マーカーどうしてる?私の失敗談と工夫 by なんざん

タキプロ16期の なんざん と申します。
今回は「2次試験のちょっとした実務的な話」として、マーカーの使い方について書こうと思います。
試験直前期の皆さんなら、「どんな道具を持ち込むか」で迷う方も多いかと思います。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
■ 2次試験は色々持ち込み可。だからこそ悩む文房具選び
ご存じの通り、2次筆記試験では鉛筆や消しゴムだけでなく、自分の使い慣れた文房具を持ち込むことが可能です。
そのため、与件文を読む段階で問題を解く参考に、SWOT部分などを「どうマーキングするか」は人によって大きく変わります。
例えば:
- 4色マーカーでSWOT分析
- 青鉛筆・赤鉛筆だけでシンプルに色分け
- 鉛筆一本で下線引き、要点だけ欄外に書き出す派
…とスタイルは実にさまざま。
「マーキングの仕方」に正解はなく、自分が使いやすい方法=正解なのです。
■ 私は「4色マーカーSWOT派」でスタート
私は勉強を始めたころに読んだ先輩合格者のブログ(どこだったかは忘れました…)で、
「SWOTを4色マーカーで塗り分けるのがおすすめ!」
と紹介されていたのを見て、すぐに真似しました。
具体的にはこんな感じです:
- 強み(Strength) → オレンジ
- 弱み(Weakness) → 紫
- 機会(Opportunity) → 黄
- 脅威(Threat) → 緑
与件文が一気にカラフルになり、パッと見て情報の種類を把握できる点は非常に便利でした。

■ 手っ取り早く100円ショップの蛍光ペンを使用
まずは、4色マーカーを買いに100円ショップに行くと、5色入り蛍光ペンを発見しました。
「安いし、色もちゃんと揃ってるし、これで十分でしょ」と、即買い。
ですが、この選択が後々、様々なことに影響を与えるとはこの時は思っていませんでした…
■ 誤算その1:持ち替えに時間がかかる!
2次試験の勉強開始時はあまり感じませんでしたが、制限時間80分で実際に過去問に解答すると、マーカーの持ち替えが思いのほか時間がかかることに気づきます…
- 紫で弱みを塗って、キャップを閉めて、次はオレンジを取り出して強み塗って…
- 「これ、意外と時間かかるやん…」
この事実に気づいた時には、既に本番は目の前。前回の私のブログ記事でも紹介しましたが、私は過去問2周目に取り組む際に初めて制限時間をちゃんと意識して解答を始めたため、この事実に気づくのが遅れてしまいました。
もはや別のスタイルに変更する余裕はなく、「もうこのやり方で突き進むしかない」と腹をくくりました。
■ 誤算その2:ペンが丸胴でころころ転がる!
さらに試練は続きます。
この蛍光ペン、なんと丸型ボディ(凹凸なし)だったんです…
机に置くとコロコロと転がり、時には床に落ちて集中が途切れることも。
「まさか道具の形状でストレスを受けるとは…」と痛感しました。

■ 苦肉の策:輪ゴムで転がり防止
そこで編み出したのが、ペンの軸に輪ゴムを巻いてストッパーを作る方法です。
見た目は完全に即席のDIY感満載ですが(笑)、この工夫で転がりはほぼ解消することができました!

■ 写真で見る「実際のマーキング」
以下では、実際に私が2次試験で使った与件文のマーキング例(令和6年事例Ⅱ)の写真も掲載します。
見ていただくとわかりますが、とてもカラフルで見やすいというメリットがある一方で、色を塗る時間がかかることがこの方法のデメリットかと思います。



ただこれは人によって「色で整理すると安心」「むしろ多色は混乱する」と意見が分かれることもあると思います。
最終的には「自分がどのスタイルでの回答が安定するか」で決めるべきだと思います。
■ 学び:文房具は「早めの試行」と「本番想定」が大切
この経験から私が学んだのは、「勉強の序盤にいろいろ試すこと」と「本番を想定して使ってみること」の大切さです。
- 本当にペンの持ち替えで時間を取られるのか?
- ペンはストレスなく机に並べられるか?
- ペンの書き味・見やすさはどうか?
こうしたポイントは普段の勉強では気づきづらく、模試や本番想定の練習で初めて実感することができます。
■ 結論:方法に正解はない。ただし「自分に合った方法」を早めに!
まとめると:
- どのマーカーを使うかどうかは人による
- 私は4色方式で行ったが、持ち替えや転がり問題に苦労
- 結果的に輪ゴムで応急対策し、本番はなんとか乗り切った
- これらの経験から、自分に合った方法を“早めに”見つけることが最重要
これに尽きると思います。
■ おわりに
2次試験は内容面の答案作成だけでなく、時間管理・集中力を保つための「小物戦略」も意外と重要です。
ぜひ皆さんも、マーカー・鉛筆・シャーペンなど「自分仕様の最適ツール」を早めに確立しておいてくださいね。
次回は、たいへいよう さんの登場です。
お楽しみに!
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