合格発表日までのモヤモヤ対策  by ぱんだ


二次試験お疲れ様でした。
いかがでしたか?
「手応えがある!」という受験生はおそらく皆無に近いのではないでしょうか。
昨年度の二次試験終了の1週間後、某予備校で開催された二次試験分析会、無料動画が配信されていたのをネットで視聴しましたが、画面の向こう側では講師の方がリアル会場での受講生約200名に向けて「手応えがあったひとは挙手してください」と投げかけたところ、「はい」と手を挙げたひとはたったの2名でした。
「合格に自信があるひとが2人もいるの!?」と私はビックリしましたが、相対評価で20%前後は『ほぼ必ず合格してきた』試験です。 昨年度合格率18.3%を単純にあてはめると、その受講生の中には37~38人の合格者がいた計算になります。
手を挙げられたその2人が仮に合格していたと考えても、残り35~36名にとっては「予想外の合格」であったとも言えて(自信があってもシャイで手を挙げられなかったひともいるかもしれませんが)、二次試験の掴みどころのなさというものを改めて実感します。

抜け漏れの3つや4つは当たり前!!

試験終了後、ぱんだは帰りの電車内で事例Ⅰの再現答案を作りました。
前回記事でお伝えしましたが、事例Ⅰの試験中に右腕に痙攣が走ってパニックに陥り、震える手で書き殴った第1問と第5問の解答は、本人でさえ解読が難しいものでした。
そして再現答案作成中、「第2問の解答欄に、誤って第1問の要素を書いてしまっていた」ことに気がつきました。
「1年間これだけ頑張ったのに、ダメだったか…」
「保険受験で科目合格はしているので、少しは気を楽に持とう! …いや、やっぱり不合格はショックでしょ」
「痙攣さえ起こさなければ…」
などなど、頭の中でいろんな思いがぐるぐると駆け巡り、絶望感に打ちひしがれました
地下鉄から私鉄への乗り換え駅である池袋で途中下車し、大型書店の三省堂へ立ち寄って参考書を新たに購入し、また電車に乗って事例Ⅰ再現答案の続きを作りましたが、まあこれだけ解答骨子を作り込み、与件文から必ず使うキーワードには黄色マーカーを引いていたにも関わらず、抜け漏れ要素が見事に4つもあり、さらには第1問と第2問の解答内容が殆ど同じであったり。。
最寄り駅で降りてから自宅まで徒歩約10分の間、悲しくて悔しくて自分が情けなくて、涙で濡れた頬を何度もハンカチで拭いました。
試験本番当日の朝は「今日中に再現答案を完成させる」と意気込んでましたが、とてもそんな気分にはなれず、その日の夜は久々に家族で食事をした後、子供たちとお風呂に入りそのまま一緒に床に就きました。
翌日以降も立ち直れず再現答案作成は10日間以上も手付かずのままでしたが、二次試験2週間後の土曜日に『タキプロ試験お疲れ様会』に申し込んでおり、初参加で要領が分からないぱんだは「受験生は再現答案を持ち寄り、全員で検証するのかな」と思い込み、お疲れ様会前日の仕事終わりに、残りの事例Ⅱ、Ⅲ、Ⅳを慌てて作りました。
解答骨子をかなり密に作っており、また日ごろの自分の記憶力の無さに嘆いてばかりいるのに、このときだけはどうしてか「10日以上も経ったけど、何を書いたかはっきり覚えている」状態で、
「あれを書き忘れてる」
「これも蛍光ペンでマークしてたのに漏れていた」
「事例ⅣのCF計算でミスしてる!」

というお決まりの悶絶状態、絶望感に陥りながらもなんとか書き上げ、とりあえず数枚印刷してタキプロ懇親会に向かいました。
結果それ自体は終始楽しい飲み会で、答えを検証し合う時間は皆無でしたが、これをきっかけに作った再現答案はその後の口述試験で大いに役立ちましたので、やはり早いうちに作っておくのが望ましいです。

不安を抑えるのに役立ったこと

特に二次試験2回目以降、一生懸命に勉強してこられた受験生ほど、「こんなに頑張って勉強してきたのに、不合格だったらどう立ち直ればいいんだろう。。」と、とても不安になると思います。
「果報は寝て待て」とは言うものの、不安に駆られる日々を過ごされている方が多いのではないでしょうか。

■運動をする

ぱんだは毎日20分~30分程度のジョギングをしていましたが、走っている間は不安が和らぎました。
「神経科学研究において、低強度の身体運動が海馬の働きを増し、認知機能の改善や抗うつなどのメンタルヘルス改善効果が惹起される」という科学的根拠もあり、運動の好き嫌いに関わらず身体を動かすことには、一定の精神安定効果があるそうです。
走っている間は「唯一自信のある事例Ⅱは70点以上取れてそうだし、事例Ⅳでは手痛い計算ミスをしたものの、文章問題は外していないみたいだし60点は堅いかな。でも抜け漏れが連発した事例Ⅰと、解答の方向性が殆ど見えなかった事例Ⅲをカバーするまでには至らないな。。まぁ、命まで取られる訳じゃないんだし、また来年の試験に向けて頑張ればいいか」と、くよくよ考えつつも少しは前向きな思いを抱けていました。

■新しい参考書をはじめてみる

先にも述べましたが、二次試験終了後の帰り道に立ち寄った書店で購入したばかりの参考書を、二次試験の翌日から再現答案作成よりも優先して、2020年度の試験に向けて勉強していました。
以前から気になっていたAASが発刊する『2次の知識はこれ1冊』で、スキマ時間を使っての勉強に慣れているぱんだにとっては、この参考書の片手で持てるサイズが気に入り、また要点もまとまっていて読みやすいです。

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試験本番の直前期は『新しいモノ=参考書には手を出さない』が鉄則ですが、終了後であればいくらでも選びたい放題です。
2020年度合格発表日までの間「今年の合格は無理だな」とほぼ諦めた状態で、遊びに出かけたりテレビを観たりしながらも頭の奥ではモヤモヤが晴れなかったぱんだにとって、新しい論点や考え方に触れるのは新鮮味があり、ソフトに勉強する方が逆に良い気分転換になりました。

さいごに

これまでの人生における進学入試、他の資格や検定、就職・昇格等々あらゆる試験の中で、ぱんだにとって「泣くほどやり抜いた」と思えるのはこの中小企業診断士試験だけです。
「何が起こるか、最後まで分からない二次試験」を身をもって体験しましたが、合格された受験生には心からお祝いを伝えたいですし、「あと一歩だった」という頑張り抜いたひとほど一段と悔しい気持ちは強く、心が沈まないはずはないと思います。

私自身、一次試験を1問差で落としたとき「こんなにも絶望感を抱くほど悔しい思いをするくらいなら、勉強しなければよかった」とさえ考えました。
ですが、中小企業診断士試験で学ぶ内容には、ビジネスパーソンにとっての仕事のみならず、われわれの実生活においても大いに活かされる要素が詰まっていること、今さら言うまでもありませんよね。
仮に今年は不合格であったとしても、ご自身の中で納得がいくまで何度でも挑戦していくに値する資格であり、一次試験を突破したひと全員がそれを誇りにするべきだと思います。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

次回はぶぃのさんです!! お楽しみに!

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