残り2週間!財務会計は直前期こそ計算問題に取り組め!byたいへいよう

■はじめに

タキプロ16期の   たいへいよう です。

今年の中小企業診断士1次試験まで、残すところあと2週間となりましたね。

このブログを見られている方の中には、財務会計に苦手意識のある方、まだ勉強が足りず焦っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも大丈夫です。

私も去年の同じ頃は、焦りまくっていました。過去問をまだ1周しかできておらず、点数も全然足りていなかったからです。

合格のためには、ここからの2週間の過ごし方が肝心です!

今回のブログでは、財務会計について、私なりの試験直前期の対策について伝えさせていただきます。(個人的な見解多めで語らせていただいてます。)

具体的には、直近3年間の過去問の計算問題についてまとめ、直前期にこそ注力すべきポイントを抽出してみました!

みなさまの合格の一助となれましたら幸いです。

簡単なプロフィールも載せておきます。

名前:たいへいよう
年代・性別:20代・男性
職種:ベンチャー企業勤務
受験歴:1次 1回、2次 1回
勉強時間:1次 約450時間、2次 200時間
勉強方法:独学
得意科目:1次/企業経営理論、2次/事例Ⅲ

■配点の大きな科目

1次試験は90分の科目と60分の科目があり、財務会計は60分の科目です。

過去問を解いたことのある方はご存じだとおもいますが、90分の科目は問題数が多い代わりに1問あたりの点数が2点か3点に設定されており、60分の科目は25問で配点は1問4点です。

つまり、財務会計では1問正解すれば4点獲得し、1問不正解であれば4点を失ってしまうということです。

あまりに当たり前で何を言っているんだとおもうかもしれませんが、試験対策をする上では、この事実を忘れないことが大事です。

■過去問を分析してみる

直近3年の過去問を見返し、計算問題の種別を簡単にまとめてみました。

(雑にスプレッドシートにまとめただけですので、見映えの良しあしについてはご容赦ください。)

難易度については勉強と得点が結びつきやすいかのコストパフォーマンスも含めたうえで、個人的な見解でつけてみました。もし、なんか違うなと感じたら、自分なりに難易度を付けなおしてみてください。

Aが比較的簡単、Bはなるべく抑えたい項目(60点以上を目指すなら必要)、Cは高得点を目指すためなら抑えてもいいくらいの感じでつけてみました。

(のちのブロックでポイントはまとめましたので、表を見るのがめんどうな方はさっと読み飛ばしてください。)

令和6年度がこちらです。

令和5年度がこちらです。

令和4年度がこちらです。

■足切り回避のために

昨年の令和6年度は25問中10問が計算問題でした。

それ以前の令和5年度においては15問で60点分、令和4年度は12問で48点分と、非常に大きなウエイトを占めています。

過去3年分を見たところ、3年連続で出題されているのは「オプション取引」「企業価値」「投資判断」に関する設問です。

中でも、「オプション取引」に関しては問題の難易度もかなり易しく、点数を取らせるための問題であるといえます。

必ず出るとはいえませんが、もしまだ対策をしていなければ、絶対にしてください。
1時間も取り組めば、確実に解けるようになります。単純な計算ですが、1時間で4点増やせれば、5時間で20点、10時間で40点を伸ばせます。直前期には、こんな皮算用をしながら、取れる点数を積み立てていきましょう。

企業価値」や「投資判断」についても、あまり難しい聞き方はされておらず、対策しやすいといえます。計算の苦手なかたは、何度も繰り返し解いて手順を覚えてしまいましょう。

■60点を取るためには

先ほど述べた項目は、多く見積もっても4問程度で、全て正解でも16点分にしかなりません。
ボーダーラインの6割を財務会計でも取るために、私が抑えておきたいなとおもう項目は、「損益分岐点」「減価償却費」「原価計算」です。


定義がシンプルでおぼえやすく、計算が複雑すぎないというのが理由になります。また、2次試験ではいずれも必須の知識になります。

余裕があったら抑えておきたいのは、「ROE」や「固定長期適合率」、「自己資本利益率」などの経営指標です。経営指標は種類は多いですが、計算はいたってシンプルです。こちらも2次試験では必須の知識になります。

名前と意味がかなり一致しているので、がちがちに暗記はせず、言葉の意味を確認しておくくらいでも十分かとおもいます。

ここまでに挙げた項目をおさえていただければ、計算問題だけでも6~7問近くはとれるのではないでしょうか。

■とらわれすぎてはいけない項目

ここまで注力すべき項目を挙げてきた一方で、とらわれすぎてはいけない項目もあります。

会計科目の「仕訳」と「キャッシュフロー」です。

私は最後まで、キャッシュフロー表の増減が全然わかりませんでした。簿記の3級は持っているので、仕訳の基礎はわかるのですが、診断士試験で問われるのは少しわかりづらい勘定科目が多く、対策するにはきりがありません。

会計については、「のれん」や「損金不算入」なんかも問われることがあり、財務に比べて細かい項目が問われやすいようにおもいます。あまり深入りせず、基礎だけ抑えておくのが賢明です。出題されたところで、2,3問程度です。

がんばっても低い精度でしか正解できない問題の対策をするより、簡単で確実に取れそうな問題の対策をしましょう。財務会計は、簡単な問題も難しい問題も同じ4点です。

今回、「直前期こそ計算問題に取り組め!」としたのは、計算問題は数字が違うだけで同じことを聞かれているから、です。診断士試験では、知識問題は全く同じ問題はほぼ出題されない一方、計算問題は一見違うように見えますが中身は同じです。練習したら解ける問題も多いですので、苦手な人こそ、直前期に練習を重ねてもらいたいです。

ここまで努力してきたみなさんが解けない問題は、周りの人たちも解けません。苦手な論点が出たとしても基本的には1問だけですし、落としても4点です。

わからなくても4分の1で正解になるかもしれないラッキーな試験だと割り切って、挑みましょう。

■おわりに

残りの2週間をうまく活用して、みなさんが合格することを願っています!

次回は、はやひと さんの登場です。 

お楽しみに! 

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