子育て中の勉強時間の確保について by はやひと

 タキプロ16期の   はやひと と申します。今回は子育てと受験勉強の両立について、ブログを書かせて頂きました。元よりこの資格は社会人の受験が殆どだと思います。ただでさえ仕事で忙しい中での受験勉強。更に子供や家族がいれば、どうしても勉強時間の確保が難しくなります。

 時間がない中でどうやって勉強していくのか、私の経験をもとにお伝えさせて頂きます。

■はじめに

 私の簡単なプロフィールです

年代/性別:30代/男性

家族/妻、娘一人(受験時0歳)
職種:消防士
受験歴:1次2回、2次1回
勉強時間:1次500時間、2次150時間
勉強方法:1次Studying、2次独学
得意科目:1次/企業経営理論、2次/事例Ⅰ

 私は、生まれたばかりの娘が受験中におりました。よく「生まれたばかりの方が手がかからない」とはいうのですが…初めての育児はそれなりにキツく、翻弄されながらの受験でした。笑

■勉強出来るタイミングを整理する

 さて、本題に入ります。まず、下の図を見てください。これは私が試験勉強をしていた時の、「どういう時に」「どんな」勉強をしていたかを超ざっくりまとめたものです。

 「子育て中の勉強時間の確保」というと一見プライベート中の時間だけで考えてしまいそうですよね。けれど、限りある時間というリソースをいかに勉強にぶち込めるかを考えると、仕事中も含めたプランニングが大事になっていきます。むしろ子育て中の家庭で「①家の中」だけの時間をいたずらに増やそうとすると鬼が出る可能性があるのではないでしょうか…。

 図の①~④のそれぞれについて、どう勉強時間を確保していったかと、どう勉強していったかをお伝えします。

■①家の中

 家。それは本来、一番集中出来る場所。模試も出来れば、参考書を複数広げて悠々と勉強出来る場所。しかしそのはずの家では定例的な家事があり、定例かつ突発的な育児があり、それらを統括する上司(妻)がいます。上司の許可がなければ、勉強時間など確保できるはずもありません。

 奇しくも私は消防士。妻からすれば「資格取ってどうすんの?」的なところもあります。当たり前ですが、家の中で勉強時間を確保するためには「家族の協力を得ること」が一番大事となります。そのために我が家で必要なのが妻の「理解」と「見返り」でした。

 理解とは、①この資格を取る意義を伝え、②必要な時間的コストも納得してもらい、③時間的援助について了承を得ること。

 見返りとは、①出来る範囲の家事、育児を精一杯協力すること、②今後妻が資格を取る際には、こちらが妻の支援をする約束。③常日頃からの妻へのメンタルケアです。

 この二つ、どちらかが欠けても家でうまく勉強は出来ず、資格は取れなかったと思います。

 特に大事なことは③妻のメンタルケアです。私の職場ではこれを冗談めかしく「妻マイレージ」といっていましたが、マイレージを貯める、という意識はバカにできません。このマイレージが減ると、妻の試験に対する援助は目に見えて減っていきますし、家庭の空気も悪くなります。また日々の支援でマイレージは目減りしていきますので、模試など大きいイベントに備えてしっかりと貯めておきましょう。

 なお、マイレージは家事と育児それぞれで溜まるポイントが違うので、注意が必要です。どちらかだけマイレージが溜まっていても駄目なのです。私は子供が生まれる前に圧倒的な家事マイレージを貯蓄していたはずなのですが、出産後に育児マイレージを貯めていなかったので大目玉を食らったことがあります。皆さんも注意してください。

 

 一次試験の直前期や二次試験の中盤以降などはまとまった時間が必ず必要になると思います。私自身家以外で暗記を済ませ、時間がかかるものを家でやっていたため、なるべくまとまった時間が必要でした。そのため事前に家族とその日程、時間について相談を重ね、時間的猶予をもらえるような交渉が欠かせませんでした。

■②家の外

 家の外での勉強についてです。細かい買い物の時間や、ちょっとした用事で外に出る時。移動時間や待ち時間で積極的に勉強していきました。このブログを読んでいる多くの方は、youtubeで診断士の勉強ができることはご存じかと思います。私は一次試験をStudyingで、二次試験をyoutubeを使って移動時間を有効活用していきました。あえて暗記したい時に「ちょっとした買い物などで外に出る用事」を作ることで、制的に勉強時間を確保するという荒業もあります。なお、多用するとカミナリが落ちるので注意してください。

③通勤

 通勤中も貴重な勉強時間でした。私は週3回出勤の片道2時間という通勤時間を勉強へ充てました。ここでもyoutubeやStudyingなどを使えば、どこでも勉強することができます。一次試験も二次試験も「暗記」が多く必要になります。特に二次試験ではファイナルペーパー、もしくはそれに準ずる知識を頭に叩き込む必要もあります。移動中はあまりボリュームのある勉強が出来ない分、細切れでもいい勉強方法が有効でした。

 また、早めに家を出て各駅停車で座って勉強する、カフェで勉強する、という事もやりました。これ、結構お勧めです。ここで、素直に妻に「勉強したいから朝早く出たい」というのも良いとは思います。が、「最近仕事が忙しくて、朝少し早く出勤したい」と言うのも家庭円満の秘訣ではないでしょうか…。(この辺ほんと妻に読まれたら詰みます

④休憩中

 仕事の束の間の休息。食事を取りながらゆっくりするのもいいですが、少し勉強するとそれはそれで気分転換になりました。あんまり集中しすぎると疲れちゃうのでほどほどにですが…。

 特に二次試験の時は、休憩中に事例Ⅳの参考書の問題を必ず一問解く、というのをやっていました。最初は正直かなり時間が足りず、ろくに休憩どころではなくなってしまっていたのですが…。後半は休む時間がなんとか確保出来るようになりました。笑

■おわりに

 以上、私がやってきた子育てと勉強の両立についての方法を書かせて頂きました。皆さんの家庭や仕事によって、使える時間は変わってくると思います。家族に納得してもらい、応援してもらえることは何よりの力になります。今二次試験が終わって少し落ち着いた方々については、今までサポートをもらえた分、家族サービスをいっぱいしてあげてくださいね。

 皆さんの合格を心から、(そしてこの記事が何かの拍子に妻に読まれないことも)祈っております。

次回は、hey さんの登場です。 

お楽しみに! 

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