初学者の2次対策(12):計算問題の対応方法。

おはうございます。水曜朝げっち@タキプロです。


今週の官報にて診断士登録が告示されまして、正式に診断士として登録されました。タキプロ内で一緒に実務従事に取り組んだメンバーに九州メンバーも加え、タキプロ一同ぞろぞろ名前が載ってまして、なかなか感慨深いです。新聞

2次受験する皆さんも、早ければ7カ月後には自分の名前が官報に載るかもしれません。そのためにも、残り1カ月、気合いを入れて乗り切りましょうね!タキプロメンバーもブログや勉強会を通じて一緒に走り抜けます
メンバーの想いは1つ。「診断士を目指す方の合格確率を1%でも高めたい」です

さて、前回の記事はこちら。私の経営分析方法の具体例についてのお話でした。
→「初学者の2次対策(11):げっちの経営分析パターン。

今回は「初学者の2次対策」第12話。事例Ⅳのその他計算問題対策等について、簡単に触れますね。

私は昨年、事例Ⅳ第3問の計算問題では、ケアレスミスを連発したため、恐らく0点だったと思います。よって、今回は失敗談から学ぶ教訓という前提でお読みくださいね。


   メモ~~~~~~~~~~~~~~

 まず計算問題で重要なのは、制約条件を見落とさないこと。


設問を読む際は、要求解釈制約条件の確認がポイントですが、事例Ⅳ計算問題の場合は、特に、制約条件を1つでも見落とすと命取りになります。しかも、これでもかというぐらいに5つも6つも制約条件が次々に出てきます。①②③と丸数字を振るとか、四角く囲むとか、とにかく制約条件は見落とさないよう工夫しましょう。

ちなみに昨年の事例Ⅳでは、「計算の結果は小数点第3位を四捨五入せよ」との制約条件が何と冒頭1ページ目の与件文最後に書いてありました。こういう変化球もありますので、とにかく制約条件はチェックにチェックを重ねましょう。

   メモ~~~~~~~~~~~~~~

 続いて、重要なのが計算を正確に行うこと。

計算問題に取り組み始めて、実際に電卓を叩き始めるのは午後4時を回っているはず。頭も体もボロボロに疲れている状態で注意力も散漫になってきています。そこで、記述問題以上に計算問題では下書きが重要です。

つまり計算プロセスを全部下書きします。1次試験と違って何度もチェックし直す時間があるので、どのような手順で計算したのか、制約条件計算式を間違っていないか、後から分かるように整理しておくことが重要です。

小学生の時、筆算を繰り返したり、中学の時、証明問題で長々と数式を幾つも書いたりしたと思いますが、それと同じで計算の途中経過を後でパッと読み返せるようにしておくのがポイントです。

ちなみに昨年の場合、私はこれが全くできていませんでした。そもそも日ごろから、意識的に下書きする練習してなかったんです(面倒だったので)。普段やってないことが本試験当日、しかも最後の最後の4事例目で突然できるようになる訳がないですよね。これは失敗でした。

   メモ~~~~~~~~~~~~~~

 電卓は完璧なまでにマスターしておきます。

特に、NPV計算などでは、「GT」キー(グランドトータルキー)とか「÷=」「÷==」とか「×=」とかを使いこなせるかどうかで、勝負の行方が大きく変わります。知らないと損します。初めて知ると、こんな便利な機能があったのかとショックを受けます。
これは慣れるしかないので、残り1カ月とことん電卓を使って計算問題をクリアする練習を重ねましょうね。では、具体的にどうしたらいいか…。それは昨年のタキプロ1期生メンバーがこんなページにまとめてくれています。

是非、一度ご覧になってみてくださいませ。

   メモ~~~~~~~~~~~~~~

 そして、記述問題でしっかり途中点を取りましょう。

昨年の第3問がそうですが、計算問題ではほとんどの人が正解できないものもあります。そういう意味でも、難易度の見極めが重要。計算が合っている自信がない(他の受験生も間違えそうだな)と感じた場合は、着実に記述問題で点を確保するよう頑張りましょう。場合によっては、数値を入れずに方向性だけで答えるのもありだと思います。

   メモ~~~~~~~~~~~~~~

 最後に、事例Ⅳで重要なのは、やっぱり度胸、忍耐、精神的図太さ

昨年の場合、事例Ⅰ、Ⅱは比較的取り組みやすかったのですが、事例Ⅲでダメージを食らいました。ただ、恐らくは全員難しかったんだろうなと思い返し、すべては事例Ⅳで決着するだろうなと考えました。

昨年までは休憩時間が20分間でしたから、トイレ行って戻ってきたら、もう机上の資料をしまう時間。気持ちの入れ替えが特に大変でした。しかし、今年からは休憩時間が30分間に伸びます。事例Ⅲ→事例Ⅳへの頭の切り替え気持ちの切り替えをどうするか。従来以上にポイントになるかもしれませんね。

試験最直前期には、是非、本番タイムスケジュールと合わせて1日4事例を解いてみる練習を何日間か重ねましょうね。

ということで、長くなりましたが、計算問題では必ずミスするぐらいの気構えで臨んだ方が良いと思います。7割を狙いに行って5割確保するぐらいのイメージでしょうか。経営分析でしっかり合格点を取れていれば、何とかなると思います。

逆に言えば、平常時なら計算問題で7割は正答できる力が重要です。2次試験の財務計算問題で出題される領域は比較的限定されていますので、過去問や模試、2次対策用計算問題集などを毎日コツコツこなしていくだけで、今からでも十分間に合います。手抜ぬかりない対策を是非
次回以降は以下のような内容を考えています。

チェックマークげっちの解答プロセス(前編)
チェックマークげっちの解答プロセス(後編)
チェックマーク事例を解いた後は振り返りがポイント
チェックマーク解答振り返りの具体的方法
チェックマーク難易度想定が重要な理由
チェックマーク難易度判定の具体的方法
チェックマーク読解力の鍛え方
●分析力の鍛え方
●編

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です