知識と読解力で受かる企業経営理論 by はやひと

タキプロ16期の はやひと と申します。 今回は中小企業診断士試験の最重要科目とも言える、企業経営理論の攻略方法について述べさせて頂きます。
タキプロ16期メンバー募集
★参加応募受付中★
下記バナーから参加申し込みいただけます!
■はじめに
私が企業経営理論に合格したのは令和5年度で、75点とまずまずの点を取ることが出来ました。今でもこの科目が一番楽に、かつ楽しんで勉強出来たなと思っています。そんな私の、この科目への取り組み方をお伝えしていこうと思います。
攻略のポイント
まず、企業経営理論の科目を攻略する上で、私が大事だと思うポイントは下記の2点です。
①自分の環境を暗記に活かす
②読解力で選択肢を選ぶ
それぞれ、順に説明をしていきます。
■①自分の環境を暗記に活かす
皆さんは企業経営理論という科目にどんな印象を持っていますか?診断士の根幹ともなるこの科目。得手不得手はあれど、「何が何やらさっぱり理解できないよ…」なんて方は少ないと思います。
それもそのはずで、職場環境や身の回りの企業がいい事例になるんですね。
特に経営戦略や組織論は「誰の」「何という理論で」「どのような内容か」を覚えることが大事です。覚え方は人それぞれだと思いますが、勉強した理論を身の回りに当てはめると理解しやすいのでオススメです。
私自身、よく覚えた知識を職場で(無理矢理でも)当てはめていました。「あそこの係は人間関係が劣悪で若手が辛そう。これも衛生要因だな」とか「あいつほんと独善的専制型だな…ミシガンにでも行ってくれないかな」とか。笑
シンプルですが、こんなやり方でもある程度やれば血肉になっていきます。私が企業経営理論を勉強したのは一昨年ですが、よく当てはめていたものほど記憶に残ってくれています。(反対に、去年死ぬほど丸暗記した情シスの記憶はもう…)
■読解力で選択肢を選ぶ
この科目で正答率を底上げするために必要なのは「読解力」です。例えば昨年の第10問の選択肢を見て下さい。
ア インテグラル型のアーキテクチャーを持つ製品は、標準化が進んでいる。
イ 擦り合わせによって創造される価値が差別化要因になる製品については、モジュラー型のアーキテクチャーを持つことが多い。
ウ 部品間の相互依存性が高いインテグラル型のアーキテクチャーを持つ製品の場合、部門横断的に調整することが不可欠になる。
エ モジュラー型のアーキテクチャーを持つ製品では、部品調達業者は、部品のコスト低減ではなく、部品の差別化をしなければならない。
この問題、インテグラル型とモジュール型の意味をド忘れしてても解けるんですよね。仮にモジュラー型が擦り合わせに適した製品だとすると、ア、イ、エが正解の候補になってしまいます。なのでこの問題の答えはウとなるわけです。
これは分かりすい例ですが、割と正攻法以外の解き方が出来るのもこの科目の特徴です。各設問が何を聞いているか、各選択肢はどういう意味なのか、よく読み解きましょう。読解力で知識を補うことが大事です。
この辺りの読解力は、実際に問題を解くことで養えると思います。特に分からない問題に当たった時ですかね。すぐ答えを見てインプットするのも大事ですが、たまには足掻いて答えを絞り出すこともやってみて下さい。意外と楽しいですよ!笑
■おわりに
一次試験は7科目あります。多年度での合格を狙う方は得意科目と不得意科目と抱き合わせて6割突破を狙うなど、計画的な受験をオススメします。
(私は得意なこの科目だけ勉強し、これだけ1年目に受かってしまったので…去年苦労しました)
次回は、ふへんもの さんの登場です。
お楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])
