【二次向け】 解答プロセスをどうやって自分のものにするか?(1)

皆さん、こんにちは!

月曜日担当の、はっしー@タキプロです。(自己紹介はこちら) 

 

GW連休も今日が最後になりましたね。勉強の進み具合は如何ですか? 感想は人それぞれかもしれませんが、最初の関門の一次試験まであと3か月、前を向いて進みましょう。我々ブログスタッフも一緒に走りながら応援していきます! さて、今回から何回かに分けて、二次試験に合格するための解答プロセスについて書きたいと思います。

 

まず今回は、解答プロセスの基本動作についてお話ししましょう。最初に注意して頂きたいのは、「解答プロセス」は単に何色のマーカーを使ってとか、SWOTをどう色分けして、といった「80分の解答手順」だけではないということです。勿論、手際よく問題を解くために自分なりの手順を決めることは大変重要ですが、それはあくまで手段。合格答案を書くプロセスの本質的な部分は、これまでも触れてきた通り

 

1. 各設問で問われているレイヤー(全体戦略、事業戦略、機能別戦略、環境分析)と制約条件を正確に把握する

2. 与件文を読み、テーマ(=題意)を理解した上でそれに沿ったSWOTを抜出し、事例企業の方向性と課題を正しく掴む

3. 設問で問われたことに素直に答える

4. 解答は一般論でなく、与件との因果関係で書く。与件の言葉、語句を極力使う

5. 事例企業の方向性を意識し、各設問の解答には一貫性を持たせる

 

といった一連の動作なので、80分以上かかっても良いですから過去問を使って、まずこの基本動作を確実に身に付けましょう。「80分の解答手順」の練習も大変ですが、基本動作が身についていれば、スピードアップの練習を繰り返すことで必ず自分のものにできますから焦らずに!

 

さて、自分が不合格だった年と(H23年)と合格した年(H24年)を比較して気付いたのは、本番での問題用紙への書き込みの量、質の差でした。不合格の年はやたら書き込みが多いんです。要は解答の下書きを書いてそれを解答用紙に書き写す、というアプローチでした。しかし、ぐちゃぐちゃ書いてある割には論旨がよく分からない。それに対して合格した年は、問題用紙への書き込みは、欄外の余白に事例企業の方向性・課題、各設問の余白に与件のキーワードの箇条書き程度です。でも、いま読み返しても当時書いた解答のイメージが浮かんでくるんですね。つまり、事例企業の方向性、課題、設問毎に使うべき与件文中のキーワード、が揃えば、再現性の高い答案が書けるということです。

 

もちろん、合格した年はその前の年より、与件を活用するテクニックや文章力などがついたということもあったと思います。しかしより重要なのは、しい解答プロセスを踏むことによって、よりシンプルな情報でスピーディに解答が書けるということです。本試験中は無我夢中だったので、そんなことは意識していませんでしたが、無意識のうちに基本動作通り体が反応していたんだと思います。

 

いかがでしょうか? スポーツと同じように、普段からの練習で基本動作を自分のものにすることが大切です。本番でいきなり、はできませんからね。

 

次回は、事例Ⅰ~Ⅲの解答手順についてお話しします。

お楽しみに!


タキプロ勉強会のお知らせ

【今後の予定(東京)】

・5/9(木) 19時~22時 京橋区民館 題材:H22事例1&1次対策

・5/19(日) 9時半~12時 京橋プラザ区民館 題材:H22事例2&1次対策

・5/23(木) 19時~22時 八丁堀区民館 題材:H22事例3&1次対策

*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。

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