IT素人の経営情報システム対策 byミラクル

■はじめに

今回は、1次試験の2日目、試験時間11:30~12:30(60分)の経営情報システムについての記事になります。

私は仕事でIT関連の業務は全く行っていないほか、プライベートでもIT関連の知識が深まるようなことは何も行っておりません。Word、Excel、PowerPoint、e-mailを仕事で使う程度の、全くのIT素人です。そんなIT素人がどのように対策し、結果的に何点の得点であったか、IT素人「ミラクル」のブログ、最後までお付き合いください。

■経営情報システムの出題範囲

改めて出題範囲を確認すると以下のような記載があります。

1.情報通信技術に関する基礎的知識

⑴ 情報処理の基礎技術

ハードウェア(コンピュータの機能、コンピュータによる処理、コンピュータの利用)、ソフトウェア(ソフトウェアとその種類、オペレーティングシステム、プログラム言語と言語プロセッサ、パッケージソフト・ミドルウェア)、プログラム設計(アルゴリズム、データ構造、プログラミング技法)

⑵ 情報処理の形態と関連技術

バッチ処理、オンライン処理、リアルタイム制御処理、分散処理、クライアント・サーバシステム、対話型処理システム、マルチメディアシステム、Web コンピューティング

⑶ データベースとファイル

データベースの構造・種類、データベースの管理システム、ファイルの概念、ファイルの編成

⑷ 通信ネットワーク

通信ネットワークの役割、通信ネットワークの基礎技術、ネットワーク・アーキテクチャ、LAN・VAN、インターネット・イントラネット・エクストラネット

⑸ システム性能

システムの性能評価、システムの信頼性・経済性

⑹ その他情報通信技術に関する基礎的知識に関する事項

2.経営情報管理

⑴ 経営戦略と情報システム

経営戦略と情報化(経営戦略の明確化、経営戦略の策定、e-ビジネス、情報化社会)、情報システムの種類と内容(データ支援システム、意思決定支援システム、経営者支援情報システム、戦略情報システム、情報ネットワークシステム、企業革新と情報システム)

⑵ 情報システムの開発

システム化の計画とプロセス(システム構想策定、システム分析・設計技法、システム実行計画の作成、システム設計開発体制の整備)、現行システムの分析(業務分析・設計、利用者の要求への対応)、全般システム分析・設計(目標定義、概念モデル、組織上の制約、データ処理組織の定義、システム設計プロポーザルの作成)、システムテスト・導入支援(システムテスト技法、システム導入支援)

⑶ 情報システムの運用管理

システム運用(利用者の参加・教育、情報専門家の育成・配置、システム運用管理体制、中長期的なシステム改善計画策定、プロジェクト管理)、セキュリティとリスク管理(機密保護・改ざん防止、不正侵入対策・可用性対策、インテグリティ対策、リスク管理)

⑷ 情報システムの評価

品質評価、価値評価

⑸ 外部情報システム資源の活用

アウト/インソーシング

⑹ 情報システムと意思決定

問題分析・意思決定技法、計量分析技法

⑺ その他経営情報管理に関する事項

出題範囲を見ても普段使うことない言葉が並び、チンプンカンプンです。

■経営情報システムの科目合格率、難易度順位

過去10年の経営情報システムの科目合格率

過去10年の経営情報システム 科目合格率の難易度順位

改めて、10年分の科目合格率と難易度の推移を確認すると、科目合格率の10年平均は17.5%、難易度順位は平成27年度は一番難しく、平成28年度・令和3年度・令和5年度は二番目に難しい結果となっております。

一方で、平成29年度・令和1年度・令和2年度は一番簡単となっており、難易度は年度毎の差が激しく、爆弾科目感がある科目と読み取れます。

■勉強方法・使用テキスト

勉強方法は独学。情報システムの勉強に使用した教材は中古で購入した、①TACの過去問問題集、②TACの基本テキスト、③TACのトレーニング問題集の3冊のみでした。

■勉強時間と得点推移

令和2年度から4回連続で、1次試験を受けましたが、結果は以下でした。

        勉強時間    得点

 令和2年度  約35時間    64点

 令和3年度  約30時間    56点

 令和4年度  約30時間    48点

 令和5年度  約25時間    48点

■経営情報システム試験の感想

毎年同じテキストと過去問問題集を使い、問題集を中心に4~5周ほど勉強しました。使用したテキストに記載されている知識はある程度は蓄積できていたと思いますが、結果的に、得点は年々下がってしまっています。

試験問題は最近のITトレンドの問題や知識も深堀して作られた問題が一定数ある印象で、IT素人の私にとっては見たことのない用語や、問題自体の意味が分からない問題も多く、非常に難しい印象でした。

私は、年度の古い同じテキストをずっと利用していたこと、そもそもIT全般の基礎知識がないこと、を主因として得点が減少傾向となっていると感じております。

一方で、高得点を取ることは難しいものの、上記ほどの勉強時間でもIT素人の私の知識レベルや学習方法で、足切りは避けることはできると思っています。

■得点戦略

経営情報システムへの対応戦略は大きく3つの戦略に分かれると思います。 

①最低限の勉強で40点以上を目指して足切りを防ぎ、経営情報システム以外の他の自分の得意な科目で得点を稼ぐ。

②最新のテキスト・問題集を購入し出題範囲の基本的な知識を蓄積するほか、最近のITトレンドの知識も勉強し、それぞれの知識も深堀して勉強することで、広く深く、知識を定着させ、得点源とする。

  例えば、ITパスポート試験を同時に勉強情報通

  信白書(総務省)を読む、その他IT関連本を読む

  など。

③ITストラテジスト、応用情報技術者等の資格を取得し、科目免除申請を行う。

 

私は、科目免除要件の資格は難易度が高く、勉強時間に限りがある中、足切りを防ぐ戦略①を選択し、結果的に前述の通り、64点、56点、48点、48点となりました。

勉強時間の確保や、他の科目との兼ね合いもあると思いますが、IT知識が無い方はあまり深追いするのは得策でなないと考えています。

■まとめ

経営情報システムは少し特殊な問題も多く、年度により難易度の差があり、爆弾科目感があると感じており、一度過去問を解いてみて、自分にあった戦略を決めてから、勉強を進めることをお勧めします。

■おわりに

次回は、ビビタク さんの登場です。 

お楽しみに! 

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