【おーじ流アドバイス】事例Ⅳ・まず今やっておくべきこと/おーじ

1.はじめに

読者のみなさん、こんにちは。タキプロ10期メンバー、「おーじ」です。

2次試験の受付が開始されました。もちろん、1次から受けている方は合格発表がまだなので手続きしようがありませんが、1次免除の皆様は忘れないよう、早めに手続きを済ませましょう。たぶん、1次の合格発表(9月3日)よりも前に申し込めば、その教室は2次からの受験組が中心になると思います。どちらが良いのかは分かりませんが、わたしは何となく2次経験者で周りを固めた方が落ち着くような気がします。ご参考までに。

===おーじの過去記事===
 #自己紹介および1回目記事「企業経営理論は国語の試験だ!」はこちら
 #2回目記事「2次事例Ⅳのケアレスミスをあなどるな!」はこちら
 #3回目記事「2次での文字量を自在にコントロールする!その①」はこちら
 #4回目記事「2次での文字量を自在にコントロールする!その②」はこちら
 #5回目記事「1次試験会場でよく見る不思議な光景」はこちら
 #6回目記事「経営法務をさらりとクリアする弱者の戦略」はこちら
 #7回目記事「1次試験に受かればもう診断士も同然!?」はこちら
 #8回目記事「与件文でパターン化される経営指標選択(事例Ⅳ)」はこちら
 #9回目記事「経営情報システム・しょーもないダジャレ暗記法」はこちら
 #10回目記事「最高の1次試験のために!直前&本番テクニック集」はこちら

 #11回目記事「H30事例Ⅱの予備校解答をぶった切る!」はこちら

2.今日の雑談です

さて、今日もまずは雑談ですが、私が過去受けた2次の本試験での実話です。
電卓って通常事例Ⅳでしか使わないケースが多いのですが、まれに事例Ⅱとかであると便利な年があったりして、受験生はみんなとりあえず事例Ⅰから机上に置いて受験をします。万一電卓がハイスペックすぎて試験官から注意をされたとしても、事例Ⅳ直前だとにっちもさっちもいきませんが、事例Ⅰの前とかなら事例Ⅳまでにどこかの休憩時間で調達し直すことも無理ではないかもしれません(普通は今まで使い慣れた電卓が試験官から注意されるようなシロモノでないことはとっくに確認済みと思いますが)。

でも、私の隣の席の男性(20代後半~30代前半くらい)は事例Ⅰからずっーーーと電卓を出しておらず、そしてとうとう、事例Ⅳでも電卓は出てきませんでした。
「剛毅やな~!」と横目で感心していたのですが、残念ながら彼は暗算名人でもなんでもなく、必死に筆算で解いていたようでした。。。そして、答案回収のときにちらっと見た感じでは、ほとんどの計算系の問題は空欄のようでした。
そう、その人はうっかり電卓を忘れたのみならず、事例Ⅳが始まるまでそのことにさえ気付けなかったのです!

2次試験、大の大人でも舞い上がってあり得ないことをしでかします。皆さんも忘れものには気を付け、そしてどうか平常心で受けられることをお祈りしています。

3.そして事例Ⅳです

さてさて、それでは本題です。
事例Ⅳって、苦手意識を持っていたりして後回しにしたり、とっつきにくいと思って正面から向き合うことを避けたりしていませんか?(してませんね)
そう、それは過去の私の姿です。経営分析とかCVPとか局面局面では高い割合で得点できる分野もあったのでそこまで決定的に低い点とまでならなかったのを良いことに、勉強を始めた最初のころは面倒がってちゃんとやっていませんでした。今考えるとめちゃめちゃモッタイナイですね。なぜなら、事例Ⅳは一度理解して腹落ちしてしまえば、もっとも得点の読める科目になるからです。理解があいまいな点を浮かび上がらせて早め早めに潰してゆくように心がけましょう。

頻出分野の「基本」だけで良いのでしっかり理解すれば、答練や模試の点があっという間に安定します。
本番の出来不出来に裏切られるリスクが激減します。
事例Ⅰ-Ⅲで永遠につきまとう不安感とは別世界です。
絶対のおススメです。
間違いないです。

4.まず、何からやるか

もちろん、過去問や答練、模試などを解くことは必要ですし非常に有効なのですが、来た球を打っているだけでは体系立てて全体を整理しにくくなります。
なので、私はこのタイミングで一度、「インプットすべき(=頻出分野に絞った)」事例Ⅳの知識を総整理することから始めることをお勧めします。

具体的には、以下の出題分野についての知識・ノウハウを紙に書いてファイルに入れ、それを事例Ⅳファイナルペーパーとして日々反復して読み、模試などで新しい知識や抜け漏れが見つかれば書き足してゆくという作業を繰り返すことです。

