6月末からでも60点稼ぐ!中小企業経営・政策で私が使った教材と勉強方法 by かふー

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■はじめに
中小企業診断士の1次試験、特に「中小企業経営・政策」という科目に、苦手意識をお持ちの方や、対策が思うように進まず焦りを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。範囲が広く、暗記項目も多いため、どこから手をつけて良いか迷ってしまうこともありますよね。
本記事では、私が実際に「中小企業経営・政策」の対策で活用した教材と、それらをどのように組み合わせて学習を進めたのか、具体的な勉強方法についてお伝えしたいと思います。特に、「もう時間がない…」と諦めかけている方にこそ、読んでいただきたい内容です。この記事が、皆さまの学習の一助となれば幸いです。
■「中小企業経営・政策」で60点を目指すために意識した3つのポイント
「中小企業経営・政策」は他科目に比べても特に暗記の色が強く、やみくもに学習してもなかなか成果には繋がりません。特に時間がない直前期においては、効率的な学習戦略が不可欠です。私が特に意識したのは、以下の3つのポイントです。
- インプットの心理的ハードルを下げる
中小企業経営・政策は、まず用語や制度の概要を頭に入れることがスタートラインです。しかし、分厚いテキストを前にすると、どうしても気が重くなりがちです。そこで私は、いかに学習の心理的ハードルを下げ、気軽に知識に触れる回数を増やせるかを重視しました。 - 教材間の「関連付け」による記憶の定着
ただ情報をインプットするだけでは、試験本番で使える知識にはなりません。覚えた知識同士を結びつけ、体系的に理解することが重要です。そのために、視覚的な情報や、異なる教材からの知識を自分の中で関連付けるよう工夫しました。 - 知識のアップデート – 「網羅性」と「鮮度」の担保
働きながらの学習では、まとまった勉強時間を確保するのが難しい日もあります。そのため、細切れの時間を最大限に活用し、知識の網羅性を高めるとともに、この科目特有の「最新情報」への対応も意識しました。
■具体的な教材と私の活用法
私が「中小企業経営・政策」対策の相棒として選んだのは、以下の3つの教材です。それぞれの教材が持つ強みを理解し、それらを連携させることで、学習効果を高めることを目指しました。
教材はこれら3つに絞り込み、他受験生からよく聞く「中小企業白書などの統計資料の読み込み」は行いませんでした。
- 相棒その1:ほらっちチャンネル – スキマ時間を制するインプットの起爆剤
- なぜ選んだか: ほらっち先生のテンポ良い解説と語呂合わせは、暗記科目への心理的ハードルを一気に下げてくれます。難解な政策や法律も分かりやすい言葉で説明してくれるため、初学者の私でも抵抗なく内容を理解し始めることができました。
- 私の使い方: 私は仕事のスキマ時間や寝る前のちょっとした時間などを活用し、文字通り「何度も周回」して視聴しました。最初は全体像を掴むために通常速度で、2周目以降は1.5倍速~2倍速で視聴し、反復学習を徹底しました。特に覚えにくい法律の条文や、政策の目的などは、紹介されている語呂合わせを何度も口ずさみ、自然と覚えられるようにしました。例えば、「中小企業基本法の基本理念」や「業種ごとの中小企業の定義」の語呂合わせなどは、今でもそらで言えるほどです(笑)
- 得られた効果: これにより、中小企業経営・政策の全体像や主要な論点について、短期間で大まかに把握することができました。何より、「難しい」という先入観が薄れ、前向きに学習に取り組めるようになったのが大きかったです。
- しかし大きな弱点が一つ。 動画の大半は法制度の説明にフォーカスしているため、毎年更新される「中小企業白書」や直近施策の時事ネタまではカバーしきれません。ここを放置すると、白書由来の設問が丸ごと失点になりかねない。これは他の教材でカバーしていきます。
- 相棒その2:一発合格まとめシート – 知識を整理し、視覚で覚える
