勉強のやる気が出ないあなたへ。「中小企業診断士の魅力」を再発見してモチベーションを爆上げする話 by ぴろ

タキプロ16期のぴろ　と申します。

街はクリスマスムードでにぎわっていますが、受験生の皆さんはいまどのような気持ちで過ごしているでしょうか。2025年に受験した方は2次試験も終わり、合格発表までドキドキしながら落ち着かない日々かもしれません。私自身、3年目でやっと2次試験に合格しましたが、この時期は毎年のように「勉強のやる気が出ない」という壁にぶつかりました。「結果が出るまで勉強しなくてもいいのでは？」と思ってしまうのも、正直なところ一度や二度ではありませんでした。今日はそんな経験を振り返りつつ、皆さんのモチベーションが少しでも上げるヒントをお届けしたいと思います。

■「やる気が出ない」は当たり前。12月の壁とは？
■中小企業診断士の魅力—広がる「セカンドキャリア」の世界
■合格者のリアル—あの時の苦悩と、今見えている景色
■未来を変えるのは「5分」の小さな一歩
■おわりに

■「やる気が出ない」は当たり前。12月の壁とは？

12月に入ると「集中できない」「テキストを開くのがつらい」と感じる人が増えます。でもこれは“正常”です。
2次試験を受けた人は「もし合格していたら今やらなくても…」と感じるし、来年1次から挑む人は年末年始の忙しさや不安で勉強の手が止まりがち。
多くの人がこの時期はモチベーションが落ち、いわば“12月の壁”にぶつかります。

■中小企業診断士の魅力—広がる「セカンドキャリア」の世界

中小企業診断士の勉強は確かに大変ですが、資格取得はゴールではなく、むしろ魅力的なキャリアのスタートラインです。皆さんもご存じの通り、診断士は働き方の自由度を大きく広げてくれます。

社内でのキャリアアップ、副業としてのコンサルティング活動、独立開業、地域活性への貢献など、キャリアの選択肢は一気に豊かになります。

私自身、診断士として社内での役割が変化し、企画部署へ異動したり、役職が1つ上がったりと、キャリア面で確実に追い風を感じています。協会に参加してからは100名以上の仲間との出会いもあり、まさに“世界が広がった”という感覚です。今日も協会の経営革新会の勉強会に参加しており、講師の方とは今年だけで3回も偶然お会いして驚きました。こうした縁や出会いも、診断士ならではの魅力です。

さらに、経営全般を理解した人材として市場価値が上がり、副業やセミナー講師の機会が増えたり、独立の選択肢が見えてくるなど、未来の可能性はどんどん広がっていきます。タキプロのような意識の高い仲間との出会いも、人生を豊かにしてくれます。
つまり、今の“つらい勉強”は、未来のあなたが「働き方を選べる」ようになるための大切な投資なのです。

■合格者のリアル—あの時の苦悩と、今見えている景色

私の受験生活は、（たぶん）多くの人と同じく順風満帆ではありませんでした。
平日は仕事で帰宅が遅く、休日は育児に追われ、まとまった勉強時間はほとんど取れませんでした。特に冬場は疲れが溜まり、夜勉強しようと思ってもそのまま寝落ちし、自己嫌悪に陥る…そんな日々が続いていました。

転機になったのは、「完璧主義を捨て、毎日10分でもやる」という方針に切り替えたことでした。
朝の通勤、昼休み、寝る前の少しの時間など、細切れ時間の徹底活用が積み重なり、最終的に合格へとつながりました。

また、合格後に知り合ったAさんのお話も紹介したいと思います。Aさんは、予備校の模試で常にC〜D判定。財務会計が苦手で、焦りと不安の連続だったといいます。しかし点数に一喜一憂するのをやめ、弱点分析と試験傾向の把握に注力。頻出分野を確実に取る戦略へ変更し、同じ境遇の仲間と勉強を続けることで見事合格しました。現在は独立に向けて準備中で、当時の仲間とは今でも交流があるほどです。