私が実践した事例Ⅳ学習序盤の向き合い方 by かふー

タキプロ16期の かふー と申します。
中小企業診断士試験の学習過程で得た知識と経験を、皆様と共有できることを嬉しく思います。
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■はじめに
本記事のテーマは2次試験 事例Ⅳの突破ノウハウです。特に、学習初期段階での効果的なアプローチ方法についてお伝えしていきます。
2次試験の特徴や出題傾向については、既に多くの優れた解説記事が存在しますので、そちらをご参照いただければと思います。本記事では、それらの基本情報は既知のものとして、より実践的な内容である「私が実践した事例Ⅳ学習序盤の向き合い方」に焦点を当てて、詳しくお話ししていきたいと思います。
■私の出発点&事例Ⅳ結果
年代/性別:30代 男性
職種:IT系
受験歴:1次1回、2次1回
勉強時間:1次 500時間、2次 150時間
勉強方法:1次 スタディング、2次 独学
得意科目:1次 企業経営理論、2次 事例Ⅳ
まずは、私が事例Ⅳの学習に着手した時点での知識レベルと背景について、具体的にご説明させていただきます。当時の状況を正確にお伝えすることで、これから学習を始める方々の参考になればと思います。
- 簿記2級の資格を既に取得していました
- R6の財務会計では68点を獲得しており、一定の基礎力は備えていました
- アカウンティング分野では比較的高い正答率を維持できていましたが、ファイナンス分野についてはキャッシュフロー計算などに課題を抱えている状態でした
このような学習基盤を持った状態からスタートを切りました。
そこから計画的な学習を重ね、試行錯誤を繰り返した結果として、R6事例Ⅳでは69点という合格水準を超える得点を獲得することができました。この経験を基に、特に学習序盤での効果的なアプローチ方法をご紹介していきたいと思います。
■基礎力向上と教材
出発点が上記の通りでしたので、まずは基礎力の獲得→応用の順で取り組みました。
私が事例Ⅳの学習で利用した教材は以下の通りです。
- 改訂新版 30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集
- 中小企業診断士2次試験 事例IVの全知識&全ノウハウ (2023年改訂版)
- 事例Ⅳが好きになる 攻略マスターガイド
基本的にはこの3つを周回することで合格水準まで到達することが可能だと考えています。
以下は本題の向き合い方についてです。
■解いた問題の記録をつける
いつ、どの問題を解いたのか、必ず記録をつけます。 これによって
・しばらく解いていない分野を定期的に解きに行く
・苦手分野を理解し、高頻度で周回する
ことができるようになります。
具体例として、私が実践した記録を紹介します。
私はNotionを利用して学習履歴を記録していました。
・問題に取り組んだ日付
・どの教材を使ったか
・どの分野を問題を解いたか(経営分析、CVP、NPVなど)
・問題ランク
を記録することで、「無計画に乱解きすることで知識に穴ができる」ことを防ぎました。

■振り返りに時間をかける
試験直前になってもCVPやNPVなどの高難度の問題は完答が難しいと思います。
振り返りでは「正解できたかどうか」ではなく、「解答を導出する過程を自分でトレースできるか」が非常に重要です。
なぜなら、実際の試験でも解答の数値をビタっと当てることは非常に難しく、途中式で部分点を稼ぐことが合格に直結するからです。
事実、私はR6事例ⅣでNPVの問題を1問も完答できませんでした。
しかし、とにかく導出過程を多く埋めることに注力した結果、69点というそこそこの点数を獲得することができました。
導出過程は綺麗でなくても良いのです。
日本語でもよいので、「どの数字を足すと、掛けると、割ると、、、」などの回答方針を書くだけでも点数は変わってくると思うので、そのためのトレーニングを積み重ねてほしいと思います。
■おわりに
次回は、とし さんの登場です。
お楽しみに!
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