- なぜ選んだか: ほらっちチャンネルでインプットした知識を、より体系的に整理し、記憶に定着させるために活用しました。まとめシートの最大の魅力は、何と言ってもその「図解の分かりやすさ」です。複雑な制度や法律の関係性が、図や表で整理されており、視覚的に理解を助けてくれます。 また、白書由来のポイントも解説されるので、直近の統計情報からの出題はここでカバーします。
- 私の使い方: ほらっちチャンネルで一通りインプットした後、該当するテーマのまとめシートを確認するという流れで学習を進めました。「ほらっち先生が動画で説明していたあの部分は、まとめシートのこの図に対応するな」というように、頭の中で情報をリンクさせることを意識しました。
- 得られた効果: これにより、断片的だった知識が整理され、それぞれの論点の繋がりが見えるようになりました。特に、類似した制度の比較や、法律の体系的な理解に非常に役立ちました。図解で覚えたことは記憶に残りやすく、試験本番でも「あの図の、あの部分だ!」と思い出すことができました。
- 相棒その3:スタディング – 網羅性と演習で知識を盤石に
- なぜ選んだか: スタディングは、他の2教材と比較して情報量が豊富で、より詳細な知識までカバーしている点が魅力でした。また、スマートフォンやタブレットで手軽に問題演習ができる機能も重宝しました。
- 私の使い方: 正直なところ、スタディングの講義動画は説明的で、私には少し頭に入りにくい部分もありました。そのため、メインのインプットはほらっちチャンネルとまとめシートで行い、スタディングは「知識の補完」と「問題演習」という補助的な位置づけで活用しました。具体的には、ほらっちチャンネルやまとめシートで学んだ論点について、より深く理解したい場合や、周辺知識を確認したい場合に、スタディングの該当箇所を参照する形です。また、付属の問題集や過去問セレクト講座は、アウトプットの練習として非常に役立ちました。
- 得られた効果: スタディングを併用することで、知識の網羅性が高まり、「この論点は大丈夫だろうか」という不安を軽減することができました。また、問題演習を通じて、知識の定着度を確認し、弱点を把握することができました。
【重要】3教材の連携プレーと学習サイクル 私の基本的な学習サイクルは、以下の通りです。
- 導入・全体像把握: まず、特定のテーマについて「ほらっちチャンネル」を繰り返し視聴し、概要と重要ポイントをインプットします。
- 整理・記憶定着: 次に、「一発合格まとめシート」の該当箇所を読み込み、図解や表で知識を整理し、視覚的に記憶に焼き付けます。必要に応じて書き込んでもよいと思います。
- 補完・演習: 最後に、「スタディング」で関連箇所の詳細な説明を読んだり、問題演習に取り組んだりして、理解を深め、知識の定着を図ります。
- 過去問演習: ある程度インプットが進んだ段階で過去問に取り組み、間違えた箇所や理解が曖昧な箇所は、再度上記の教材に戻って復習します。
このサイクルを繰り返すことで、効率的に知識を積み上げていくことを目指しました。
今回は、私が中小企業診断士1次試験の「中小企業経営・政策」対策で実践した教材活用法と勉強方法についてお伝えしました。もちろん、これが唯一絶対の方法ではありませんし、教材の合う合わないも人それぞれだと思います。
大切なのは、ご自身の状況や学習スタイルに合わせて、最適な方法を見つけ出し、諦めずに最後までやり抜くことです。特に「中小企業経営・政策」は、直前期の頑張りが点数に結びつきやすい科目の一つだと私は感じています。
試験日が近づくにつれ、焦りや不安を感じることもあるかと思いますが、皆さまがこれまで積み重ねてきた努力は、決して無駄にはなりません。
この記事が、少しでも皆さまの合格の一助となれば、これほど嬉しいことはありません。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
■おわりに
次回は、とし さんの登場です。
お楽しみに!
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