<要整理の出題分野>
① 経営指標分析
② キャッシュフロー計算書
③ 損益分岐点分析
④ NPV分析
⑤ 期待値
⑥ プロダクトミックス

しっかりマスタ―すべき大きいところではこんなところです。まずはこれらの基本を「カンペキに」抑えましょう。
(FCFや企業価値も頻出ですがやや難易度高いので上記の後でも)
では、上記の①-⑥をどのようにまとめると良いかのアドバイスを、以下に少しだけ書いてゆきます。

5.①経営指標分析

まずは、以下の11個だけ、しっかり公式で覚えます。大体の場合、以下の指標を使っていれば大幅な減点はないと思います。ちなみに安全性は、簡易的なBSの表とセットで書き出します。基本的にBSの左÷右、上÷下が多いのでBS見ながらだと覚えやすいです。

■収益性
売上高総利益率
売上高営業利益率
売上高経常利益率

■効率性
棚卸回転率
有形固定資産回転率
売上債権回転率

■安全性
当座比率
流動比率
固定長期適合率
固定比率
自己資本比率

そしてこれは、過去のブログでも少し書きましたが、与件文内容と指標選択のパターンはある程度決まっていますので、過去やってきた答練や模試などのケースで、事例企業がどうだったからどの指標が選ばれたのかは一覧表にしておき、新たな問題を解くたびに更新してゆきます。
有休の土地がたくさんある事例 → 有形固定資産回転率(悪)、という具合です。

6.②キャッシュフロー計算書

まず、もっともオーソドックスな項目を書き出します(数字は不要)。

■営業CF
税引き前当期純利益
減価償却費
営業外収益
営業外費用
特別利益
売上債権の増減額
棚卸資産の増減額
仕入れ債務の増減額
小計
利息の受取額
利息の支払い額
法人税等の支払額
合計

■投資CF
土地建物の売却収益
投資有価証券購入支出
機械装置の購入支出
合計

■財務CF
短期借入金借入収入
長期借入金借入収入
配当金の支払額
合計

ざっとこんなところでしょう。
項目については、できるだけ上記のすべてを覚えてしまいましょう。
そうしたらこれらの右側に、注意事項や過去にやったミスなどをどんどん書き込んでゆきます。
例えば、「特別利益」の欄では、「利益の中身が売却益だったら逆算の+は投資CFに」とか、「法人税等の支払額」の欄では、「BSに未払い法人税がないかチェック」とかいう感じです。

7.③損益分岐点分析

これは、以下の5つの公式が理解できていれば問題ないです。本番で勘違いのないように、図とセットで覚えておきましょう。

損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率
損益分岐点販売数量=固定費÷単位当たり限界利益
目標利益達成売上高=(固定費+目標利益)÷限界利益率
損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100
安全余裕率=100%-損益分岐点比率

8.④NPV分析

新規投資、増分投資などパターンによって難易度に差がありますが、もっとも複雑な「取替投資」シミュレーションの例題を1問、0年目から5年目までの図に書いてじっくり理解するのが良いと思います。

・旧設備の売却でのキャッシュイン
・旧設備の売却によるタックスシールド
・新設備購入でのキャッシュアウト
・新設備でもたらされる営業キャッシュフロー
・新設備売却時点でのキャッシュイン
・新設備売却時点でのタックスシールド
・もし旧設備のままだったら未来にもたらされたはずの利益の損失

これらの項目が出てくると思いますので、モデルケースとして理解しておけばもっと単純なケースでは対応しやすくなります。

9.⑤期待値

ネットキャッシュフロー=各年度の期待値の和ー投資額

まずはこれを理解したうえで、デシジョンツリーの理解に努めましょう。
デシジョンツリーも、複雑めの例題があれば、それを時系列で図にしたものを自分で作成して、自分で解説を加えながら理解してゆくのが良いと思います。

あと、投資リスクの問題に対しては以下の公式は理解しておきましょう。

 偏差=その場合の利率ー全体の期待値
 分散=偏差の2乗の加重平均
 標準偏差=分散のルート

10.⑥プロダクトミックス

よくある、「利益を最大化する生産量の組み合わせ」の問題ですね。
とにかく収益効率のよいプロダクトを見つけて優先順位を付けられれば問題ないかと思います。
何問かやってみて、問題なく解ければさほど深入りしなくても良いかなと思います。

11.おわりに

ほかにも、繰り返しですが、昨年問われたFCFや企業価値なども、上記をマスターできたら次に手を付けましょう。

事例Ⅳから逃げていても絶対に得意になることはありません。
苦手な頻出論点は1個1個つぶしてゆきましょう。大丈夫です。事例Ⅳの頻出論点なんてそんなにたくさんはありませんので。
残り2か月弱ですが、ここからが本当の勝負です。

タキプロでは毎週水又は日曜に、2次試験の勉強会を開催しております。
私おーじも、時間を合わせてできるだけ参加したいと思います。
また、ブログでの質問などのコメントも大歓迎です。

次回関東チームの担当は月曜日になりますが、Tomoが事例Ⅰについての記事をお届けします。お楽しみに!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

以上、おーじでした!!


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