中小企業経営・政策の概要と重要論点 byえのっきー

読者の皆様、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
タキプロ16期のえのっきーです。
今回は、中小企業経営・政策について記載いたします。
少しでも、皆様の参考になれば幸いです。
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■はじめに
中小企業経営・政策については、中小企業の定義や中小企業の動向、補助金・助成金、事業継承など暗記が多く、はっきり言って苦手な科目でした。
しかし、逆に言えば暗記の科目であるため試験の直前期からでも大きく点数を伸ばせる科目でもあります。
■中小企業経営・政策の概要
中小企業経営・政策では、当たり前ですが①中小企業経営、②中小企業政策のパートに分かれています。①中小企業経営では中小企業の現状について最新の中小企業白書から出題されます。②中小企業政策では中小企業の現状を踏まえ政府がどのように対策しているかが出題される傾向にあり、中小企業施策ガイドブックに基づき出題されます。
■中小企業経営
中小企業の経営課題、業種別・地域別の動向、成長企業の事例や成功要因等から出題されることが多く、中小企業の経営課題については、2025年現在では下記のような状況にあると言われております。
・人手不足(特にサービス業、建築業で深刻)
・物価高、エネルギーコスト増(利益の圧迫要因になる)
・デジタル化の遅れ(IT人材不足、投資余力の不足)
・事業継承(経営者の高齢化、後継者不在)
■中小企業政策
頻出の法律・制度として下記があげられます。
・中小企業基本法
中小企業の定義、基本理念(創意工夫・地域活性化など)
・小規模企業振興基本法
小規模事業者の支援方針と基本計画
・中小企業等経営強化法
経営革新・創業支援・新連携支援など中小企業組合制度:協同組合や商店街振興組合の支援
■経営課題についての施策
上記経営課題について政府が対応しています。
・人手不足
賃上促進税制、省力化等の成長投資補助金、特定技能制度の整備・運用など
・物価高、エネルギーコスト増
まだ正式には決定していませんが、ガソリンの暫定税率廃止や所得税の基礎控除の見直しなど
・デジタル化の遅れ
IT導入補助金、専門家派遣、ものづくり補助金(DX枠)など
・事業継承
事業承継・引継ぎ補助金など
■おわりに
最新の中小企業白書と施策ガイドブックを熟読し、法改正や新制度に注目することが重要です。暗記中心の科目ですが、背景や目的を理解しておくと記憶の定着が良くなります。
実際には、私は中小企業白書も施策ガイドブックも読んでおりませんが、各社が出しているテキストや問題集などに要点がまとめてありますので、テキストや問題集を繰り返すだけでも十分に合格点を取ることが可能です。また、人材不足やDX化、事業継承などは2次試験でも重要な論点になりますので、苦手意識を持たずに頑張りましょう。
次回は はやとさん の登場です。
お楽しみに!
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