【受験を検討されている方々へ】中小企業診断士試験について byりょお

読者の皆さん、お久しぶりです！
タキプロ14期の りょお と申します。
宜しくお願いします。

まずは、先日の合格発表で見事に合格された方々、おめでとうございます。そして、口述試験お疲れ様でした。
私は1/13(日)にタキプロの名古屋口述セミナーに参加してきましたが、タキプロのリアル勉強会でお会いした方々と口述セミナーで再会でき、非常に嬉しく思いました。

さて、今回の記事は「試験制度」ということで、中小企業診断士試験に挑戦しようか悩んでいる方に読んでいただけますと幸いです。

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■はじめに
■1次試験
■2次筆記試験
■2次口述試験
■おわりに

■はじめに

中小企業診断士試験を経て、中小企業診断士として登録するには、下記の流れに沿って受験を進めていく必要があります。
1次試験(8月上旬)⇒2次筆記試験(10月下旬)⇒2次口述試験(1月中旬)⇒実務補習or実務従事⇒登録
本記事では、1次試験と2次試験の概要についてご説明できればと思います。

■1次試験

1次試験の特徴は、7科目という試験範囲の広さでしょう。1科目毎のボリュームも少なくない為、合格するには幅広い知識を身につける必要があります。詳細については、下記の通りです。

【試験科目】
1日目
経済学･経済政策：「企業行動と供給曲線」、「消費者行動と需要曲線」、「市場メカニズム」、「財政政策と金融政策」など
財務･会計：「簿記の基礎」、「管理会計」、「キャッシュフロー計算書」、「意思決定会計」、「証券投資論」など
企業経営論：「経営戦略」、「組織論」、「人的資源管理」、「マーケティング」など
運営管理：「生産のプランニング」、「生産のオペレーション」、「店舗･販売管理」、「物流」など

2日目
経営法務：「民法に関する知識」、「会社法に関する知識」、「知的財産権に関する知識」など
経営情報システム：「情報技術に関する基礎知識」、「セキュリティ対策」、「データベースの構造」など
中小企業経営・中小企業政策：「中小企業概論」、「中小企業向け施策」、「中小企業白書」、「小規模企業白書」など

【試験概要】
・試験時間：60分or90分
・試験方式：マークシート式(100点満点)
・試験日：8月上旬
・合格発表：9月上旬
・合格基準：総点数の60％以上であって、かつ1科目でも満点の40％未満の科目がないこと
　※科目合格制度があり、満点の60％以上の科目は3年間免除される。

【合格率】
令和4年度：28.9%
令和3年度：36.4%
令和2年度：42.5%
令和元年度：30.2%

1次試験の合格率は25～45％程度となっています。
十分に対策し、科目合格制度や合格基準を上手く活用することで、合格が見えてくると思います。

■2次筆記試験

1次試験に合格することで、合格年度とその翌年度の2年間に限り2次筆記試験に挑戦することができます。
この2年間のうちに合格を勝ち取りましょう！！

【試験科目】
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅰ：「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅱ：「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅲ：「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ：「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」

【試験概要】
・試験時間：80分
・試験方式：記述式(100点満点)
・試験日：10月下旬
・合格発表：1月上旬
・合格基準：総点数の60％以上であって、かつ1科目でも満点の40％未満の科目がないこと
　※科目合格制度なし

【合格率】
令和4年度：18.7%
令和3年度：18.3%
令和2年度：18.5%
令和元年度：18.3%

私は中小企業診断士試験の合否の分岐となるのが、2次筆記試験ではないかと思います。
1次試験合格者を2割まで絞るテストでもあり、難易度は非常に高くなります。