の定量的な数字の変化により、少しでも勉強が進んでいることを感じることができ、モチベーションを維持するように努めました。

過去問は、比較的まとまった時間を取れるときに、集中的に取り組みました。上述の「解けなくてもしょうがない」と割り切った問題を除いて、何度か過去問を解きました。

繰り返し過去問を解く際に意識した点は、単に答えを覚えてしまって、反射的に回答することがないよう、なぜその答えに至ったかの根拠を常に明確にする点です。

また、過去問を繰り返し解くと、自分が間違えやすいポイントや、科目ごとに注意すべき点等がわかってきますので、気がついた点をメモして、試験直前の仕上げに活用しました。

■直前対策

一次試験までの残り時間を考えると、あれもやっていない、これもやっていない、との焦りや不安が出てきます。
この焦りや不安への対処方法も、やることを絞り込んで、それを繰り返す、ことが一番だと思います。新しいことには手をつけず、いままでやってきたことを信じて、地道に繰り返し、取り組んだ内容の範囲内の問題であれば確実に解けるという状況に至ることが大切です。