【みっつんの勉強会ブログ・第10回】2次試験にも役立つ1次財務会計(事例Ⅳ)


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 おはようございます/こんにちは みっつんです。1次試験まで残り22日(3週)、2次試験まで残り100日(14週)となりましたが、順調に勉強は進んでいるでしょうか。みっつんの過去の記事はこちらから。

 さて、勉強会@東京では、セミナー班と協調して、財務を中心とした「勉強会スピンオフセミナー」を6月11日に開催しました。そこでは、「2次試験にも役立つ1次財務会計」として、1次試験の財務会計の問題で、発想や様式が過去の2次試験と類似しているものをいくつかピックアップして取り扱いました。ここではその解答を紹介させていただきます。

 1次を受験される方は計算能力の確認として、2次から受験される方は事例Ⅳの小問対策として、以下の財務会計1次試験問題(計11問)を、25分を目途に取り組まれることをお勧めします(本番の25問を60分で解くことを意識して)。なお、以下の各問題では、中小企業診断協会ホームページへの問題のリンクを付して、ここでの問題本文の記載を省略しています。お手数ですがリンク先を参照ください。(リンク先の「こちら」で右クリックして「新しいタブで開く」を選択し、当該ページのみを印刷して取り組まれることをお勧めします。)

第1問(平成23年度第11問)
 問題はこちらから(当該ページの下側を参照ください)
<コメント>事例Ⅳでは、損益分岐点比率や損益分岐点売上高に関する問題はここ数年連続して出題されている。
<解答>売上高S、固定費F、変動費V(単位万円)とすると、
 損益分岐点比率=(損益分岐点売上高)/S=F/(1-V/S)S
                 =F/(S-V)=0.75
  よって F=0.75(S-V)…①
 営業利益=S-F-V=1,600  F=S-V-1,600…②
 売上高S=1,600÷0.1=16,000 を考慮に入れて①②を解くと、V=9,600
 よって、変動費率=V/S=0.6

第2問(平成22年度第9問)
 問題はこちらから
<コメント>損益分岐点の変化に関する問題は平成27年度、28年度の事例Ⅳで出題されている。
<解答>変動費率=320/800=0.4 より、
 変化前の損益分岐点売上高=360/(1-0.4)=600千円
 変化後の売上高S=@1.7×400=680千円
 変化後の損益分岐点売上高=360/(1-320/680)=680千円
 よって、損益分岐点の変化=680-600=80(千円)

第3問(平成19年度第10問)
 問題はこちらから
<コメント>限界利益から複数の製品の製造順を特定するプロダクトミックスの問題は平成26年度の事例Ⅳで出題されている。
<解答>
(設問1)製品A,B,Cの限界利益は1,800円、2,700円、3,600円であるから、限界利益率はともに30%である。1時間当たりの限界利益はA:1,800円、B:1,350円、C:900円であるから製造販売の優先順位は①A→②B→③Cの順となる。
 損益分岐点売上高=(577,000+320,000)/0.3=2,990,000円 
(設問2)優先順位どおり製品を製造すると、①Aを最大可能販売数量の全量製造で400kg、400時間を使用し、②Bを全量製造で200kg、400時間を使用する。③残りの設備稼働時間は1,000-400-400=200時間であるから、Cの製造数量は200/4=50kg。よって販売数量の組み合わせは、A:400、B:200、C:50(kg

第4問(平成23年度第16問)
 問題はこちらから(当該ページの下側を参照ください)
<コメント>WACCの計算は、平成24年度の事例Ⅳの企業価値計算の際に必要となる。
<解答>借入金が4億円であるから、目標負債自己資本比率より自己資本は6億円。内部留保4億円により新株発行は2億円。新株発行の株主資本コストは10+1=11%。よって
 WACC=4/10×10%+2/10×11%+4/10×4%×(1-0.50)=7

第5問(平成21年度第15問設問1)
 問題はこちらから
<コメント>第4問参照。
<解答>WACC=5,000/8,000×13%+3,000/8,000×5%=10

第6問(平成21年度第16問)
 問題はこちらから
<コメント>NPVを求める問題は、平成26年度の第2問設問2、平成24年度第1問設問3等で出題されている。
<解答> 税引前営業利益=2,400-1,200-800=400より、税金=400×0.50=200
 毎年の増加CF=2,400-1,200-200=1,000
 よって、NPV=-4,000+1,000×3.79=210万円

第7問(平成22年度第15問)
 問題はこちらから(当該ページの下側を参照ください)
<コメント>CFの期待値を用いて投資決定を行う問題は平成23年第4問などで出題されている。
<解答>投資PJへの拠出額×(1+安全利子率)≦CF期待値 であるから、
 投資PJへの拠出額≦(3,000×0,50+1,000×0.50)/(1+0.10)≒1,818万円

第8問(平成27年度第16問)
 問題はこちらから
<コメント>第7問参照。
<解答>(設問1)
 投資案②:A=-120+70×0.93+60×0.86+50×0.79=36.2
 投資案③:B=-160+80×2.58=46.4 より、A:36百万円 B:46百万円
 投資案④:C=-120+40×2.58=-16.8
(設問2)NPVが大きい投資案③→②→①の順に採択する。投資案④はNPVがマイナスなので採択しない。初期投資額は投資案③、②合計で280万円であるが、③②①合計では400万円となり上限を超えるため、投資案③、②を採択する。

第9問(平成26年度第13問)
 問題はこちらから
<コメント>損益計算書からキャッシュフローを計算する問題は平成23年度第1問設問2等で出題されている。
<解答>
FCF=税引後営業利益+減価償却費-運転資金増加額(売上債権増加額+棚卸資産増加額+仕入債務減少額)-投資額
=200×(1-0.40)+20-(10+15+5)-40=
70 百万円

*****

 いかがでしょうか。「2次に役立つ1次財務会計」と題して、事例Ⅳの争点にもなっている1次の財務会計の過去問を列挙してみました。2次の事例Ⅳ対策としても1次試験の財務会計の学習が有効だということがご理解いただけたでしょうか。
 さて、次回は、1次直前企画を思案中です。お楽しみに。

 ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
 明日は、直前期の過ごし方について、関西発スーさんの登場です。お楽しみに!!

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